ニュース
一体輸送可能な移動式破砕設備REXEモバイル「RXM136F」初号機納入【川崎重工業】
2021年3月30日
一体輸送可能な移動式破砕設備REXEモバイル
「RXM136F」初号機納入
REXEモバイル「RXM136F」
川崎重工グループのアーステクニカは、骨材生産、廃材(コンクリートガラ)処理等向け新型移動式破砕設備REXE(レグゼ)モバイル「RXM136F」を販売開始し、2021年3月に初号機を納入しました。
今回納入したREXEモバイル「RXM136F」は、従来機「RXM136」の構成機器全てを新設計し、40%以上の重量低減を実現しました。必要な機器(振動フィーダ、破砕機、排出コンベヤ)、走行用クローラ、動力源であるディーゼルエンジン発電機をコンパクトにユニット化し、構成機器を分解することなく、輸送用低床トレーラへ自走で乗り入れが可能になりました。
また、定置式破砕設備の導入において必要な基礎工事や電気工事、輸送先での荷下ろし用レッカーの用意、構成機器の現地組立・据付作業が不要となるため、破砕設備の導入コストを低減できます。さらに、原料の採取場所に合わせて破砕設備を移動できるため、原料輸送にかかっていた工期とランニングコストをも低減でき、骨材生産、廃材(コンクリートガラ)処理業者様のニーズにマッチした設備となっています。
アーステクニカはこれからも、優れた破砕技術の提供を通じて、地球環境の保全および循環型社会の実現に貢献していきます。
■「REXEモバイル」の主な特長:
(1)REXEモバイル専用ジョークラッシャ(圧縮式破砕機)の搭載
大能力と容易なメンテナンス性で好評を得ている定置式破砕機REXEジョーと比較し、機高を約25%下げて軽量化を行いながら、破砕機能力に最も影響を与える破砕室形状はREXEジョーと同じV型破砕室を採用し、REXEジョーと同等の破砕能力を確保したREXEモバイル専用ジョークラッシャを搭載しています。
(2)独自の駆動構成による燃費消費率と走行出力の向上
第4次排ガス規制をクリアしたディーゼルエンジンを採用し(*1)、このディーゼルエンジンによって電気・油圧を同時に生み出しています。また、エンジン出力制御により、走行時は燃料消費率が2%以上(エンジン定格出力時)改善するとともに、走行出力は従来機から約20%向上しています。
(3)操作性・メンテナンス性の向上
新設計操作パネルはタッチパネル式で、移動式破砕機の起動・停止、粒度調整からメンテナンスまで一箇所で集中操作が可能です。また、振動フィーダ、原料ホッパには、軟鋼と比べ2倍以上の耐摩耗性を有する特殊鋼板を採用することで、損耗部分の長寿命化を図っています。
■REXEモバイルRXM136Fの仕様
型式 | RXM136F |
破砕機型式 | RMJ3622 |
供給口寸法 | 920×560mm |
処理能力(*2) | 最大200t/h |
オプション | 磁力選別機、ズリ排出コンベヤ |
*1 少数特例2014年基準適合車
*2 処理能力は、供給物の性状、粒度や運転条件により変動します。
【お客様の製品お問い合わせ先】
営業部破砕機営業課
Mail:ETCL@earthtechnica.co.jp
川崎重工業株式会社 ホームページはこちら