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ばら積運搬船「 IZUMI 」の引き渡し【川崎重工業】

2021年1月26日

ばら積運搬船「IZUMI」

川崎重工は、本日、中国遠洋海運集団有限公司と共同運営している南通中遠海運川崎船舶工程有限公司(NACKS、中国南通市)において、WEALTH LINE INC. (ウェルス ライン インク) 向け81型ばら積運搬船 「IZUMI(イズミ)」(当社第8058番船/NACKS第321番船)を引き渡しました。

本船の引き渡し、主要目ならびに特長は次のとおりです。

<引き渡し>
2021年1月26日

<主要目>
全長      228.90m
幅(型)    32.24m
深さ(型)   20.20m
満載喫水(型) 14.50m
総トン数    43,987
載貨重量    82,005t
貨物倉容積   97,762m3
主機関     MAN B&W 6S60ME-C8.5 ディーゼル機関 1基
        連続最大出力 9,670kW × 89回転/分
航海速力    約 14.2 ノット
乗船定員    25名
船級      ロイド船級協会
船籍      マーシャル諸島

<特 長> 
1)船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石などの貨物を搭載可能な7つの船倉を有しています。
2)省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を搭載するとともに、推進効率の高い形状のプロペラ、
  当社が開発したカワサキフィン付ラダーバルブおよびコントラフィン付セミダクトなどの推進性能に
  寄与する技術を採用し、燃費の向上を図っています。


3)省エネルギー技術の採用によって燃料消費量およびCO2排出量を低減させることで、本船に要求される
  EEDI規制※1のフェーズ1のみでなく、フェーズ2相当の削減量を達成しています。

※1. EEDI(Energy Efficiency Design Index)規制:
1トンの貨物を1マイル運ぶ際に排出されるCO2のグラム数として定義されるエネルギー効率設計指標(EEDI)を用いて、新造船の省エネ性能に関する規制値への適合を強制する国際規制。フェーズ1ではフェーズ0から10%のCO2削減、フェーズ2ではフェーズ0からの20%のCO2削減が要求される。EEDI規制値は建造契約日と引渡日に応じて段階的に強化される。2013年1月発効。








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