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真夏の3連戦も第二幕。得意なSUGOでGT-R勢の反撃に期待高まる!【日産自動車】

2012年7月18日

– 2012 SUPER GT 第4戦プレビュー –


SUPER GT第4戦SUGO GT 300km RACEが、7月28日・29日に宮城県仙台市近郊のスポーツランドSUGOで開催されます。SUGOラウンドは、1994年から行われてきた伝統の一戦で、当初は秋に行われていましたが、2005年からこの時期に開催されるようになり、シリーズの行方を占う上で重要な中盤の1戦として開催されています。


日産陣営のチーム・パッケージングは前戦セパンと同様で、NISMOは本山哲とミハエル・クルム(ドイツ)のコンビで#23 MOTUL AUTECH GT-Rを走らせます。またMOLAの#1 S Road REITO MOLA GT-Rが柳田真孝/ロニー・クインタレッリ(イタリア)、チームIMPULの#12カルソニックIMPUL GT-Rが松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ブラジル)、そしてKONDOレーシングの#24 D’station ADVAN GT-Rが安田裕信ビヨン・ビルドハイム(スウェーデン)となっています。

この時期のSUGOは気温が高く、前回のセパンや8月の鈴鹿と合わせて”真夏の3連戦”とも呼ばれています。その反面、雨に見舞われることもしばしばで、その際には気温・路面温度も急激に低下することから、特に、サーキットに持ち込むタイヤ選択に関して、各チームの監督やエンジニア、あるいはタイヤエンジニアの頭を悩ませることも少なくありませんでした。コースの最大の特徴は、高速の最終コーナーと、それに続く登りのメインストレートで、ここをどう攻略するかでラップタイムは大きく左右されます。テクニカルな一面を持ちながらも、この最終コーナーから登りストレートによって、SUGOはパワーサーキットに分類されるコースとなっています。そのために、エアリストリクターが全車2ランクアップとなった今シーズンは、2007年に記録された現コースレコードが、5年ぶりに更新されることも充分に予想されています。

今シーズンはまだ、優勝を手にしていないGT-R勢ですが、アクシデントやトラブルなどで結果に結びついていないだけで、充分な速さを見せているのも事実です。そして昨年、ここSUGOで初優勝を飾ったMOLAが、そのまま勢いを持続してチャンピオンに輝いたように、今回のSUGOをジャンピングボードにすべく、各チームが必勝を期しているのはいうまでもありません。特に、連覇を目指す#1と、タイトル奪回を狙う#23にとっては、目標を達成するためにも、そろそろ優勝が欲しいところです。また、#12や#24にとってもその想いは同じで、4台のGT-Rによる日産陣営の巻き返しが期待されています。

シーズン中盤の重要な1戦となる今回は、GT-R勢と同様、ライバルも気合を入れ直してシーズン中盤戦に臨んでくることでしょう。パワー・サーキットな一面とテクニカルなセクションを併せ持つSUGOは、オールマイティなレーシングマシンを目指してきたGT-Rにとって得意なコースのひとつですが、ホンダHSVはGT-Rに似たキャラクターであり、やはりここを得意とするだけに、今回もまた手強いライバルとなることが予想されます。もちろん、ここまで2勝を飾っているレクサス勢も見逃せません。各陣営が、ここでどんな戦い方を見せるのか、注目が集まっています。

また、ここまで、その速さを見せてきたNDDP RACINGの#3 S Road NDDP GT-Rには、初優勝の期待も高まっています。


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