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「CRF250L」「CRF250 RALLY」をフルモデルチェンジし発売【本田技研工業】

2020年11月13日

 Hondaは、力強く扱いやすい出力特性の水冷・4ストローク・DOHC・249cc単気筒エンジンを搭載し、市街地からオフロードまで幅広いシチュエーションでの軽快な走りが魅力のオン・オフロードモデル「CRF250L」「CRF250 RALLY」をフルモデルチェンジし、12月17日(木)に発売します。

 今回、CRF250LおよびCRF250 RALLYのフルモデルチェンジにあたり、従来から好評のオンロードでの扱いやすい性能はそのままに、オフロードでの走破性を高めるなど、よりトータルバランスに優れたモデルとすることを狙いに、力強い出力特性の実現と徹底的な軽量化を行いました。

 CRF250Lは、「On(日常の便利さ)とOff(休日の楽しさ)に磨きをかけた『Evolved※1 ON-OFF GEAR』」を開発コンセプトに、市街地などのオンロードでの扱いやすさと、オフロードでの走破性を高次元で両立しました。

 デザインは、競技用モトクロスマシン「CRF450R」のイメージを踏襲し、シャープで力強いスタイリングとしました。今回、新たに薄型のLEDヘッドライトを採用することで、軽量かつスリムな印象とアグレッシブな走りを予感させるものとしました。

 カラーリングは、レーシングイメージ溢れるエクストリームレッドを設定。

 また、日常での扱いやすさと足つき性に配慮した最低地上高245mm、シート高830mmのCRF250Lに対し、前後のサスペンションストロークを伸長し、シートの厚みを変更することで最低地上高285mm、シート高880mmを確保し、オフロード走破性を向上させたCRF250L<s>をタイプ設定することで、お客様の多様なニーズや嗜好に応えるラインアップとしています。

 CRF250 RALLYは「The Dakar Replica週末の冒険者」を開発コンセプトに、市街地からオフロードまで幅広いシチュエーションでの扱いやすさと、従来から好評を得ているツーリング性能や快適性をより一層向上させる開発を行いました。

 デザインは、ダカールラリーに参戦するレーシングマシン「CRF450 RALLY」の思想を受け継いだ、ウインドプロテクション性能に優れた大型ウィンドスクリーンやカウル、フレームマウントの左右非対称の二眼LEDヘッドライトにより、250ccクラスの枠を超えた威風堂々とした存在感のあるスタイリングを実現。今回、新たに容量12Lの大型フューエルタンクを採用し、燃費性能およびツーリング性能を向上。さらに、ハンドルウェイトの採用やステップにラバーを追加するなど各部の熟成を図り、振動の軽減や快適性、居住性を追求しました。

 カラーリングは、CRF450 RALLYを彷彿させるエクストリームレッドを設定。

 また、日常での扱いやすさと足つき性に配慮した最低地上高220mm、シート高830mmのCRF250 RALLYに対し、よりオフロード走破性を向上させることを目的に、前後のサスペンションストロークを伸長(最低地上高275mm、シート高885mm)させたCRF250 RALLY<s>をタイプ設定することで、お客様の多様なニーズや嗜好に応えるラインアップとしています。

※1 Evolvedとは「進化させていく」という意

販売計画台数(国内・年間)

CRF250L/CRF250L<s>        合計 2,200台
CRF250 RALLY/CRF250 RALLY<s>   合計 1,500台

メーカー希望小売価格(消費税10%込み)

CRF250L      599,500円(消費税抜き本体価格 545,000円)
CRF250L<s>       599,500円(消費税抜き本体価格 545,000円)
CRF250 RALLY      741,400円(消費税抜き本体価格 674,000円)
CRF250 RALLY<s>  741,400円(消費税抜き本体価格 674,000円)

