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アプリリアがライトウェイトミドルスポーツ『RS 660』を発表【ピアッジオグループジャパン】

2020年10月15日

アプリリアがライトウェイトミドルスポーツ『RS 660』を発表
アプリリアは新型の100 HP 660cc ツインエンジンを搭載した
全く新しいライトウェイトミドルスポーツ『RS 660』を発表しました。

研ぎ澄まされたシャーシ、ライトウェイト、新設計の100 HPツインエンジン、プレミアムな電子制御デバイス、そして息をのむほど美しく、スタイルとスマートさに新たな基準を打ち立てるカラー。RS 660はアプリリアブランドの真髄であり、テクノロジー、革新そしてデザインの完璧なる融合です。
*日本での販売価格や時期に関しては、後日改めてご案内いたします。

 

 

アプリリアの新たな時代 新たな技術を駆使し、新型の100 HP 660cc ツインエンジンを採用することで、軽量でありながら高性能で洗練されたデザインと、最先端テクノロジーに基づく新世代のバイクが生まれました。これはミドルクラスにおけるエンジンの再興であり、バイクに乗る喜びと楽しみを再発見させてくれます。

アプリリア RS 660は楽しく、気軽にスポーティな走りが楽しめるバイクのニーズに対応するために生まれた新しいモーターサイクルであり、スリリングなストリートでのライディングやサーキットにおいて最適です。


RS 660はスポーツ性というコンセプトを新たな高みに引き上げ、ハンドリング性能に優れた最適なパワーウェイトレシオを特徴としており、様々なライダーが乗りやすいバイクになっています。全体的にユニークなスタイルのバイクであり、そのカラーからみ見て取れるように最先端テクノロジーとスタイルというアプリリアの価値観を守っています。

1990年代にその目を見張るような色使いで黒と赤の独占状態を打破した最初のメーカーであるアプリリアが再び新たなスタイルを開拓すべく、RS660にアシッドゴールドを採用します。アシッドゴールドはモーターサイクルの世界でいまだかつてないカラーであり、最新のスポーティ性に新たな視点を加え、高性能モーターサイクルのスポーツスタイルに新たな基準を打ち立てます。

RS 660はスポーツバイク体験の日常的な喜び、そして楽しみを再発見させてくれます。スポーティ性の新しいコンセプトでありながら通勤やフルスロットルでのライディングにも適した万能型のバイクであり、同じ高揚感を味わうことができます。RS 660はこのクラスで初めてアプリリアのレース経験から生まれ、ストリートでのライディングを楽しむために提供されるプレミアムな技術を提供します。 183Kgという軽量で最大限の楽しみを提供し、より上位のクラスでも装備されているAPRC電子デバイスを採用しています。

【スタイル: 新世代のアプリリア】
アプリリア RS 660 はスタイルという点でも際立っており、今後のアプリリアスポーツバイクのシェイプの方向性を示しています。デザインは革新的で洗練されており、スポーティです。アプリリアスタイルセンターでは極端すぎるコンセプトを採用することなく、表面積の少ないダイナミックでモダンな形状を生み出し、ライダーとパッセンジャーに対してスポーツバイクでありながら開放感と快適性を提供し、同時に軽量でコンパクトさを強化することを目標としています。

フェアリングの主な特徴である機能は、アプリリアのスポーツバイク特有のトリプルLEDヘッドライトアセンブリです。 2つのメインのヘッドライトの周囲にはデイライトを配置しており、どのような条件下でもRS 660をすぐに認識できます。

ターンシグナルはDRLプロフィールに組み込まれ、フロントエンドがさらにコンパクトになっています。ライトシステムの複数の機能によってさらに安全なライディングが可能になっています。トワイライトセンサーによってロービームが自動的に点灯し、緊急ブレーキ時には自動キャンセル式のターンシグナルが点滅します。さらに、コーナリングライト機能によって追加された2つのライトがカーブの内側を照らすことでコーナリング時の可視性を高めることが可能になっています。

アプリリア RS 660ではエアロダイナミック性能を高めるための機能を取り入れたダブルフェアリングを採用しています。これはアプリリアの空力研究に対する成果を示す最先端のソリューションです。

