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ドライバーの快適性を高めるアクティブシートベルトプレゼンターを発表【TRW】

2012年7月9日

ドイツ・ホッケンハイム リンク(2012年7月4日)-世界有数の自動車部品メーカーで、アクティブセーフティ(予防安全)・パッシブセーフティ(乗員安全)システムの世界的リーダーであるTRWオートモーティブ・ホールディングス(本社:米国ミシガン州リボニア、以下TRW)は本日、シートベルトの装着を補助する新しいアクティブシートベルトテクノロジーを発表しました。TRWが今回発表したアクティブシートベルトプレゼンターは、シートベルトを「手の届きやすい」位置に自動で送り出すことにより高齢ドライバーや身体の不自由なユーザーのシートベルト装着を支援すると共に、乗車時にシートベルトの着用を促す機能も提供します。

このシートベルトプレゼンターは、Bピラー内部のハイトアジャスターに実装されます。乗員が座席に座ると、シートベルトプレゼンター(Bピラー内の小型アーム)によって乗員の手が届きやすい位置までベルトが前方に送り出され、乗員がベルトを取るとアームは元の駐車時の位置に戻ります。トリムを除いてBピラーの仕様変更を施す必要はなく、簡単にシートベルトプレゼンターを実装することができます。

TRWのグローバルアクティブ拘束システム担当シニアエンジニアリングマネージャであるウーヴェ・クラス(Uwe Class)は次のように述べています。「TRWのアクティブシートベルトプレゼンターのようなシステムは、他の車種に比べてBピラーが後方にありシートベルトに手が届きにくい、クーペやコンバーチブルなどのモデルに最適です。TRWでは、今後4ドア、5ドアの車種でも利用が可能になるよう、研究開発を進めています。世界的に高齢化が進行する中、TRWのシートベルトプレゼンターのような快適性を高める機能は、今後ますます重要になると考えています。また、TRWは安全システムを提供する企業として、シートベルトの装着を積極的に推進しています。 TRWのシートベルトプレゼンターは、実装する車種によって200mmから500mmの範囲でシートベルトを前方に送り出します。完成車メーカーとの連携を通じて、乗員がベルトを手にしたり、装着時の体のひねりを最小限に抑えることができる最適なポジションについて研究を進めています」。

なお、このアクティブシートベルトプレゼンターは、2016年から生産が開始される予定です。

TRWについて

TRWオートモーティブは世界有数の自動車部品サプライヤー。ニューヨーク証券取引所上場。米国ミシガン州リボニアを本拠とし、子会社を含め26カ国で事業を展開する。従業員数は世界で約60,000人。主要製品は、車両コントロールシステム、ドライバーアシストシステム、ブレーキシステム、ステアリングシステム、サスペンションシステム、セーフティシステム(シートベルトおよびエアバッグ)、電子部品、エンジンコンポーネント、ファスナー部品など、この他アフターマーケットの交換部品と各種サービスの提供も行っている。2011年度の売上高は162億ドル。日本国内では、TRWオートモーティブジャパン㈱として事業を展開、主要日本自動車メーカーに製品を提供している。
同社に関する詳細な情報は、Webサイトhttp://www.trwauto.co.jp/でもご覧いただけます。

本プレスリリースにおける「TRWオートモーティブ」、「TRW」、「当社」などの文言は、別途記載がない限り、すべてTRWオートモーティブ・ホールディングスとその子会社を指します。

*本リリースは、7月4日(現地時間)にドイツ・ホッケンハイムリンクで発表されたリリースの日本語版です。

お問い合わせ先 : taj-info@trw.com


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