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ダッカ6号線向け都市高速鉄道車両の初編成を出荷【川崎重工業】
2021年3月4日
ダッカ6号線向け都市高速鉄道車両の初編成を出荷
MRT6号線向け車両 |
川崎重工は、バングラデシュのダッカ都市交通会社(Dhaka Mass Transit Company Limited:以下、DMTCL)向け都市高速鉄道(以下、MRT)6号線車両を神戸港より出荷しました。2021年4月に首都ダッカの車両基地に到着し、その後、現地での納入整備、走行試験等を経てDMTCLに引き渡されます。
今回出荷したMRT車両は、当社と三菱商事株式会社が2017年8月に共同で受注した24編成(144両)の初編成(6両)です。軽量・高耐久性を特長とするステンレス製車両で、室内用CCTVカメラに加え、ワンマン運転時に乗降客やプラットフォームの状況を確認するための車外用CCTVカメラを装備し、客室内の乗客だけでなく、乗降客やプラットフォーム上の安全にも配慮しています。また、大容量空調装置を1両につき2台搭載し、高温多湿の現地環境においても快適な車内環境を実現します。
6号線は、バングラデシュで初めて建設されるMRTで、ダッカの中心地を南北に結ぶ全長約20km、16駅で構成される全線高架の路線です。ダッカのMRT開発は、日本政府のインフラ輸出戦略等の下で、計画策定段階から一貫して独立行政法人国際協力機構(JICA)がバングラデシュ政府の支援を行っており、6号線はJICAが同政府との間で結んだインフラ整備支援に関する円借款契約により建設が進められています。
現在ダッカでは、6号線以外のMRT建設も計画中であり、経済発展と都市化の進展により、今後MRT車両の需要が継続的に増加することが期待されています。
当社は、本件を機に今後もバングラデシュでの鉄道車両ビジネスを積極的に展開するとともに、インフラ整備の一環として都市交通建設計画が進む開発途上諸国での鉄道整備を通じて、経済の発展および安全・安心な社会の実現に貢献していきます。
■ ダッカMRT6号線向け車両の概要
(1)車種 : 通勤車両 (6両×24編成、計144両)
(2)寸法 (先頭車) : 19.8m(長さ) × 2.95m(幅) × 4.1m(高さ)
(3)車体素材 : ステンレス鋼
【参考URL】
受注時のプレスリリース > https://www.khi.co.jp/pressrelease/detail/20170807_1.html
企業ブランドムービー『鉄道車両篇』 > https://youtu.be/r00XC-i-2xg
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