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中日新聞社より「H145//BK117 D-3」ヘリコプターを報道用として初受注【川崎重工業】

2020年12月9日

 

「©Airbus Helicopters/Eric Raz」

川崎重工は、株式会社中日新聞社より最新型ヘリコプター「H145//BK117 D-3」(以下、D-3)を受注しました。本件は、同社と東海テレビ放送株式会社の報道用ヘリコプターとして共同運航される予定です。当社のD-3の受注実績は6機目となり、報道用としては初めての受注となります。

D-3は、現行機であるBK117 D-2(以下、D-2)の改良型です。フルフラットフロアを備えた余裕のあるキャビンスペース、多用途性に優れた後部の観音開きカーゴドア、高高度におけるホバリング(空中停止)性能の向上、低騒音化、そして最新のアビオニクス(電子機器)搭載によるパイロットの負荷低減などのD-2の特長を継承しつつ、最新式のメインローター・システム(5枚ブレード・メインローター)などにより、以下のとおり性能を向上させています。

1. 有効搭載重量を約150kg増加:最大全備重量※を約100kg増加したほか、機体重量を
   約50kg軽減したことにより、D-2に比べ有効搭載重量が約150kg増加。
2. 整備期間を約50%短縮:点検項目の削減および整備が容易な構造の最新式メインローター・システムの
   採用により整備期間を短縮。

BK117ヘリコプターは、欧州のエアバス・ヘリコプターズ社と国際共同開発した中型双発機で、救急医療、消防・防災、警察、報道、人員輸送、物資輸送などで活躍しています。1983年の初号機納入以来、機体の改良を重ね優れた技術力と高い信頼性により当社納入分(2020年12月9日現在)で179機、エアバス社納入分を合わせると全世界で1,600機以上の納入を誇るベストセラー機です。

当社は今後とも、BK117ヘリコプターの性能向上、および各種用途に合せた装備品を開発するとともに、これまでの納入実績に裏付けられた高い信頼性や、開発・製造・販売・アフターサービスまで全て当社で行えるきめ細やかなサポート体制を活かし、国内外問わず積極的な営業活動を展開していきます。

 【H145//BK117 D-3型ヘリコプター主要諸元】








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