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【会津バス】電気バスへの「テレマティクス・システム」設置【みちのりホールディングス】
2020年12月4日
電気バスに「テレマティクス・システム」を導入します。今後、電気バス車両や充電器を多数導入していく場合の各種課題解決策の一つとして、「テレマティクス・システム」によるデータに分析等を行っていく計画です。
株式会社みちのりホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役グループCEO:松本順、以下「みちのりHD」)、会津乗合自動車株式会社(本社:福島県会津若松市、代表取締役:佐藤俊材、以下「会津バス」)は、ビーワイディージャパン株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長 劉学亮、以下「BYDジャパン」)の協力を得て、会津バスが2018年12月から運行しているBYD製の電気バスに「テレマティクス・システム」を導入しました。
これら電気バスでは、これまではバス運転士等による運行ごとの走行距離・バッテリー残容量等の記録をもとに、電費把握や充電タイミング等の管理を行ってきましたが、今後、より多くの電気バス車両を管理していくことを想定し、「テレマティクス・システム」を導入しました。
同システムは、運行中の電気バスの放電状況(バッテリーの残容量)等や、充電器の稼働状況をリアルタイムで把握し、各種データをクラウド上に蓄積するため、多数のデータを正確に記録することが可能になります。今後、電気バス車両や充電器を多数導入していく場合、下記のようなエネルギーマネジメント上の課題が出てきますが、その課題解決の一つとして、今回の「テレマティクス・システム」を活用したデータによる分析を行っていく計画です。
―導入車両の性能・スペックの検討/充電器の性能・スペック・台数の検討
―運行交番と充電スケジュール等の最適設計
―充電コストの最適化
―地域電力量とのバランス・ピークカット など
●会津バスの電気バス(現有車両)
・BYD製中型ノンステップ電気バスK7RA×3台
・航続距離:180㎞(フル充電時)
・バッテリー容量:217kwh
2018年12月より、冬季は会津若松市内、夏季は尾瀬シャトルバスとして運行。
●テレマティクス・システムの概要
■フリート情報等
・車両一覧情報/充電器稼働状況一覧 など
■リアルタイム遠隔モニター
・SOC(バッテリーの残容量)/速度、走行距離/機器情報 など
■稼働カレンダー
・車両別日程別稼働状況/稼働日における走行距離 など
■トラッキングデータ
・(指定日時ごとの)走行ルート/マップ上での運行ルートのトレース(任意の動画再生スピードで) など
*データ取得頻度
・30秒ごとに上記データをクラウド上にに送信し、会津バス側でデータを取得し蓄積します。
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