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米国イリノイ工場で『アウトランダースポーツ』の現地生産を開始【三菱自動車工業】
2012年7月17日
三菱自動車は、このほど、同社の米国における製造・販売会社ミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカ・インク(本社所在地:カリフォルニア州サイプレス、以下、MMNA)の生産工場(所在地:イリノイ州ノーマル市、以下、イリノイ工場)で、コンパクトSUVの『アウトランダースポーツ』(日本名:RVR)の生産を開始し、本日、これを記念してラインオフ式を行いました。
イリノイ工場では、これまで北米地域向け専用車種として『ギャラン』『エクリプス』『エクリプススパイダー』『エンデバー』の生産を行ってきました。今般、同工場の生産モデルを世界戦略車である『アウトランダースポーツ』に切り替えるとともに、北米市場向けに止まらず、ロシア、中南米、中東の各市場向け車両の生産及び輸出も開始することとしました。
イリノイ工場での年間生産台数は5万台レベルを計画しており、将来的にはこれを7万台規模にまで引き上げることを検討しています。三菱自動車は、今後、このイリノイ工場を同社の海外生産・輸出拠点と位置づけ、適正レベルの生産台数を確保していきます。
三菱自動車の相川哲郎常務はラインオフ式に際し、「当社は現在、世界中の多くのお客様のご要望にお応えできるグローバルなクルマづくりを進めております。イリノイ工場で働く一人ひとりの手により、米国のみならず、世界の市場に向かって作り出される『アウトランダースポーツ』とともにさらなる飛躍を目指します。成長を続ける米国市場は当社の最重要市場の一つであり、この新たな転換を機に今後も米国事業にコミットしてまいります。」と語りました。
『アウトランダースポーツ』は、世界的に小型車需要が伸びる中で投入された、三菱自動車のラインナップの中心的役割を果たす世界戦略車です。2010年2月に日本で発売して以降、順次、販売地域を世界各国に広げ、2012年6月末時点の累計世界販売台数は25万台に上っています。米国では2010年9月の発売以来、同社ラインナップをけん引する最量販車種となっています。
MMNAイリノイ工場の概要
1. 所在地 : 米国、イリノイ州ノーマル市
2. 生産開始 : 1988年
3. 敷地面積 : 257万平方メートル
4. 建物面積 : 19万平方メートル
5. 生産車種 : アウトランダースポーツ
6. 生産台数 : 31,000台(2011年度実績)
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