* 価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません

CRF250L/CRF250L<s>・CRF250 RALLY/CRF250 RALLY<s> 共通の主な特徴

パワーユニット
・好評の水冷・4ストローク・DOHC・249cc単気筒エンジンに、吸排気系を中心としたチューニングを施し、
 オン・オフロードモデルに求められる出力/トルク特性を追求。インテーク側のカムシャフトを変更することで、
 吸気バルブタイミングを変更。市街地やオフロード走行で多用する低中回転域で、より力強く扱いやすい
 出力特性としています。
・吸排気効率の最適化を図った新設計のエアークリーナーやエキゾーストパイプ、マフラーの採用による
 吸排気効率の向上と点火時期の最適化により、ライダーのスロットル操作に対してリニアな出力特性を
 実現しました。
・市街地走行やオフロード走行時において多用する低中回転域を重視した出力特性と、パルス感のある排気サウンド、
 マスの集中化に寄与する軽量化を実現するため、新設計のマフラーを採用しました。
・クラッチの操作荷重を従来モデル比で約20%低減し、シフトダウン時の急激なエンジンブレーキによる
 後輪ホッピングを抑制するアシストスリッパークラッチを新たに採用。ライダーの疲労低減や扱いやすさの
 向上に寄与しています。
・ギアレシオは、力強いトルク特性に合わせ、街乗りやオフロード走行で多用する1~5速ギアをローレシオ化、
 高速道路でのクルージングを想定した6速ギアをハイレシオ化に設定することで、使い勝手を向上しました。

車体
・オフロード性能の向上を狙い、しなやかさと路面からの入力を受け止める強さをあわせ持つ最適な剛性と
 軽量化を追求した新設計フレームを採用しました。
・エンジン搭載位置を従来比20mm高い位置とし、クランクケース形状を変更してエンジン最下部の
 ドレンボルト位置を10mm上方に配置させることで、従来比30mm高い最低地上高を実現し、オフロードでの
 走破性を向上させました。
・車体の重心よりも高い位置にあるボトムブリッジを従来のスチール製からアルミ鍛造製に変更し、
 軽量化と軽快なハンドリング特性に寄与しています。
・<s>タイプは、サスペンションストローク量を従来モデルに対しフロント10mm、リア20mm伸長させた
 260mmに変更。リアサスペンションのリンクレシオの最適化を組み合わせることで、オフロード走行における
 衝撃吸収やオンロードでの乗り心地の向上に両立させました。
・ブレーキには、前・後輪にABSを標準装備し、後輪ABSは任意でキャンセル可能な機能を採用しました。

メーター
・利便性を高める機能として、ギアポジションインジケーター、燃費計を新たに採用しています。
・文字サイズを17mmから23mmに大型化し、白背景に黒文字のポジティブ液晶メーターを採用することで
 ライディング時の視認性をより高めています。

純正アクセサリー
・オフロードイメージを高めるラリーステップ、日常の使い勝手を高めるトップボックスや
 スポーツ・グリップヒーター、アクセサリーソケットなどをオプション設定しました。

CRF250L/CRF250L<s>の主な特徴

軽量化
・ABSシステムを追加装備することによる重量増加を抑制しながら、フレーム・吸排気系・電装全ての領域で
 徹底した軽量化を行い、CRF250L<s>は従来モデルCRF250L比4kgの軽量化を実現しています。 ライディングポジション
・シートは、着座面の幅とシート前方のスリム化により、最低地上高を高めながらも従来モデル同等の足つき性を
 実現しました。
・ハンドルは、絞り角を増やし乗車時の肘を自然な位置とし、軽快で素直な操作性を追求しました。
・ステップは、位置を従来モデルに対して後方に置くことで、エンジンと足の間の空間を確保し、
 つま先の自由度を高め車体への荷重入力をしやすくすることで操作性を向上させています。

ヘッドライト/ウインカー
・オフロードモデルの軽快なイメージを印象付ける薄型LEDヘッドライトを新たに採用。従来モデルよりも
 小型化しながらも広域かつ均一に照射する設定とすることで夜間走行での安心感にも寄与しています。
・ウインカーは、軽量なLEDウインカーを新たに採用しました。ステー部には柔軟性を持たせた
 フレキシブルラバーマウント構造を採用しました。

純正アクセサリー
・CRF250L/CRF250L<s>専用オプションとして、オフロードイメージを高めるナックルガード、
 スキッドプレートを設定しました。

CRF250 RALLY/CRF250 RALLY<s>の主な特徴

ツーリング性能
・フューエルタンク容量は、従来比2L増量の12Lとし、燃費性能の向上とともに、
 ロングツーリングなどでの使い勝手を向上させています。
・ハンドルは、アップライトな乗車姿勢を実現させる形状とし、走行中の手元への振動を低減する
 インナーウェイトを備えることでツーリング時の快適性を向上させました。
・シート着座面の幅は、CRF250Lに対して20mm広げ、取付け部にはラバーを採用。この専用シートとあわせ、
 ステップには振動低減に寄与するラバーを採用するなど、長距離走行時などでのライダーの疲労低減を目指しています。

主要諸元

お客様からのお問い合わせは、 「お客様相談センター 0120-086819(オーハローバイク)」へお願い致します。








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