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京大発ベンチャーGLM、京都でEVスポーツカー量産開始【グリーンロードモータース】
2012年7月19日
~ニチコン㈱・出井伸之氏・江崎正道氏等が資本参加~
電気自動車(EV)の開発販売を行うグリーンロードモータース㈱(以下 GLM、本社:京都市左京区吉田本町京都大学VBL内、代表取締役社長:小間 裕康、URL: http://www.greenlordmotors.co.jp )は、この度EVスポーツカー「トミーカイラZZ」の量産を京都府舞鶴市にて開始することを決定しました。
量産開始までに必要な資金調達も完了し、本年度より量産を開始いたします。
発売される車両は、2013年春に開設予定の大阪北再開発PRJ「ナレッジキャピタル」での出展が決定しております。
「トミーカイラZZ」のご紹介
12年前にガソリン車として販売され、公道でも走れるレーシングカーとして、今なおファンを魅了している「トミーカイラZZ」。ライトウエイトスポーツカー「ロータス・エリーゼ」に対抗する車として海外でも評価が高く、SONYのゲーム機PlayStationのソフト「GRAN TURISMO」にも登場しており、ファンの間では復活が期待されている人気の車です。最新の技術で刷新されたEV車では、大手自動車メーカー出身のチーフエンジニアのもと、当時のトミーカイラのエンジニアが集結し、車体も、デザインもすべて新しく生まれ変わります。
ご存じでしたか? 実は“京都”はスポーツカーの名産地なのです。
童夢、コジマ・エンジニアリング、そして、トミーカイラ。
クルマ好きならその名前を聞くだけで心熱くする伝説的スポーツカーメーカーはみんな“京都”から生まれました。
そして、京都企業の部品を集めれば電気自動車(EV)の基幹システムがすべて出来上がる事もよく知られた事実です。
トミーカイラZZのEV車は、京都府の運営する「次世代自動車パートナーシップ倶楽部」に設立された『京都電気自動車開発ワーキンググループ』の活動の一環として、京都の部品メーカーを中心に参画事業者との共同事業として開発を進めて参りました。サプライチェーンの整ったKYOTOから、幻のスポーツカーが発信されます。
独自の製造方式 GLM「 京都 生産方式」により設備投資を大幅にコストダウン
GLM「 京都 生産方式」では、部品を車台部分(Platform)と、ボディカウル(Exterior)に分けて製造します。独自開発されたPlatformは、それだけで剛性・強度等すべての性能を完結させる合理的構造です。(特許出願済)
そのため、Exteriorは、軽量な樹脂素材でも衝突安全性能に配慮した構造を採用でき、専用金型やロボット溶接等の高価な設備投資の必要がないハンドメイドによる車体製造が実現します。
今回増資で資本金は1億5千万円に ニチコン㈱・出井伸之氏・江崎正道氏等が資本参加
出井伸之(元ソニー㈱ 会長)・江崎正道(元グリコ栄養食品㈱ 会長)・那珂通雅(元シティグループ証券㈱ 副社長)
中西竜雄(中西金属工業㈱ 社長)・ニチコン㈱(東証・大証1部)・松重和美(京都大学前副学長) 他(五十音順)
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