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LEXUS DESIGN AWARD 2020グランプリ作品を発表【トヨタ自動車】

2020年9月1日

LEXUSは、世界中の次世代を担うクリエイターの育成・支援を目的とした国際デザインコンペ ティション「LEXUS DESIGN AWARD 2020」において、世界79ヶ国/地域から集まった2,042点の 応募の中からケニアのデザインコンサルティング事務所「BellTower」の「Open Source Communities」をグランプリに決定しました。

  

本アワードはLEXUSが重視する3つの基本原則「Anticipate(予見する)」「Innovate(革新をもたらす)」「Captivate(魅了する)」をいかに具現化しているかを評価基準とし、社会や個人のニーズを「予見」し、「革新的」なソリューションで、人々の心を「魅了」する作品が、グランプリとして選出されます。

今年は初めての試みとして、オンラインでの審査を実施しました。例年、ミラノデザインウィークにおいて最終審査会を行っていましたが、今回は世界中にいるファイナリスト・審査員・メンターがそれぞれの自国からオンライン形式で参加。ファイナリスト6組は4名のメンターによるメンタリングのもとに磨き上げてきた自身のアイデアを動画にまとめて審査員にプレゼンテーションし、質疑応答や審査員による議論を経て、グランプリが決定されました。

グランプリに選出された「Open Source Communities」は、安定した水資源の確保ができていない地域の生活水準を改善するコミュニティデザインの提案です。オープンソースのソフトウェアを活用し住宅設計を行い、浄化機能を備えた雨水タンクも設計に組み込むことで、受賞者BellTowerの出身国であるケニアで課題となっている安全な水資源の確保を実現。誰でも容易にアクセスできて低コストであるほか、地域で入手できる材料での建築を可能とするなど、サステナビリティに主眼をおいたプロジェクトです。

グランプリを受賞したBellTowerのジョン・ブライアン・カマウ氏は受賞に際して「今回、LEXUS DESIGN AWARD 2020の6組のファイナリストに選出され、そしてグランプリを受賞できたことを本当に光栄に思っています。ここまでの道のりは困難な挑戦の連続でしたが、遂に私たちが描くコンセプトを形にすることができました。LEXUS DESIGN AWARDでの経験を通じ、今後の活動において貴重な糧となる多くのことを学びました。Anticipate、Innovate、Captivateの3つの基本原則は、今後も私たちの指針になるでしょう。」と感想を述べました。

グランプリを決定するにあたって、審査員ジーン・ギャング氏は「デザインは時代によって、大胆な見た目や優れた機能性を提示したり、時にはユーモアやウィットに富んだものでもありました。しかし気候変動や社会的な不公正をはじめ、世界が様々な問題に直面する今日、デザインには体系的に課題を解決することが求められています。今回のグランプリ受賞作品はデザインによる影響範囲を、地域の経済構造を変えるところまで広げ、さらに安全な飲料水の確保という人々の生活改善において重要な問題にも取り組むものでした。このプロジェクトをどう始動させ、経済的に持続可能なものにするのかを考え抜くことで、彼らは「デザインとは何か、デザインに何ができるのか」という命題への解のひとつを提示してくれました。Open Source Communitiesとは、単に雨水を貯めて安全な飲料水へと変える装置ではなく、経済によってコミュニティを活性化させる野心的なプロジェクトなのです。」とコメントしました。

ファイナリスト6組には、「LEXUS DESIGN AWARD 2013」受賞者のTangent吉本英樹氏による新しいデザインのトロフィーが贈られました。また、「LEXUS DESIGN AWARD 2020」グランプリ作品の発表に際して、LEXUSのブランドスペースINTERSECT BY LEXUS – TOKYO(東京・南青山)では、過去の入賞者の中から日本人入賞者6組による作品を9月1日~23日の間展示いたします。

LEXUSは、現在「LEXUS DESIGN AWARD 2021」の応募を受け付けており、応募締切は10月12日(月)AM 6:59です。デザインやテクノロジーの力で、豊かな社会とより良い未来を創造する革新的なアイデアを募集しています。応募の詳細は下記ホームページでご確認ください。

