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フォルシア、ルノーグループと水素貯蔵システムで提携

2021年2月24日

  

フォルシア、ルノーグループと水素貯蔵システムで提携

  

 フォルシアとルノーグループは、小型水素商用車向けの水素貯蔵システム分野で提携合意したことを発表しました。

 フォルシアは2021年末より、小型商用車向けに初の水素貯蔵システムの供給を開始します。本システムは、フランスのバヴァンに開設された自社の水素貯蔵技術グローバルセンターで開発・製造を行います。供給量の増大に伴い、同国アレンジョワに建設中の自社水素貯蔵システム専用新工場でも増産を拡大していきます。
 

■フォルシアのクリーンモビリティ エグゼクティブバイスプレジデント、マチアス・ミドライヒのコメント

 「今回の提携は、『エネルギー大転換の礎』や『ゼロエミッション・モビリティ実現に向けたベストソリューション』として両社が共に掲げる水素利用拡大へのビジョンを明示しています。燃料電池電気自動車の技術は、駆動システムの組み合わせにおいて2030年に向け存在感を増しており、当社も主要リソースを尽くし、技術の導入を加速させています。」
 

■ルノーグループのエンジニアリング・エグゼクティブバイスプレジデント、ジル・ル・ボーン氏のコメント

 「水素貯蔵システムに関するフォルシアとの提携は、小型商用車向けに市場対応可能な水素技術の提供や、欧州で急成長する水素自動車市場で30%超のシェア獲得をめざすための戦略の一環です。本提携により、フランスでグリーンエネルギーの水素および燃料電池を取り扱う独自の包括的バリューチェーンを構築したり、新たな価値を生み出す活動を行うなど、パートナー企業のプラグ・パワー社と共有する大きな目標を推し進めることができます。」
 

■フォルシアについて

 フォルシアは1997年に誕生し、自動車業界において世界的なメジャープレイヤーとなるまでに成長しました。世界37カ国に248の事業所と37の開発拠点を持ち、104,000人の従業員を擁しています。自動車用シート、インテリアシステム、クラリオンエレクトロニクス、そしてクリーンモビリティの4つの事業分野で世界をけん引しています。コックピット・オブ・ザ・フューチャーとサステイナブル・モビリティという成長戦略を元に技術の開発に注力しています。2019年度のグループ売上高は178億ユーロでした。フォルシアはユーロネクスト・パリ証券取引所に上場し、CAC Next 20構成銘柄に名を連ねています。詳しい情報は、www.faurecia.comをご覧ください。
 

■ルノーグループについて

 ルノーグループは、モビリティ「再発明」の最前線に立つ企業です。日産・三菱自動車とのアライアンスや独自の電動化技術・知識を活用し、ルノー、ダチア、ラダ、アルピーヌといったグループが保有する5ブランドの相互補完性を高めることで、従来からの顧客に対し、革新性と持続可能性を備えた新たなモビリティを提案しています。現在世界130カ国以上に事業所を構え、18万人超の従業員を擁するルノーグループは、2020年に290万台を売り上げました。モビリティ市場の動向に沿って取り組みを行う体制は整っているため、グループでは新たな技術とサービスの進展、競争性・調和性・電動化で他社に先んじる最先端のクルマ開発に重点を置き、意欲的な価値の創造化に注力しています。また、環境課題も踏まえ、2050年までに欧州でカーボンニュートラルの実現を目指します。
 

  

  

  

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