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電気自動車「日産リーフ」を利用したダイナミックプライシング実証事業を開始【日産自動車】

2020年10月30日

電気自動車「日産リーフ」を利用したダイナミックプライシング実証事業を開始
EVの活用による分散型エネルギー社会の実現に向けて

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:内田 誠)は、ENEOS株式会社と協業し、電気自動車「日産リーフ」を利用したダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業* 1を開始します。11月2日より九州エリア* 2 にて実証参加者の募集を開始し、順次、実証に取り組みます。

本実証事業では、需要と供給のバランスにより商品やサービスの価格を変動させる「ダイナミックプライシング」を活用いたします。福岡県、長崎県において、「日産リーフ」を所有するお客さまで、所定の条件(添付別紙)を満たす方を対象に、ENEOSが夏季(7~9月)を除く10:00~14:00の間に電気をご利用いただいた場合、通常よりおトクになる特別な電気料金プランを提供いたします。その上で、時間別の電気料金がお客さまの電気自動車の充電行動に及ぼす影響を、充電データから分析・検証いたします。

電気自動車の持つ大容量のバッテリーは、社会の電力エネルギーとつなげることにより、CO2を削減する再生可能エネルギーの利用や、電力需要のピークシフトによる系統の安定化など、重要な役割を果たすことが出来ます。日産は、今回の実証事業により、系統安定化を保ちながら、再生可能エネルギー普及拡大に不可欠な電力の需給調整力に対する電気自動車の貢献度を実証いたします。

日産は、ゼロ・エミッション社会の実現に向け、他社に先駆けて2010年に電気自動車「日産リーフ」を量産化いたしました。その発売以降、電気自動車のパイオニアとして車両の高性能化を進めると共に、世界で約50万台、日本国内で約14万台の「日産リーフ」を販売してまいりました。

さらに、電気自動車の活用を通じて、全国の自治体や企業と協力し、防災、エネルギーマネジメント、温暖化対策などの社会課題の解決を目指す日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」活動に取り組んでいます。今後も、電気自動車の更なる普及と、クルマを超えた価値を提供することで、「クルマが人々の生活と社会を豊かにする未来」の実現を目指し、積極的に取り組んでまいります。

*1 本実証は、経済産業省が一般社団法人環境共創イニシアチブを通じて公募する
 「令和2年度 需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業費補助金」の
 「ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業」に採択されています。
*2 九州エリアは再生可能エネルギー、特に太陽光発電の導入が他地域と比較して進んでいます。

  

  

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