LEXUS DESIGN AWARD公式ホームページ:https://lexus.jp/brand/lexus-design/design_award/
公式ハッシュタグ:#LexusDesignAward

LEXUS DESIGN AWARDについて
2013年に創設されたLEXUS DESIGN AWARDは、世界中の新進気鋭のクリエイターに焦点を当てる国際デザインコンペティションです。より良い未来を形成する力を持った作品を制作するデザイナーやクリエイターを支援することによって、社会に貢献するアイデアを育むことを目的としています。同賞は、世界的に認知された一流のデザイナーをメンターとして、提案したデザインのプロトタイプ化に取り組む貴重な機会を6組のファイナリストに提供しています。

トロフィーについて

グランプリ受賞者含め6組のファイナリスト全員に贈られた新しいトロフィーは「LEXUS DESIGN AWARD 2013」の受賞者、吉本英樹氏がデザインしました。吉本氏はデザインエンジニアリングスタジオ「Tangent」を設立し、現在はロンドンを拠点に世界の名だたるブランドとコラボレーションをするなど、幅広く活躍しています。トロフィーの制作にあたり吉本氏は「過去にLEXUS DESIGN AWARDに関わった私が、本アワードのトロフィーデザインに携わることができうれしく思います。シンプルで凛とした奇をてらわず気取らないフォルムでありながら、大胆さと繊細が共存するデザインに仕上げました。トロフィー本体は燻した木材から彫り出し、秋田県の伝統工芸品である川連漆器の漆塗り技術を使って完成させています。入賞者が見せた創造への情熱に共鳴するよう、ひとつひとつ心を込めて手作りすることにこだわりました」とコメントしています。

NTERSECT BY LEXUS – TOKYO での入賞作品展示概要
これまでのLEXUS DESIGN AWARDの入賞作品の中から、日本人入賞者による全6作品を期間限定で展示いたします。

LEXUS DESIGN AWARD 2020 入賞作品概要

作品名:Biocraft
天然のバイオポリマーと最新のテクノロジーを組み合わせた、健康への影響や環境への負担の少ない新素材。空気中の二酸化炭素を吸収する機能を持ち、日用品に使われる素材の代替として取り入れることで、人々の生活の質を改善する

 

 

 

 

受賞者名:サザーリンサント(米国)
(ポール・サザーリンサント、ギャレット・サザーリンサント)

ポール・サザーリンサントとギャレット・サザーリンサントは、ロサンゼルスに拠点を置くデザイナー。最新のデジタル手法や環境に配慮した素材、伝統的な工芸品などを調査し、自然とテクノロジーの要素をデザインに結び付ける。

 

 

 

 

作品名:Feltscape
周囲から自身を隔離し瞑想するための、呼吸する雲のようなオブジェクト。フェルト生地とリサイクル素材のバイオプラスチックを原料とし、3Dプリント技術を用いて制作される。内部にセンサーとキネティックのメカニズムを組み込み、中に居る人間の呼吸に合わせてオブジェクト全体が伸縮することでリラックス効果をもたらし、徐々にゆっくりとした呼吸へと導く。

 

 

 

 

 

 

受賞者名: テオフィル・ペジュ(フランス)&サルヴァトーレ・チチェロ(イタリア/活動拠点 : 英国)
テオフィル・ペジュ&サルヴァトーレ・チチェロは、ロンドンに拠点を置く建築デザイナー。ロンドン大学(UCL)バートレット校の建築学科卒で在学中は繊維複合材料を研究。伝統的な職人技とロボットによる革新的な製造技術を組み合わせたデザインを得意とする。

 

 

 

作品名:Flash Pak
洪水発生時に街中で容易に救命具を入手できるようデザインされたライフジャケットの設置システム。洪水発生時にはライフジャケット本来の浮力を利用し、街灯に取り付けられた状態で水面に浮上することで、ライフジャケットは流されることなく被災者が容易に入手することができる。

 

 

 

