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ラピッドプロトタイピングに適したエンジン制御モジュール「Cシリーズ」を発表【日本ナショナルインスツルメンツ】
2012年6月26日
● ナショナルインスツルメンツの子会社であるDrivven社が、「Cシリーズ」新モジュールを6種類リリース。これらの製品を使用することで、パワートレインの制御システム開発において、エンジンセンサやアクチュエータインタフェースのプロトタイプの作成期間を短縮(NI LabVIEW FPGAモジュールを使用)
● Cシリーズのモジュール式ハードウェアは、プラグアンドプレイでI/Oが使用できるため、エンジンインタフェースも数秒で換えることが可能
● システム開発ソフトウェアNI LabVIEW(注1)を使用することで、スパークや燃料噴射タイミングなどのエンジンパラメータを自在に設定することが可能
日本ナショナルインスツルメンツ㈱(本社:東京都港区、代表取締役:池田亮太、以下日本NI)は6月26日、エンジン制御用モジュール「Drivven Cシリーズ」を6種類リリースすることを発表します。これらの製品は、堅牢性に優れ、エンジンに特化したI/Oモジュールで、内燃エンジンシステムやアクチュエータと直接やり取りすることができます。NI LabVIEW FPGAモジュールでプログラミングできるため、エンジン制御アルゴリズムのプロトタイプを短期間に作成することができ、カスタム仕様のハードウェアを用意したり、長いコード文を変更したりする必要はありません。
このニュースについて
Ricardo社ガソリンエンジン部門 チーフエンジニア ジェイソンキング氏のコメント
「Drivven社のDirect Injector Moduleを採用したことにより、非常に短い期間で圧電インジェクタを動作させることができました。また、制御面のプログラムも簡単に短期間で行えたことから、インジェクションに関する新しい方策を策定しました。Drivven社の製品のコストパフォーマンスは、市場にあるどの製品をよりも優れています。」
Drivven Cシリーズモジュールの特長
● LabVIEW FPGAドライバ : オープンで直感的なプログラミング言語「NI LabVIEW」のアドオンツールを使用すれば、噴射のタイミングもソフトウェアパラメータも簡単に調整することができます。
● モジュール式I/O : 量産エンジンのコントローラに必要とされるあらゆるI/Oのプロトタイプを短期間のうちに作成することができます。
Drivven Cシリーズモジュールについての詳細は以下のリソースをご確認ください。
● 製品 : http://sine.ni.com/nips/cds/view/p/lang/ja/nid/210060
● NIのエンジン制御関連ソリューション : www.ni.com/enginecontrol
● ビデオ : http://youtu.be/P69SUZjJdrI/
■ 価格(税別) Drivven C シリーズ 12万円から
*価格は事前の通知なく変更される場合があります。ご了承ください。
(注1) NI LabVIEW
計測/テスト/制御システムの開発に使用されているグラフィカルプログラミング環境。テキスト行ではなくドラッグアンドドロップ式のグラフィカル関数ブロックでプログラミングでき、直感的なフローチャート表現によりコードの開発や管理、解釈が簡単に行える。
Drivven社について
Drivven社は米国テキサス州、サンアントニオを拠点として、自動車のコントロールおよびデータ集録ソリューションを提供する企業として2003年に設立されました。2010年12月31日よりナショナルインスツルメンツの子会社として、Drivven社の自動車のエンジンコントロールデザイン技術とNIのグラフィカルシステム開発ソフトウェアであるNI LabVIEWと再構成可能なI/Oハードウェアとを組み合わせた、エンジンコントロールデザイン、プロトタイプ、デプロイメントなどのオープンプラットフォームを提供しています。
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