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紙より薄い光源(iOLED®フィルム光源)をより多くの方々に【日本触媒】
2020年11月11日
紙より薄い光源(iOLED®フィルム光源)をより多くの方々に
~パイロットラインでの製造開始~
株式会社日本触媒(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:五嶋祐治朗、以下「日本触媒」)は、「紙より薄いフィルム光源(iOLED®フィルム光源)」のパイロットラインでの製造を開始します。これにより、これまで以上により多くの方々に手に取っていただけると共に、製品化に向けた数量の必要なご評価にも対応できるようになります。
iOLED®フィルム光源は、有機ELの長年の課題であった大気中の酸素や水分による素子の劣化を、日本触媒とNHKとの共同開発による材料および素子技術(iOLED®技術)により克服し、厚さ0.1mm以下と紙より薄く、高い柔軟性を実現しています
これまで、自動車業界、服飾業界、包装業界、美容・医療業界など多岐にわたる業界からお問い合わせをいただき、少量のサンプル提供を行ってまいりましたが、このたびパイロットラインを立ち上げ、より大規模で本格的な試験が可能になりました。製造する基板最大サイズは200mm x 200mmで、さらに一部製造ラインを自動化することで、生産能力を10倍以上に増強しました。このパイロットラインを活用して、様々な開発ステージのお客様に対してご希望の使用形態に合った色、形、特性を持ったサンプルを提供して参ります。
今後、12月に行われる新機能性材料展(オンライン)にてiOLED®フィルム光源を紹介します。当社ブースでは、薄さを体感いただく動画などをご覧いただけます。 当社は、このiOLED®フィルム光源の新しい光をもって、明るい未来を創造していくと共に、今後も独創的で優れた技術を開発・企業化し、企業理念「TechnoAmenity〜私たちはテクノロジーをもって人と社会に豊かさと快適さを提供します」の実現にまい進してまいります。
写真 200×200 mm サイズの基板で製造されたiOLED®
日本触媒について:
1941年の創業以来、自社開発の触媒技術を核に事業を拡大。酸化エチレンやアクリル酸、自動車用・工業用触媒などを世の中に送り出し、現在では紙おむつに使われる高吸水性樹脂で世界1位のシェアを誇っています。日本触媒は「テクノロジー(技術)」を通じて「アメニティ(豊かさ)」を提供する、という企業理念「TechnoAmenity」のもと、グローバルに活動する化学会社です。
https://www.shokubai.co.jp
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