受賞者名:ヤオクン・ウー(中国/活動拠点 : 米国)
洪水発生時に街中で容易に救命具を入手できるようデザインされたライフジャケットの設置システム。洪水発生時にはライフジャケット本来の浮力を利用し、街灯に取り付けられた状態で水面に浮上することで、ライフジャケットは流されることなく被災者が容易に入手することができる。

 

 

 

 

作品名:L.I.C.K.
猫の舌の機能から着想を得た入浴が困難な人々のためのポータブルボディクリーナー。表面にあるU字型の空洞を持つ突起は猫の舌の構造を模しており、先端は固く根元に向け徐々に柔らかくなるよう作られている。入浴に介助を必要とする人や、屋外、旅先、災害時など入浴が困難な環境下でも、少量の水で身体を清潔に保つことができる。

 

 

 

受賞者名:イリーナ・サモイロワ(ロシア)
イリーナ・サモイロワは、モスクワ国立ストロガノフ美術デザインアカデミー、家具デザイン専攻の修士課程で学ぶプロダクト&家具デザイナー。新しいデザインに着手する際、彼女はまず動物の形を観察し、その形が自然界でどのように作用しているのかを調査する。

 

 

 

 

 

 

作品名:Open Source Communities
誰でも容易にアクセスできて低コストなオープンソース のソフトウェアを活用し住宅設計を行い、浄化機能を備えた雨水タンクも設計に組み込むことで安定 した水資源の確保ができていない地域 の生活水準を改善するコミュニティデザインの提案。受賞者BellTowerの出身国であるケニアで課題となっている安全な水資源の確保を、地域で入手できる材料で実現するなど、サステナビリティに主眼をおいたプロジェクト。

 

受賞者名: BellTower(ケニア)(ジョン・ブライアン・カマウ、ジョイス・ワイリム・ガチリ、イアン・ギテギ・カマウ、エスター・ワンジク・カマウ、アービン・ブッカー・カマウ)
BellTowerは、オープンソースのシステムとテクノロジーによって問題解決に取り組むことを目標に掲げ、2014年に設立された。リスク管理、情報技術、設計、プロジェクト管理、戦略といった個々のスキルを集約し、個人や企業、産業のニーズに対応するオープンソースのコミュニティモデルの構築に取り組んでいる。

 

 

作品名:Pursewit
視覚障がい者のために使いやすさを追求したミシン。直感的で触覚に頼る操作が可能なため、彼らにとって複雑な縫製作業を可能にする。縫製産業における視覚障がい者の雇用機会・収入源を創出し、地域経済の成長に寄与する。

 

 

 

受賞者名:アクサ・アジマル(パキスタン)
アクサ・アジマルは、パキスタンの国立科技大学を卒業した工業デザイナー。デザインはアイデアと実現性に趣向を凝らすことで問題解決の手段になるという信念を持つ。具体的な相互作用とデザインの実体験を通して、人々と製品のつながりがより良くなることを望んでいる。

 

 

 

 

 

◆審査員プロフィール

パオラ・アントネッリ(Paola Antonelli)
ニューヨーク近代美術館(MoMA)、建築・デザイン部門シニアキュレーター
ニューヨーク近代美術館(MoMA)建築・デザイン部門のシニア・キュレーター兼研究開発部門責任者。デザインが世界に好影響を与えることが普遍的な理解として浸透することを目的に活動している。デザイン、建築、アート、科学、テクノロジーを融合し、見過ごされがちなモノや習慣を含む日々の生活におけるデザインの影響力を追求する。これまでに多数のイベントのキュレーション、本の執筆、世界各地での講演を行う。過去、ハーバード大学やカリフォルニア州立大学ロサンゼルス校などで教鞭を執った。2019年の第22回ミラノ・トリエンナーレ(本展示会で開催された「Broken Nature」では同氏が人と自然・生態系のバランスを修復するデザインをキュレーション)に続き、建築家ネリ・オックスマンの作品展示会「Material Ecology」をMoMAで開催。 現在は、MoMA R&Dサロンの新セッションのほか、デザイン評論家のアリス・ローソーンと一緒にInstagramアカウント@design.emergencyを開設し、COVID-19のパンデミックにおけるデザインの役割をテーマにした活動に取り組んでいる。

