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世界初! 『低周波磁界の人体曝露測定可視化システム』を計測器メーカー3社合同で構築!【ノイズ研究所/日置電機/ローデ・シュワルツ・ジャパン】

2012年7月3日

~【空間磁界可視化システム 発売のご案内】~


㈱ノイズ研究所、日置電機㈱、ローデ・シュワルツ・ジャパン㈱の3社は、お互いをソリューションパートナーとして、電子機器や電気設備などから発生する低周波磁界の結果をカラー強度分布と実画像を合成し可視化する、世界初のシステム(EPS-02EMF system)を発売します。

低周波磁界による人体への影響については、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)が「商用周波数磁界下における人体曝露のレベル値」を設定し、国際電気標準会議(IEC)や日本工業会規格(JIS)においても測定基準が定められていますが、電磁波と人体への影響の因果関係が明確になっていないこともあり、一部の専門的な領域にとどまっておりました。
しかしながら、効率を重視したパワーインバーターが多用される家電製品、太陽光発電などの電力設備や鉄道車両、また電気自動車(EV/PHV)の普及に伴い、急速に進んでいる充電スタンド、及び今後拡大する非接触給電など、電磁波の実態をより詳しく把握する必要性が増してきております。
この度、3社が提案するシステムは、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)が定めた低周波磁界の
参考レベル測定を行うもので、カメラの画像から磁界測定センサーの位置検出を行い、そのセンサーで測定した信号をリアルタイムで周波数解析すると共に強度レベルを把握し、その強度分布を測定対象物の実画像と重ね合わせてパソコンのモニタ上にカラー表示できるシステムであり、日置電機㈱のICNIRP2010要求に対応した3軸出力可能なセンサー、ローデ・シュワルツ・ジャパン㈱のトレーサビリティと高速なFFTを兼ね備えたオシロスコープ、そして、㈱ノイズ研究所の“ノイズを見える化する”ソフトウェア開発力を持ち寄ることで実現できたシステムです。

㈱ノイズ研究所

磁界測定器の位置をカメラで認識、周波数解析した磁界データを収集し、実画像と合成表示するシステム

日置電機㈱

ICNIRP(2010年版)の要求に準拠した3軸出力が可能な低周波磁界測定器

ローデ・シュワルツ・ジャパン㈱

低周波磁界測定器の3軸方向の各磁界信号を高速なFFTで周波数解析できるオシロスコープ


※このシステムの基本特許は、㈱ノイズ研究所が実施契約をしている国立大学法人 金沢大学(特願 2007-223275)
およびノイズ研究所(特願 2012-097176)によるものです。


この低周波磁界を“見える化”できるシステム(EPS-02EMF)を使用することで、これまで見えなかった磁界分布の状態をより明確にでき、対策にかかる時間の短縮に大きく寄与することと確信しております。


ローデ・シュワルツについて
Rohde & Schwarzグループ(本社:ドイツ・ミュンヘン)は、エレクトロニクス分野に特化し、電子計測、放送、無線監視、特殊業務用無線において世界をリードしています。79年前に設立され、世界70カ国以上に拠点を持ち、約8,400人の従業員を擁しています。グループの年間売上(会計年度2010/2011)は、16億ユーロに上ります。


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