デザインと機能の両立という2つの目標を達成するためのこれらの二次元表面の分析は特に困難を極めました。最初にCFD(数値流体力学)計算ソフトによって効率性を分析した後に風洞を用いた分析を行い、さらにストリートとサーキットの両方で評価を行います。このインスピレーションはレースの世界から得たものです。ダブルフェアリングの機能の1つは高速移動時の安定性を最適化しながら、風圧とエンジンやラジエータから発生する熱風から守ることでライダーの快適性を向上させることです。

RS 660のエルゴノミクスは高い完成度を誇っています。日常的なスポーティ性を念頭に置いてライディングポジションを設計しており、アプリリアは常にライダーとバイクの完全な統合に基づいてデザインしています。シート、フットレストそしてハンドルバーのトライアングルはあらゆる姿勢のライダーにとって最適である、ハンドルバーに対して前傾になりすぎず、フットレストの高さによって膝が曲がりすぎない快適で開放感ある位置関係です。そのため、ライダーは最大限のコントロール性を確保しながら、長距離移動による疲労を感じさせないライディング姿勢をとる事が可能となるため、RS 660はスポーツライディングと日常的な走行の両方に最適といえます。

シートは非常に快適なパッドを採用しており、側面にテーパー加工を施すことで足付き性の向上を図っています。大きめのサイズのリアシートパッドのデザインはV4ファミリーからインスピレーションを得ており、オプションでシングルシートカバーを装着することも可能です。

エキゾーストパイプをエンジン下に配置することでパッセンジャー用のフットレスト位置の自由度が高まり、快適性が向上しています。15リットルの燃料タンクはコンパクト性を高めるデザインを採用しており、ライダーはフェアリングの内側で守られるように快適にライディングすることが可能になります。

アプリリアスポーツモデルの伝統を受け継ぐRS 660は、ミラー、パッセンジャー用フットレスト、そしてナンバープレートホルダーのようなサーキットでは不要な部品を簡単かつ迅速に取り外すことが可能な設計となっています。

【アプリリアのシャーシ:ハンドリングと精密性の基準】
アプリリアが生み出すプレミアムなシャーシは伝説となっています。「アプリリア製」と言うだけでデザイン、品質、感触そして効果的なハンドリングが保証されます。

この伝統に沿って、RS 660 はアルミダイカストのフレームとスイングアームで構成され、スレンダーさに特化した全く新しい構造を特徴としており、このクラスではユニークな特色となっています。シャーシ寸法ではキビキビとしたハンドリングを最優先としています。1370 mm ホイールベースとステアリングヘッドのアングルを24.1°とするRS 660は優れたハンドリング性能を誇り、歴代のアプリリア製バイクのフロントエンドの特徴となっている精密な機能や感覚と融合させています。

フレームでは2本のラテラルビームをステアリングヘッドエリアとリアにボルトで固定しています。エンジンは強度メンバーとして最大化されており、コンパクトで軽量でありながら強固な構造に貢献しています。フレームをさらに軽量かつ不可欠なものとするため、スイングアームをエンジンに直接取り付けています。これはその長さを特徴とする一体鋳造であり、最適なトラクションや非対称アームを成形する上で役立ちます。これはアプリリアRSの歴史において一般的となっている技術的選択です。アジャスタブルショックアブソーバーの取り付け方法は、リンケージを介することなく優れた作動性が可能となり、重量をさらに軽減できます。

シャーシは41mm径のKYB製アジャスタブル倒立フロンフォークを採用、直径320 mmのスチールディスク、どちらもBrembo製のラジアルマウントキャリパーとラジアルマスターシリンダーで構成されるブレーキシステムを採用しています。RS 660のフロントタイヤは120/70 ZR 17、リアは180/55 ZR 17の高性能Pirelli Diablo Rosso Corsa IIタイヤを装着しており、ストリートでの安全性と楽しさ、サーキットで最高のパフォーマンスを引き出すためのグリップを保証します。RS660のハンドリング、俊敏性そしてコンパクト性とエンジン性能を組み合わせることでライダーが苦労することなくコーナーの続く道での楽しさとスリルを味わうことができます。

【アプリリアの新型100 HPツインシリンダーエンジンの優れた性能】
アプリリアRS660でベールを脱ぐ新型エンジンはその後のニューモデルでも採用される予定です。

この660 ccツインシリンダーユニットは1100 cc V4エンジンのフロントバンクに由来するコンパクトな新世代エンジンであり、コンセプトとサイズの両方においてそのV4エンジンに従い、Euro 5ホモロゲーションを取得しています。