ジーン・ギャング(Jeanne Gang)
建築家/スタジオ・ギャング代表
アメリカ建築家協会のフェローであり、建築・都市デザインで国際的に有名なスタジオ・ギャングの創設者兼パートナー。従来の建築を超えて、人と人との関わりや、コミュニティ間の関係、環境との繋がりを顕在化させるアプローチの建築手法で知られる。2010年のシカゴのアクアタワーや2018年のニューヨークにあるアメリカ自然史博物館の拡張デザイン、2016年のブラジルのアメリカ合衆国大使館のように、アメリカとヨーロッパを通して多様な受賞歴を持つ作品を多く手掛けている。マッカーサー・フェロー、ハーバード大学デザイン大学院の建築実務教授に続き、今年『TIME』誌が発表する世界で最も影響力がある人物に選ばれ、シカゴ・オヘア国際空港新ターミナルのデザインコンペで、同氏にとって最高額となる220万ドルの契約を獲得した。

 

ジョン・マエダ(John Maeda)
テクノロジスト/ピュブリシス・サピエント最高体験責任者
テクノロジスト、デザイナー、エンジニア、アーティスト、投資家、著者、教師などの顔を持つアメリカ人実業家。
WordPress.comの親会社オートマティックやベンチャー投資会社クライナー・パーキンスに勤務、MITメディア・ラボでの研究リーダー、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインの学長などを経て、2019年、フランスの広告代理店グループ、ピュブリシスにおいてテクノロジー・コンサルティングを取り扱う子会社ピュブリシス・サピエントの最高体験責任者(Chief Experience Officer)に就任。エスクァイア誌で「21世紀で最も影響力を持つ75人」の一人に選ばれ、エンジニア、デザイナー、ビジネスリーダーなど多様な経験を活かし大きなスケールで人々やアイデアを繋げている。『シンプリシティの法則』『Redesigning Leadership』他人気書籍の著者でもあり、2019年11月には新著『How to Speak Machine』を発売。世界中で講演を行い、TEDでの講演は数百万回視聴されている。

 

 

 

 

サイモン・ハンフリーズ(Simon Humphries)
Head of Toyota & Lexus Global Design
LEXUSのグローバルデザインを統括する立場にあり、日本の文化・伝統を取り入れながら人々を魅了するデザインの方向性を構築し、ブランド哲学という形でブランド独自の価値を策定している。1988年に英国王立技芸協会の製品デザイン部門での受賞をきっかけにソニーに入社。在職中に日本でデザイナーとして働くこと・生活することに魅了される。1994年にトヨタ自動車入社以来、デザイン領域でリーダーシップを取り、LEXUSブランドのアイコンとなったスピンドルグリル構築の一翼も担う。2016年にED2(Toyota Europe Design Development)の社長に就任、「自動車会社」から「モビリティカンパニー」へと移行するなかで、トヨタe-Paletteコンセプトなど将来モビリティデザインに着手。2018年に帰国後、デザインの領域長としてトヨタ・LEXUS双方のデザインの指揮を執っている。プライベートでは日曜大工を楽しみ、100年前の日本農家の復元にも挑戦した。

 

 

 

◆メンタープロフィール

ジョー・ドーセット(Joe Doucet)
デザインエンジニア/ジョー・ドーセットXパートナーズ代表


デザイナー、起業家、発明家、クリエイティブディレクターとして、現在アメリカで最も人気のあるクリエイターの一人。ドーセット氏はイノベーションや社会課題の解決、美意識にはデザイン思考が有用であると考え、視覚的・技術的にクリエイティブでありながら、メッセージ性を含んだ作風を特長とする。また、作品に関するデザインや技術で数多くの特許を保有している。ドーセット氏の作品は、世界中で展示されているほか、ワールドテクノロジーアワードの「デザインイノベーション賞」や複数の「グッドデザイン賞」などの国際的な賞も数多く受賞。2017年には米国スミソニアン協会のクーパーヒューイット国立デザイン博物館による「ナショナル・デザイン・アワード」を受賞。同賞はプロダクト・デザイナーにとって最も名誉のある賞と言われている。また、昨年DezeenのDesigner of the Year 2019のファイナリストに選出され、Fast CompanyのMost Important Design Companies of 2019を受賞している。

