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Azmee Inc. は、「特殊車両用安全AIカメラシステム」に新たに取付キット3機種をラインナップに追加します。 【アズミー】

2021年3月17日

  

Azmee Inc. は、「特殊車両用安全AIカメラシステム」に
新たに取付キット3機種をラインナップに追加します。

新設計の旋回・走行センサーユニットと車種別専用ハーネス・ブラケットにより
取付作業にかかる工数が約半分になりました。

  

Azmee Inc.(名古屋市 代表取締役 堀内 雄一)は、同社の Embedded AI 技術を搭載し、昨年2020年5月19日に発売開始した〈Safety2.0 レベル1〉コンポーネント認証取得(※1)の特殊車両用安全AIカメラシステム【ACUC-0002】に新たに設計した「走行・旋回センサーユニット」と、車種別に合わせた専用のハーネスとブラケットを同梱した取付キット3機種を設定し、2021年3月17日にラインナップに追加いたします


フォークリフト装着例1

Azmee Inc. は、Embedded AI 技術を使ったシステムの研究開発を行っているハードウェア・スタートアップです。昨年2020年5月19日に発売を開始した〈Safety2.0 レベル1〉コンポーネント認証取得(※1)の特殊車両用安全AIカメラシステム【ACUC-0002】は、実証導入から含めると数百台の装着実績と1年以上に渡る稼働実績に達し、様々な事業者様より評価いただいております。今回、初の改良を加えて用途の多かった車種別に3種類の取付キットとしてラインナップを追加いたしました。また、これらの取付キットには各車種専用のハーネスおよびブラケット類などを見直し、新設計の「走行・旋回センサーユニット」を同梱することによって、装着作業にかかる時間がおよそ半分で済むようになり、現場での作業がより一層効率的になりました。


適合車両

特徴

●追加ラインナップ


追加ラインナップ

変更点

●新設計の「走行・旋回センサーユニット」


走行・旋回センサーユニット2

中型フォークリフトでは前進の荷扱い時にのみAIの警告をオフしてオペレーターの負担を軽減、通常の後退時には時速15kmまでAIの警告をオンとして接触災害を未然に防ぎます。また、走行中に近づいてくる作業員に対して、社外品の警告スピーカーなどを連携し駆動できるので危険範囲からの立ち去りを促す運用ができます。 建設機械では作業開始する直前まで周囲が無人になっているかを1秒も漏らさずAIが警告を行います。無人となった(警告されない)後に作業を開始、作業中は周囲に社外品の警告ランプ、スピーカーなどを連携し駆動できるので立ち入り禁止をお知らせします。どちらも、内部の設定によって機器連携方式を選べますので、現場の運用方法に合わせて最適化が図れます。

  

●配線構成


構成図

●中型フォークリフト検知範囲と取付箇所


中型フォーク2

中型フォーク1

●建設機械検知範囲と取付箇所


建設機械1

建設機械2

●安全AIカメラシステム【ACUC-0002】の概要


Embedded AI

AI の実装としてクラウド型やエッジ型のシステムがありますが、フォークリフトや建設機械などに装着するためには主にコストと電力、パッケージングの問題点で大きなデメリットがありました。Azmee Inc.ではそれらの問題を解決できる Embedded AI の特徴を生かし、AIの持つ「認知・判断」の学習モデルを低コスト、低電力で堅牢な小型カメラに組み込んでいます。これにより、各車両の死角側をすり作業員などを見分ける AI の学習モデルを小型カメラで実行でき、当然ながらネットワーク不要での動作を実現しています。安全AIカメラシステムは安価に導入いただけるため、建設建築事業者様や倉庫業者様、また各機械のレンタル事業者様において所有する全ての車両の「標準的な安全装置」として大量導入することができ、オペレーターや作業員の安全教育も均質化できるメリットがあります。加えて、Safety2.0 レベル1〉コンポーネント認証を取得しているため、既存の車両に取付するだけで、Safety2.0 認証を行った現場への導入が簡易化され、運用の柔軟性が向上します。


