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ウイルスなどを95%以上除去できるバス向けシステムを開発【ヴァレオジャパン】
2020年9月29日
2020年9月24日パリ発表プレスリリース意訳 – ヴァレオはバスの車室内の空気中にあるウイルスなどを除去できるシステムを開発しました。このシステムを起動させると、1回の気流サイクルで、車室内に浮遊する95％以上のウイルスと、細菌やカビを除去することができます。
ヴァレオが設計したこのモジュールは、感染源が車室内か外かにかかわらず、乗車中、常に有効に作動します。このデバイスは、スタンドアロンのソリューションと使用することも、車両の空調システムに組み込むこともできます。医療用に病院施設などで使用されているものと同様のUVライトを使用しており、バクテリアや細菌に作用してウイルスや病原菌などの微生物を除去することができます。紫外線により、これらの微生物の拡散を防ぎ、他の消毒方法の代替として使用できるので、化学薬品の使用を避けることができます。
ヴァレオは、この技術の世界的なエキスパートが提供するUVライトと、紫外線が外に広がるのを防ぐ金属製の箱「ライトラビリンス」を組み合わせた独自のソリューションを作成しました。そのため乗客は紫外線にさらされることはなく、換気ボックス内を循環する空気のみが紫外光で浄化されます。
2020年7月10日、独・フランクフルトにあるゲーテ大学病院の医学ウイルス学研究所は、この技術にウイルスを除去する効果があることを確認しました。
このヴァレオのソリューションは、ブラジルのバスメーカーが製造した車両に新車装着として搭載されたところです。このシステムは、すべてのタイプとサイズのバスに搭載可能であり、空調中かどうかにかかわらず、すべての気象条件に対応するように設計されています。ヴァレオは、このシステムをヨーロッパ、アメリカ、アジアの市場に投入する予定です。ヴァレオの空気清浄機は、既存の換気システムに組み入れたり、空調システムのない車両に後付けすることもできるため、すでに路上を走行している車両にも搭載可能です。
ヴァレオは現在、この技術を乗用車に展開することにも取り組んでいます。
ヴァレオ、車両内の空気をクリーンに
ヴァレオは、大気汚染に対するバリアとして機能する、大変有効な車載用キャビンエアフィルターを開発しました。植物、果物、野菜のポリフェノールと酸化剤でできた3層の不織布材料と天然素材のコーティングによって、0.3µm（0.0003mm）を超える超微粒子、有害ガス、菌類、カビ、ウイルス粒子をブロックします。
ヴァレオのフィルターは花粉やウイルスをブロックすることができ、この保護レベルは、ヨーロッパのTÜVSudと中国のCATARC（中国自動車技術研究センター）の2つの独立した認証機関によって認定されています。また、繊維製品の抗ウイルス活性をテストする方法を規定したISO18184にも準拠しています。
ヴァレオの非常に効果的なフィルターにより、平均的なサイズの車内（3立方メートル）の空気は、エアコンをオンにするだけで5分以内に浄化することができます。ヴァレオのフィルターは多数の車両モデルに適合しており、ディーラーや自動車用品店で購入して後付けて取り付けることができます。
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