この構成はそのコンパクトさと軽さを理由に選定しました。前後方向及び横方向の寸法を削減したエンジンによって、インテークやエキゾーストのような基本的なパーツの配置の自由度が高まりました。このエンジンではシャーシの一部となるストレスメンバーとしても機能し、リアにはスイングアームを接続しています。

前傾型の構成によって熱の分散が向上することでライダーの快適性が高まり、設計者による空間利用の自由度が高まりました。さらに、冷却機能も向上し、通過する空気の流れを加速させることを目的とするダブルフェアリングシステムもこれに貢献しています。同じくロングエキゾーストマニホールドも、全てがエンジン下に配置された非対称スプリットアウトレットのシングルピーステイルパイプに空気の流れを誘導する設計となっており、優れた重量配分と低重心による恩恵を受けています。

アプリリアの新型ツインシリンダーは、RSV4のパワフルなエンジン開発における実績の賜物であり、効率的かつ技術的なトライアルの背景に基づくものです。シリンダーヘッド、燃焼室、ダクト、シリンダーそしてピストンは全てV4由来です。同様に、1078 cc V4エンジンと同じように63.9 mmストロークの81mmのボアを採用しています。V4技術を採用するという決定によって最高の性能を保証しながら、その排気量と比較して高いピストンストローク速度を両立させることが可能となりました。当然のことながら、鋳型や金型を含めた全てのエンジンコンポーネントをゼロから開発しています。

新しいエンジンではクランクケースが水平方向に2つのピースに分かれており、シリンダーをアッパークランクケースに統合することで全体的な寸法を削減し、より頑強な構造を実現しています。シリンダーはクランクシャフトから横方向にオフセットされており、ピストン運動中の内部摩擦を最小限に抑えます。

ウェットサンプによる潤滑システムは、バイクが最大限バンクしている場合、もしくは減速や加速中の様なあらゆる走行状態でもエンジンオイルを確実に潤滑できるよう、オイルパンが下方向に突き出しており、オイルラインのインテークポート周辺に細心の注意を払っています。

この排気量のツインエンジンで得られる性能としては画期的であり、より排気量の大きい2気筒エンジンの性能に匹敵する、10,500 rpmで100 HPの出力を誇り、最大で11,500 rpm までパフォーマンスを発揮させることが可能です。また、8,500 rpmで67 Nm の最大トルクを発生し、最大トルクの80%を4,000 rpmで発生可能であり、6,250 rpm到達時には最大トルクの90%を発生します。

パフォーマンスと軽さに加えて、このプロジェクトではV型2気筒エンジンと同レベルの特性とパワーを引き出すことも目標としています。このため、コネクティングロッドピンを270°で配置したバルブタイミングを選定しました。そのため、燃焼は非対称であり、270°オフセットされていることにより燃焼間隔が不規則となり、V型2気筒エンジンと同じようなパフォーマンスとサウンドを実現することができます。

新しいエンジンではマルチマッピングを導入したライド・バイ・ワイヤ、電子アクセルを含めてアプリリアV4から直接採用した電子デバイスによって性能を保証しており、回転数が低い場合でも繊細かつスムーズな加速と最適な燃費を実現します。

【最高水準の電子デバイス:性能と安全性】
アプリリアRS 660のもう1つの独自機能が性能と安全性の実現を目的とした電子システムです。 これはこのカテゴリーの中でもトップクラスの性能を有するシステムであり、スーパースポーツクラスの一部のトップモデルが装備する機能をも上回っています。

アプリリアは常に電子デバイスの最先端(2007年に初めてライド・バイ・ワイヤスロットル制御を導入)を走っており、トップレベルのレースで磨かれ、一般ユーザーや専門家の両方から現在市場で最先端であると賞賛されているAPRC(アプリリア・パフォーマンス・ライド・コントロール)電子コマンドパッケージを採用しています。

RS 660は6軸慣性プラットフォームを装備しており、加速度計とジャイロスコープを搭載することで路面に対するバイクの状態を認識することが可能です。ライダーからのインプットを記録及び処理し、データをECUに送信、制御パラメータにシームレスに介入します。性能をサポートし、ストリートでのライディングを安全で楽しいものとするために開発されたRS 660 APRCには以下の機能が含まれます。