Safety2.0

●Embedded AI によってキャリブレーションレス・装着が簡単
既存市場の事故防止システムは、車両メーカー標準装着の高額なシステムのほか、複雑なシステムのアフターパーツがあり、専門業者によって装着後にキャリブレーション(システムの初期設定)や様々な機器との連携セットアップを必要とするなど、導入に際しては高額なコストを必要としていました。Azmee Inc.の Embedded AIでは特徴点を認知するというディープラーニングを小型カメラに組み込んでいるため、最低限の装着基準を満たせばキャリブレーションレスで作業員などを背景から分離し、危険な動きだけを検知する能力を発揮できます。これにより社内整備士やお付き合いのある整備業者様で簡単に取付が可能です。

●ブラケットの改良
今回、追加された建設機械用安全AIカメラシステム取付キット【ACUC-0002HM】には、強固に装着できるボールマウントを付属しています。


ボールマウント・ブラケット(カメラ側)

ボールマウント・ブラケット(車両側)

●オプションパーツなど


オプションパーツ

●カメラ仕様(1台あたり)
電源:DC 12V もしくは DC 24V(10.8V〜28.8V 使用可能)
アース方式:マイナスアース方式
最大消費電流:250mA 以下
出力映像:鏡像
撮像素子:1/3インチ カラーCMOSイメージセンサー
画素数:約31万画素(センサー部約130万画素)
画角:水平約180°/垂直約135°
IRカット:有り
最低照度:約0.1lx以上
S/N:約130dB(標準照度にて)
同期方式:内部同期
映像出力:NTSC方式準拠 1Vp-p(75Ω)
解像度:約350TV本
音量:約60〜75dB
音色:2.2kHz
検知照度範囲:60lx以上
検知対象物速度:対人 約8km以下
対車両 約25km以下
動作温度範囲:-30〜70℃
保存温度範囲:-40〜85℃
防水構造:IP68(カメラ本体),IP67(ケーブルコネクタ)
外形寸法:41(W)mm×29(H)mm×38(D)mm(カメラ本体)
61(W)mm×23(H)mm×43(D)mm(ブザー)
質量:600g(延長ケーブルなど含む)
ケーブル長:2.2m(カメラ本体)
5.5m(延長ケーブル):別売15m延長ケーブルあり
1m(ブザーケーブル):別売3m延長ケーブルあり
規格:JIS A 8338(附属書 B)準拠

●走行・旋回センサーユニット仕様
電源:DC 12V もしくは DC 24V(10.8V〜28.8V 使用可能)
アース方式:マイナスアース方式
検出方式:3次元ジャイロセンサー方式
制御ソフトウェア:中型フォークリフト用/建設機械用(発注時に指定)
警告接点出力:4出力/各2A以下/(最大安全AIカメラ装着数)
最大消費電流:500mA 以下
動作温度範囲:-30〜70℃
保存温度範囲:-40〜85℃
防水構造:IP67
外形寸法:210(W)mm×40(H)mm×150(D)mm(ケーブルブッシングを除く)
内部に画面分割器【ASSC-0001】収納可能(取付キット時は収納済)

●価格
オープンプライスです。詳しくはAzmee Inc.もしくは販売代理店へお問い合わせください。
・安全AIカメラシステム取り付けキット
 中型フォークリフト用取付キット【ACUC-0002FL】JAN:4580059640144
 建設機械用取付キット【ACUC-0002HM】JAN:4580059640151
 特大タイヤ車用取付キット【ACUC-0002BW】JAN:4580059640168
・走行・旋回センサーユニット(単品)
 中型フォークリフト用【APTR-0001FL】JAN:4580059640175
 建設機械用【APTR-0001HM】JAN:4580059640182

●Azmee Inc.(アズミー株式会社)

2017年6月に創業した名古屋市のハードウェアベンチャーです。Azmee Inc.はエッジ型「AI」システムの先にある、組み込み型「AI」である Embedded AI システムの先見性をとらえ、いち早い社会実装を実現することを目的としています。「全てのデバイスを知能化する」ことを実現するため、「AI」が持つ「認知・判断」能力をセンサーやアクチュエーターなどの小さなデバイスでも実行できるように研究開発だけでなく、販売までを一貫した体制で行っています。

※1 一般社団法人セーフティグローバル推進機構(IGSAP)が審査、認証を行います。
   2020年3月13日プレスリリースをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000031970.html
※2 装着後の車両を現場で展開し認証を行う場合は、必ず現場を管理監督する施工会社などとの連携を
   行ってください。

  

  

  

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