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スポーツツーリング向け二輪車用タイヤ「BATTLAX SPORT TOURING T32」を2021年2月より発売【ブリヂストン】
2020年11月27日
スポーツツーリング向け二輪車用タイヤ「BATTLAX SPORT TOURING T32」を2021年2月より発売
- 確かな接地性による扱いやすさに加え、ウェット性能を大幅に向上 -
株式会社ブリヂストンは、2輪車用タイヤブランド「BATTLAX」において、扱いやすさだけでなくウェット性能が向上したスポーツツーリングカテゴリー用タイヤ「BATTLAX SPORT TOURING T32(バトラックス スポーツ ツーリング ティーサンニー)」を2021年2月より発売します。発売サイズは22サイズで、全てメーカー希望小売価格を設定します。
■タイヤ情報
「BATTLAX」は、1983年の誕生以来、レースやスポーツ、ツーリングをはじめとしたモーターサイクルのカテゴリーに装着できるブリヂストンの二輪車用タイヤのブランドで、多くの新車装着タイヤにも採用されています。各モーターサイクルメーカーと共働で、バイクの特長を最大限に引き出すため、日々技術革新しています。今回発売する「BATTLAX SPORT TOURING T32」は「BATTLAX SPORT TOURING T31」の後継商品として、走るシーンを選ばないスポーツツーリングラジアルとして、あらゆる路面で確かな接地性を発揮し、ライダーが扱いやすく、更にはウェット性能を向上させたスポーツツーリングカテゴリーの商品です。
「BATTLAX SPORT TOURING T32」は、ウェット路面でのトラクションやブレーキ性能、コーナリンググリップを高めるため、「PULSE GROOVE(パルスグルーブ)」を採用しました。溝の形状を脈動形状にするとともに、ディフレクターを設置することで、水の流れを均一化し水の流れる速度が増すことで排水性を高め、従来品※1対比ウェット制動距離が7%短縮※2しています。また、当社独自技術「ULTIMAT EYE(アルティメット アイ)※3」により、接地面での粘着域を従来品対比増加したことに加え、リアタイヤでは接地面積を13%向上※4し、ドライやウェットなどさまざまな路面での接地感を高め、コーナリングでのグリップ性を向上しました。
また、中~重量車向けオプションスペック(GTスペック品)をラインアップしています。中~重量車特有の重厚感にマッチさせるために、溝配置・パタン剛性を最適化し、従来品※5対比摩耗ライフ10%※6向上しました。
当社グループは、「2050年にもサステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンを掲げています。その実現に向けて、「断トツ商品」であるモーターサイクルブランド「BATTLAX」の商品ラインアップを充実し、より多くの方々にご愛用頂ける画期的な商品を提供し、コア事業である足元のタイヤ・ゴム事業の更なる強化を推進します。そして、当社独自技術に磨きをかけながら、様々なイノベーションを基盤とした画期的なソリューションの実現を通じて、社会価値および顧客価値を最大化するとともに、安心・安全なモビリティ社会に貢献します。
※1 従来品とは、「BATTLAX SPORT TOURING T31」を指します。
※2 詳細は添付資料をご参照ください。
※3 タイヤに求められる性能を最大限に高めるブリヂストン独自の徹底したシミュレート&計測技術。
タイヤ開発時にシミュレーションとタイヤの現物の計測を繰り返し行うことで、タイヤ解析のさらなる精度向上を図ります。
※4 詳細は添付資料をご参照ください。
※5 従来品とは、「BATTLAX SPORT TOURING T31(GTスペック品)」を指します。
※6 詳細は添付資料をご参照ください。
【資料】「BATTLAX SPORT TOURING T32」に採用した技術と商品の特長は次の通りです。
1. 採用技術と商品の特長
(1)パタン技術
「BATTLAX」初のパルスグルーブの搭載により、均一な水の流れを実現し、排水性を向上。ウェット路面でのグリップ性能を確保し、トラクション性能やブレーキング時のグリップを高め、急な天候変化でも高い安全性・安心感のあるハンドリングを提供します。
【テスト条件】
・車両 : カワサキ Z900
・テスト場所 : ブリヂストンプルービンググランド
・タイヤサイズ : (FRONT)120/70ZR17 M/C (REAR)180/55ZR17 M/C
・試験内圧 : (FRONT)250kPa、(REAR)290kPa
・テストライダー: 当社テストライダー
(2) 接地性の向上
当社独自技術「ULTIMAT EYE(アルティメット アイ)」を駆使し、リアタイヤでの接地面積を13%向上させ、ドライやウェットでの接地感を高めるとともに、コーナリング時でのウェットグリップを向上。確かな接地感による扱いやすさとウェット性能の両立を実現
【テスト条件】
・タイヤサイズ: (FRONT)120/70ZR17 M/C、(REAR)180/55ZR17 M/C
・試験内圧 : (FRONT)250kPa、(REAR)290kPa
・キャンバー角: 30deg
・試験場所 : 当社技術センター室内のタイヤ動的接地面解析装置
(3) 性能評価結果
①ウェットブレーキ性能
【テスト条件】
・車両 : YAMAHA FZ8
・テスト場所 : ブリヂストンプルービンググラウンド(路面の種類:アスファルト、水深:2mm)
・タイヤサイズ : (FRONT)120/70ZR17 M/C、(REAR)180/55ZR17 M/C
・試験内圧 : (FRONT)250kPa、(REAR)290kPa
・テストライダー : 当社テストライダー
・フロントブレーキによるテスト結果
②GTスペック品 摩耗ライフ比較
【テスト条件】
・車両 : スズキ GSX1300R
・テスト場所 : ブリヂストンプルービンググラウンド
・タイヤサイズ : (FRONT)120/70ZR17 M/C、(REAR)180/55ZR17 M/C
・試験内圧 : (FRONT)250kPa、(REAR)290kPa
※クローズド環境における試験です
2.発売サイズ
本件に関するお問い合わせ先
<お客様> お客様相談室 TEL:0120-39-2936
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