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新型フォルクスワーゲン「ID.4」 1 – EV SUV を世界初公開【フォルクスワーゲン グループ ジャパン】
2020年9月25日
「ID.4(アイディ.4)」を世界最大の市場セグメントである「コンパクトSUV」に導入
150kW(204PS)を発生する電気モーターを搭載、航続距離は最大520km
力強いデザイン、広々とした室内、先駆的な操作コンセプト
「ID.4」ワールドプレミアのビデオクリップはこちらから閲覧可能
https://www.youtube.com/watch?v=AQPVZPZqtJM&feature=youtu.be
ウォルフスブルグ(ドイツ)-「ID.4」がデジタルの世界で初公開されました。 このニューモデルは、フォルクスワーゲン初のEVSUVで、ゼロエミッションで走行し、カーボンニュートラルな工場で生産されます。「ID.4」は、世界最大の市場セグメントである「コンパクトSUV」のカテゴリーに導入されます。
「“ID.4”は、その効率的な電気駆動システム、広々とした室内、最先端のドライブアシストシステム、力強いデザインによって数多くのお客様に訴求する、エモーショナルなオールラウンダーです」と、フォルクスワーゲンブランド最高経営責任者(CEO)のラルフブランドシュテッターは述べています。「グローバル市場向けの最初の電気自動車として、このモデルは、e-モビリティ専用に開発されたMEB(モジュラーエレクトリックドライブマトリックス)プラットフォームを本格的に展開する役割を担っています。フォルクスワーゲンは、量産マーケットにおいて、革新性、テクノロジー、品質の面において、その主導的な立場を再び示したいと考えています。」
SUVは非常に人気があり、お客様も増加しています。優れた視界、安全性、快適性により、米国および中国において、最も人気のある車両セグメントとなっています。ヨーロッパでも市場シェアは継続的に上昇しており、特にコンパクトモデルは急成長を遂げています。「ID.4」は、フォルクスワーゲンが市場に導入する最初のSUVモデルの電気自動車です。広いスペースや高い柔軟性に加え、このモデルは、お客様がSUVに期待するすべての利点を提供します。
「ID.4」はオールラウンドな才能を備えたクルマで、スポーティでありながらも、運転しやすく、快適に走行することが可能です。バッテリー容量は最大77kWh(正味電力)で、航続距離は最大520km(WLTP)です。バッテリーは乗員コンパートメントの下に搭載されているため、低い重心が実現しています。リアアクスル上に搭載された電気モーターは150kW(204PS)の出力を発生し、0~100km/h加速は8.5秒、最高速度は160km/h です。後輪駆動による高いグリップ性能と21cmの最低地上高により、このSUVモデルは、整備されたオフロードでも優れたパフォーマンスを発揮します。
ダイナミックな外観。「ID.4」のエクステリアは、きわめてモダンな外観により、アスリートのプロポーションを連想させます。クリアで流れるようなデザインは自然からヒントを得たもので、0.28という非常に優れたCd値(空気抵抗係数)を実現しています。ヘッドライトには、標準バージョンでも数多くのLEDを使用する一方で、テールライトクラスターは、全バージョンにLEDテクノロジーのみを採用しています。最上位バージョンは、さらに先進的でインタラクティブな機能を備えた、“IQ.Light”と呼ばれるLEDマトリクスヘッドライトが装備されます。このヘッドライトは、回転式のレンズモジュールが乗員を歓迎し、インテリジェントに制御されたハイビームを生成します。このヘッドライトを装備すると、リアには新しい3DLEDテールライトクラスターが装着されます。このテールライトは、非常に均質で明るい赤い光を特徴としています。最大21インチの大径ホイールは、このクルマのキャラクターを強調しています。
広々としたスペースを生み出すコンセプト:
長いホイールベース、乗員と荷物のための十分なスペース
