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制御のAZAPA、Simulink®制御モデルの作成⼯数を9割削減する革新的⾃動化ツールを提供開始

2020年9月15日

AZAPA 株式会社(愛知県名古屋市中区錦2-4-15、代表取締役 近藤康弘、以下AZAPA)は、制御仕様書から制御モデルを⾃動で作成するツール「AI-Modeling」の提供を本⽇から開始します。これらのツール活⽤により、従来制御モデル作成に費やしていた⼯数が約9割削減でき、限られたリソースを、付加価値が⽣まれる上流⼯程にシフトさせることができます。

「AI-Modeling」-Model Generate-の特徴
⾃然⾔語で記述された仕様書を⾃動でSimulink®モデル化できます。個⼈差によるモデル記述品質のばらつきや可読性の低下を抑制し、仕様書から⾼品質かつ⾼効率でモデル作成を可能とするツールです。

・⾃然⾔語と数式で記述された制御仕様書から、制御モデルを⾃動⽣成
・定数、マップが記述された仕様書から、M ファイルを⾃動⽣成
・制御仕様書のコメントをモデルに反映し、可読性の⾼い制御モデルを⽣成
・状態遷移表からStateflow®の⾃動⽣成
・JMAAB 準拠
・既存制御仕様書のフォーマットに合わせて、読み取りルールのカスタマイズ可能

「AI-Modeling」-Model Layout-の特徴
複数のモデルを⾃動配置します。Model-Connect との組み合わせにより、複数モデルの⾃動結合を実現できます。また複数のECU を表現する、モデル⾃動配置もでき、ECU 分配の機能を確認可能です。ECU への機能配置を簡便に試⾏錯誤できるようになり、ECU 統合化の検証を加速できます。

・モデル配置設計書に従い、複数の制御モデルを親モデル内に⾃動配置
・複数モジュールを統合したコンポーネント制御構造・階層構造を表現可能
・演算周期が⾃動⽣成され、⾃動⽣成後すぐにモデル機能検証の実施が可能
・ECU 毎に分配するモデルと演算周期を⾃動⽣成し、ECU 分配を確認可能

「AI-Modeling」-Model Connect-の特徴
モデル内の結線を⾃動実⾏します。これまで多⼤な⼯数がかかっていた配置や結線作業を⾃動化できます。結線作業の⾼効率化に加え、インターフェースの接続ミス抑制による⼿戻り⼯数を⼤幅削減します。

・モデル内の未接続インターフェースを⾃動接続
・演算順序が逆になる場合、インターフェースに1/z ブロックを⾃動配置
・⾃動結線、Goto From ブロック置換機能により、モデル配置を簡単に変更可能

モデルベース開発の現状
制御ソフトウェアの開発において、開発効率化・開発期間短縮を⽬的として、モデルベース開発へ移⾏している企業は多くなる⼀⽅、導⼊後多くの企業が、制御モデル作成に関連する品質、コストの問題に悩んでいるという状況にあります。

①制御モデル作成に多⼤な⼯数の投⼊
②⼈的ミスによる⼿戻り、品質低下
③個⼈差による、モデル作成品質のばらつき、可読性低下
④モデルの結合に多⼤な⼯数の投⼊、インターフェースの接続ミスによる⼿戻り

これらの問題には、制御モデルエンジニアの教育と⼯数の投⼊による対策がなされてきていますが、多⼤なコストがかかり、モデルベース開発の導⼊効果を損なう結果になっています。本ツールは、これら問題を解決する⼿段を提供します。

ユーザに合わせたカスタマイズサービスも提供
今回開発されたツールをベースとして、各ユーザ固有ニーズへの対応サービスも実施します。例えば、仕様書の記述⽅法や各社が個別に標準で使⽤しているSimulink®ブロックへの対応などフレキシビリティな対応で、本ツールを幅広く使って頂ける様なカスタマイズ対応サービスも合わせて提供します。

⾃動化ツール「AI」シリーズの開発を加速​
⽇本のものづくりの転換で重要なことは、グローバル市場における競争⼒であり、柔軟にシステムを構築できるシステムインテグレーターの存在が不可⽋です。AZAPA はグローバルで「テクノロジー・ノード(技術の結節点)」を構築し、得意のモデルベース技術を基盤としたスピーディな開発で、数々のインテグレーションを提供します。このスピーディな開発を実現するためにも、現在多くの⼯数を費やしている⼯程を⾃動化するツールは必須であり、グローバル市場における競争⼒を⾼めるためにも、⾃動化/効率化ツールの開発を加速し、提供し続けます。








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