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国内初。加速度計遠心校正の事業者に認定【共和電業】
2020年11月30日
国内初。加速度計遠心校正の事業者に認定
加速度計を用いた安全性能試験の信頼性向上に貢献
このたび株式会社共和電業(本社:東京都調布市、代表取締役社長 執行役員:田中 義一)の品質管理本部 標準器室は、国内で初めて(※1)加速度計の遠心校正でISO/IEC 17025(※2)の要求事項に適合した校正事業者にNITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)より認定されました。
当社は今回の認定に基づいた加速度計の遠心校正で、国家認定機関のマーク(IAJapan認定シンボル)と相互承認マーク(ilac-MRAマーク)のある校正証明書を発行し、国内外の自動車産業で行われる安全性能試験の信頼性向上に貢献いたします。
■加速度計の校正証明書についての情勢
当社は、2017年に加速度計の振動校正のJCSS登録・認定事業者となりました。しかし、国内で多く使用されている、ひずみゲージ式加速度計は遠心校正が行われているため、お客様からは遠心校正でもJCSS振動校正と同様のIAJapan認定シンボルとilac-MRAマークのある校正証明書のご要望をいただいておりました。
近年、自動車の性能を評価するうえで、加速度計の校正の正確さが重要視されており、自動車産業の国際的な品質マネジメントシステム規格(IATF16949 ※3)においても国家認定機関のマークを校正証明書に含めることが求められています。
■IATF16949対応の校正証明書が発行可能
このたび遠心校正でISO/IEC 17025の要求事項に適合した校正事業者として認定されたことで、国家認定機関のマークがある校正証明書の発行が可能になり、遠心校正でIATF16949の外部試験所に関わる要求事項を満たすことができるようになりました。
当社が発行する加速度計の校正証明書は国際的に高い信頼性を持ち、お客様のトレーサビリティ管理のコスト削減にも貢献いたします。
■校正サービス開始時期
2021年1月より受付開始予定
遠心式加速度校正装置
対象加速度計(代表例)
汎用
ASH-A
・ASH-A
・AS-GA/GB
・AMA-A
・AMAS-A
自動車衝突試験用
ASD-B
・ASD-B
・ASE-A
・ASDR-A-1K
・ASM-200BA
※1 加速度計の校正方法であるISO 16063-17:2016(振動及び衝撃トランデューサの校正方法 ― 第17部 遠心による
1次校正)で加速度計の校正を行う校正事業者として国内で初めて認定される。
※2 ISO/IEC 17025 試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項
※3 IATF16949 自動車産業品質マネジメントシステム規格-自動車産業の生産部品及び関連するサービス部品の組織に対する品質マネジメントシステム要求事項
▼共和電業について
共和電業はひずみゲージを日本で最初(1951年)に商品化し、応力計測の分野で社会に安全と安心を提供する技術創造企業です。ひずみゲージとは、物体に加わる外力によって伸びたり縮んだりする変形の量を電気信号として検出するセンシング素子で、構造物の強度を知る上で欠かすことのできないものです。ひずみゲージを応用した荷重、圧力、加速度などのセンサや計測器、計測システムを自社グループで一貫して開発製造し、多業種にわたるお客さまの様々な計測ニーズにお応えしています。
商 号: 株式会社共和電業
代表者: 代表取締役社長 執行役員 田中 義一
所在地: 〒182-8520 東京都調布市調布ヶ丘3-5-1
設 立: 1949年6月
事業内容: 官公庁、大学、自動車関連メーカーなどの民間企業等の実験研究分野における応力測定機器の製造販売。
産業機器・FA分野における工業用計装機器の製造販売。ダム、橋梁、トンネル等をはじめ都市土木、
港湾、海洋関連の各種土木建築用計測機器の製造販売。各種計測コンサルタント業務。
資本金: 17億2,399万円
U R L: https://www.kyowa-ei.com/
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