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テネシー州スプリングヒル工場へ20億ドルを投資 「キャデラック リリック」など電気自動車を生産【ゼネラルモーターズ・ジャパン】
2020年10月23日
テネシー州スプリングヒル工場へ20億ドルを投資
「キャデラック リリック」など電気自動車を生産
将来のクロスオーバー、ピックアップトラックおよびクルーズAV生産に向け
ミシガン州の5工場にも追加出資を実施
本プレスリリースは2020年10月20日に米国で発表された英語版プレスリリース(https://media.gm.com/media/us/en/gm/news.detail.html/content/Pages/news/us/en/2020/oct/1020-event.html)の抄訳版です。詳しくは、英文プレスリリースをご覧ください。
ウォーレン発- ゼネラルモーターズ(GM)は、テネシー州スプリングヒル組立工場を電気自動車(EV)の生産拠点へ転換すると発表しました。ミシガン州デトロイト・ハムトラミックの“ファクトリー・ゼロ(Factory ZERO)”、オリオンタウンシップにあるオリオン組立工場に続く、GMにとって3番目のEV工場となります。また、将来のクロスオーバーモデルやフルサイズピックアップトラックの生産に向けて、ランシングのデルタ・タウンシップ組立工場やフリント組立工場など、ミシガン州内の5つの工場への投資を正式に表明しています。
スプリングヒルで製造される最初のEVは新型「キャデラック リリック」で、続いて「キャデラック XT6」および「キャデラック XT5」が生産される予定です。この工場では、従来のキャデラックの内燃機関車と電気自動車の両方を生産していきます。
米国内の6施設への総投資額は合計20億ドル以上で、2009年以降にGMが米国の生産拠点に投資、あるいは投資を表明した総額は290億ドル以上となりました。
本日発表の投資計画は、以下の通りです。
・ラグジュアリーSUV「キャデラック リリック」を含む全電動自動車を生産するため、スプリングヒル工場に
20億ドルを投じます。この投資により、工場内のペイント部門とボディショップが大幅に拡張され、アッセンブリの
エリアは、新しい機械、コンベア、制御機器、工具などの導入によって全体的に刷新される予定です。
スプリングヒル工場の改修工事は直ちに開始されます。
・「GMC アカディア」の次世代モデルの生産をランシングのデルタ・タウンシップ組立工場に移行するため、
1億ドルを超える投資を行います。
・米国およびカナダの市場で大きなシェアを獲得しているヘビーデューティーピックアップトラックの
「シボレー シルバラード」および「GMC シエラ」を将来的に生産するための投資として、
フリント組立工場に3,200万ドルを調達します。
・フルサイズピックアップトラックや新型「シボレー タホ」および「サバーバン」、「GMC ユーコン」および
「ユーコンXL」、「キャデラック エスカレード」などの主要製品に搭載されているGM製10速トラック用
トランスミッションのオートメーション化を強化し、生産能力を高めるため、ロムルスのパワートレイン工場に
1,700万ドルを投資します。
・オリオン組立工場には350万ドル、さらにブラウンズタウン・チャーター・タウンシップのGM製造拠点に
75万ドルを投資します。いずれの投資も、オリオン組立工場における「クルーズAV」のテスト用車両の
追加生産に関連したものです。
・各モデルの発売時期や追加製品の詳細については、後日発表します。
GMの会長兼CEOメアリー・バーラは「GMは、米国内における従業員や地域社会への投資に全力を注いでいます。これらの投資は、今日のGM車の成功と、全車電動化の未来へのビジョンを裏付けるものです」と述べています。
GMはこの19カ月間、EVの生産設備を導入するために、米国内の3工場に45億ドル以上を投じています。
今年1月、GMは現在“ファクトリー・ゼロ”と名付けられたデトロイト・ハムトラミックの組立工場に22億ドルを投資すると発表しました。“ファクトリー・ゼロ”工場で生産されるさまざまな全電動ピックアップトラックやSUVの中で、最初にピックアップトラック「GMCハマーEV」の生産が2021年後半に開始され、その後すぐに自動運転EV専用モデル「クルーズ オリジン」が生産される予定です。
“ファクトリー・ゼロ”が完全に稼働すれば、今回の投資により2,200人以上の雇用が創出されることになります。また、GMは新型EVピックアップトラックの発売に関連するサプライヤー設備やその他のプロジェクトにも8億ドルの追加投資を行います。
2019年3月には、GMはオリオン工場へ3億ドルを投資してシボレーブランドの新型EVを生産し、同工場で400人の新規雇用を生み出すと発表しました。この新型シボレーEVは、既存の「シボレー ボルトEV」のラインアップに加わるとともに、数々の賞を受賞した現在のボルトEVのアーキテクチャの最新版をベースにデザイン・設計されます。
さらにGMとLG 化学は、合弁会社Ultium Cells LLCを設立し、23億ドル以上を投じてオハイオ州ローズタウンに最先端のバッテリーセル工場を新設し、1,100人以上の新規雇用を創出する見込みです。工場建設は現在、順調に進んでおり、この新たなバッテリーセル工場が、全車電動化の未来に向けたGMの取り組みにおいて重要な役割を果たすことになります。
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