全長4.58mの「ID.4」は、フォルクスワーゲンのMEB(モジュラーエレクトリックドライブマトリクス)アーキテクチャーを採用しています。MEBは、乗員を最優先に考えて、室内とテクノロジーのためのスペースをまったく新しい方法で分割しています。そのため、従来のSUVカテゴリーにおいて、1つ上のクラスに相当する広い室内スペースを実現しています。採用されているカラーと素材は、現代的でありながらも、自宅にいるような落ち着きも感じさせます。ラゲージコンパートメント容量は、リアシートの背もたれを折りたたむことによって、543リットルから1,575リットルに拡大することができます。「ID.4」の装備には、電動式テールゲート、ルーフレール、けん引用ブラケットが含まれます。
このSUVには、従来のボタンやスイッチを排した操作コンセプトが採用されています。操作は、2つのディスプレイを介して行います。そのうちの1つは、最大12インチのディスプレイで、タッチ機能に加えて、“HelloID.”と呼ばれる日常会話にも対応したボイスコントロール機能を備えています。新しい“ID.Light”(フロントウィンドウ下の細いライトストリップ)は、ドライバーを直感的にサポートします。AR(拡張現実)テクノロジーを採用したオプションのヘッドアップディスプレイは、現実に見える風景に様々な情報を重ね合わせることができます。例えば、右左折の際には、方向を指示する矢印が、適切な車線の路面に投影されます。“DiscoverPro”ナビゲーションシステムには、“WeConnectStart”オンラインサービスが組み込まれています。“IQ.Drive”アシストシステム、とくに“TravelAssist”は、運転をさらにリラックスした体験へと変えてくれます。「ID.4」に搭載されるソフトウェアとハードウェアは、完全に新しいアーキテクチャーに基づいて設計されており、車両の購入後に、お客様がアップデートをダウンロードすることが可能です。
“WeCharge”:自宅、外出先、旅先で充電
フォルクスワーゲンは、「ID.(アイディ.)」モデルの発表に合わせ、“WeCharge”と呼ばれる、電気自動車のための便利で、コネクテッド機能を備え、持続可能な充電パッケージを市場に導入しています。これによって、自宅でも、外出先でも、あるいはロングドライブの旅先でも、あらゆる状況で最適な充電を行うことができます。「ID.4」は、DC(直流)高速充電ステーションを利用することにより、約30分で320km(WLTP、125kW)を走行可能な容量を充電することができます。
これと並行して、フォルクスワーゲンは、「ID.」の各モデルを中心とした、持続可能なe-モビリティのエコシステムの構築にも取り組んでいます。「ID.4」は、カーボンニュートラルな工場で生産されています。さらに、お客様が“VolkswagenNaturstrom”(フォルクスワーゲンナトゥアシュトローム)といったグリーン電力を充電に使用した場合、カーボンニュートラルな方法で走行することも可能になります。
フォルクスワーゲンの戦略:モビリティの未来を担う電気自動車
フォルクスワーゲンは、ここ最近、従来の製品ポートフォリオに、完全に新しい独立した製品ラインナップである「ID.」ファミリーを追加しています。コンパクトカーの「ID.3(アイディ.3)」2に続いて登場したSUVモデルの「ID.4」は、「ID.」というEVシリーズの第2弾です。将来的に、フォルクスワーゲンは、「ID.4」により、世界的に人気が高まっている「コンパクトSUV」セグメントで競争力のあるポジションを確保したいと考えています。EVSUVの「ID.4」は、ヨーロッパに続き、中国、そして米国でも生産と販売が予定されており、電気自動車のグローバルカーとしての役割を徐々に担うことになります。フォルクスワーゲンブランドは、「Transform2025+」戦略の一環として、2024年までにe-モビリティに対して110億ユーロを投資する予定です。
1 ID.4–電力消費量(NEDC)kWh/100km:16.9~16.2、CO2排出量g/km:0、効率クラス:A+
2 ID.3-電力消費量(NEDC)kWh/100km:15.4~14.5(複合モード)、
CO2排出量g/km:0、効率クラス:A+
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