- ATC: アプリリア トラクションコントロール、繊細で高性能な介入ロジックを特徴とする調整可能な
   トラクションコントロール
- AWC: アプリリア ウィリーコントロール、調整可能なウィリー制御システム
- ACC: アプリリア クルーズコントロール、スロットル制御を使用することなく一定の速度を維持します。
- AQS: アプリリア クイックシフト、スロットルを緩める、もしくはクラッチを使用することなく高速で
   シフトチェンジできる電子制御ギアボックスシステムです。ダウンシフト機能も搭載しており、
   クラッチに触れることなくダウンシフトが可能です。提供されるソフトウェアによって部品を交換することなく
   レース用に逆チェンジシフトに変更させることが可能です。
- AEB: アプリリアエンジンブレーキ、減速時のエンジンブレーキを調整する制御システムです。
- AEM: アプリリアエンジンマップ、エンジン出力の特性や供給方法を変更するための様々な形式のマッピングです。

アプリリアRS 660ではスポーツ性能を損なうことなくストリートで最大限の安全性を確保するために最先端のマルチマップコーナリングABSを採用しています。このシステムは極めて軽量かつコンパクトであり、横加速度、フロントブレーキレバーにかかる圧力、バンク角度、ピッチとヨーのような様々なパラメータを継続的に監視する特殊なアルゴリズムにより、コーナリング時のブレーキングとABS介入を最適化することが可能になっており、ブレーキの挙動を調整することで減速と安定性を最適な形で両立させます。

アプリリアでは様々な条件下でのライディング体験を最大限高めるためだけでなく、走行時の快適性を向上させるために5つのライディングモードを開発しています。ライダーはニーズに合ったライディングモードを選択するだけで、トラクションコントロール、ウィリーコントロール、エンジンブレーキ、ABSそしてその他の調整可能なパラメータに関して最適な設定を自動的に選択できます。

ストリートでの使用には以下の3つのモードがあります。
・Commute:街中でのライディング
・Dynamic:ストリートでのスポーツライド
・Individual:電子制御機能を完全にカスタマイズ可能

サーキットでの使用には以下の2つのモードがあります。
・Challenge:RS660のポテンシャルを最大限に引き出すサーキットでのレースに最適なモード
・Time Attack:より習熟したライダーが電子設定を完全にカスタマイズするためのシステム

クルーズコントロールやトラクションコントロールを管理するためのクイックコマンドを用いるハンドルバー左側のスイッチボックス上の4ボタン式コントロールによって電子設定を簡単に管理できます。

RS660では軽量化を図るために軽量なリチウムイオンバッテリーを使用しています。

4色のTFTダッシュボード では様々なパラメータを完璧に表示します。ロード もしくは トラック に選択可能な表示モードでは、同じ数の指標が表示されます。さらにトワイライトセンサーによる夜間もしくは日中のバックライトの自動切換えが可能です。追加オプションであるアプリリアMIA(マルチメディアプラットフォーム)は、スマートフォンとバイクを接続することで計器の機能をさらに拡張できます。アプリリアMIAシステムの接続プロトコルでは、スマートフォンのバッテリー消費量を最小化し、ハンドルバー上に設置されるボイスコマンド、通話そして音楽の直感的な管理を行うためのインフォテインメントシステムとナビゲーション機能※の両方が含まれます。

※日本では機能しない内容が含まれます

【カラーラインアップ】
アプリリアではグラフィックとデザインに関する独自の歴史があり、常に新しいスタイルを開拓してきました。この歴史を尊重しながら際立ったデザインを実現するためにアプリリアRS 660のカラーレンジではこれまでにないアシッドゴールドを採用します。アシッドゴールドはRS660のダイナミックで若々しい特徴を最も適切に反映し、新しいアプリリアのデザイン機能をさらに強化します。

アプリリアRS 660には他に2つのグラフィックバリエーションがあります。ラバレッドはアプリリアの偉大なスポーツの歴史に立ち戻るカラーです。紫と赤の組み合わせは2ストロークエンジン時代の最後のスポーツバイクであり、今でもバイク乗りに愛され、コレクターからの人気も高い1994年のレジアーニレプリカバージョンに対するオマージュです。2つ目のエイペックスブラックは、これもアプリリアのスポーツの歴史の一部となっている完全な黒の外観を特徴としており、複数の明るい赤を際立たせることに成功しています。

【aprilia RS 660 主要諸元はこちら:https://prtimes.jp/a/?f=d41137-20201014-4038.pdf

 

 

アプリリア ジャパン公式ウェブサイト
URL:https://aprilia-japan.com/?id=prtimes

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