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防爆塗装ロボット「KJシリーズ」を新発売【川崎重工業】

2012年6月26日


川崎重工は、防爆塗装ロボット「KJシリーズ」を新発売します。

今回発売する「KJシリーズ」は、従来の「KFシリーズ」「KGシリーズ」の優れた性能を進化させつつ、自動車の車体や部品の塗装のみならず、その他一般産業用の塗装にも対応できる防爆仕様の塗装ロボットです。

従来の塗装ロボットでは、床置き、壁掛け、棚置きの各設置条件に対しそれぞれ専用の6軸アームで対応してきましたが、「KJシリーズ」はベース部を変更することで全ての設置条件に対応可能なコモンプラットホーム型アームを採用しています。また、適用範囲を拡げるため、6軸アームの「KJ264」に加え、ベース部に1軸追加した7軸アームの「KJ314」も揃えています。
「KJシリーズ」は、従来機に比べアーム本体を軽量・スリム化し、またケーブル処理一体構造の採用によりロボットの高密度配置が可能です。これにより塗装ブースの長さ・幅を縮小し、ブース強度も低減することができるため、生産設備および維持費用の大幅な削減が可能になります。

※ 販売価格はメーカー希望小売価格
(オプションおよび消費税は含まず)

1. 主な特長

□ 多様な設置条件への対応
・ 多様化するロボットのレイアウトに対応するため、6軸仕様の「KJ264」には、ベース部形状が「棚置き」、「壁掛け」、「床置き」の3タイプをラインナップします。これにより、塗装ブース設計の自由度が高まります。
・ 6軸棚置き仕様に旋回軸を追加した7軸仕様の「KJ314」をラインナップに追加します。7軸にすることで、より広い動作範囲を確保しながらロボットの干渉回避が容易となるため、塗装ブースの省スペース化が可能です。

□ 軽量スリム化
・ 構造材の材質変更等により、本体重量を従来機の約33%と大幅に軽減したため、ロボットの据付作業が容易になり、塗装ブースの強度を下げることができるので、ブースのイニシャルコスト削減が可能になります。
・ アーム全体を、従来機と比べて一回り以上スリムな設計としており、大型塗装ロボットでありながら自動車の内板塗装にも対応することができます。
・ ベース旋回軸に中空構造を採用したことで、塗料チューブや電源供給等を行うハーネスをベース旋回軸中心に通すことができ、塗料チューブやハーネスによるロボットの干渉が回避できるため、ロボットの高密度配置が可能です。

2. 主要諸元


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