ベサン・グレイ(Bethan Gray)
デザイナー/ベサン・グレイ・デザイン代表
ロンドン在住。イギリスで最も著名な家具・雑貨デザイナーの一人で、これまでにベスト・ブリティッシュ・デザイナーを含む4つのElle Decoration British Awardを受賞している。2008年、ベサン・グレイ・デザインを創立。手作りの高級家具とホームアクセサリーのコレクションを制作し、ハロッズ、リバティー、レーン・クロフォード等グローバルなリテール店で販売している。ロンドンでの個人的活動としては、若いデザイナーたちの育成や支援、キュレーションを促進するほか、将来有望な女性デザイナーたちのメンター役も務める。最近では自身が名誉フェローを務めるカーディフ・メトロポリタン大学にて、工芸に携わる女性に向けた賞を設立した。ロンドン以外にもミラノ、パリ、ニューヨーク、ドバイ等世界中で展示会を実施し、その作品はグローバルメディアで広く取り上げられている。自分の先祖が大陸間をまたぐ大冒険をしたことを知った同氏は、彼らが通った地を訪ねることで、旅、芸術、文化への愛情からインスピレーションを得た。今日では自分の使命を、その地に根づく文化性や工芸技術を活かしつつ、伝統的な技法に現代性をもたらすことだと捉えている。工芸技術やデザインにはストーリーを語る力があるということを信条としており、世界中で400人の工芸職人を支援するジョイントベンチャーを組織。

フィリップ・マロイン(Philippe Malouin)
デザイナー/フィリップ・マロイン・スタジオディレクター

イギリス系カナダ人のフィリップ・マロイン氏は、デザイン・アカデミー・アイントホーフェンでデザインの学士号を取得。パリの国立高等工業クリエーション学校、及びモントリオール大学でも教育を受ける。イギリス人デザイナーのトム・ディクソンに師事した後、2008年に自らのスタジオ「フィリップ・マロイン・スタジオ」をロンドンに立ち上げた。建築・インテリアデザイン事務所の「ポスト・オフィス」のディレクターでもある彼のポートフォリオには、テーブル、ラグ、椅子、照明、アートオブジェ、インスタレーションなどが含まれる。2012年から2015年までは、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)で教鞭を取った。クライアントには、SCP、Marsotto Edizioni、Resident、OTHR、Hem、Ace hotel、Matter-Made、Established & Sons、Roll & Hill、1882 ltd.、 Kvadrat、Umbra Shift、Caesarstone、IZÉ、Swarovski、Bloomberg、Aesop、Touch Digitalなどが名を連ねる。所属ギャラリーはニューヨークの「Salon 94 Design*」。2019年、『Wallpaper Magazine』誌の「今年のデザイナー」に選出された

*2017年に設立されたデザインギャラリー

重松象平(Shohei Shigematsu)
建築家/OMAニューヨーク、パートナー兼ディレクター

1998年建築事務所OMAに入社、2006年よりニューヨーク事務所代表を務め、2008年にパートナーに就任。最近ではサザビーズ・ニューヨーク本社の改修、サンフランシスコとマイアミのラグジュアリー高層タワーの建設、そしてニューヨーク市ではOMA初のビル建設となる121イースト22ndストリートのレジデンスビルを担当している。その他、ケベック州立美術館やマイアミビーチのファエナフォーラム等、多数の文化施設のデザインも手掛ける。現在はニューヨーク州バッファローのオルブライト=ノックス美術館の拡張、ニューヨーク市のニューミュージアムの第二棟の建設が進行中。また、これまでにプラダ、ヴェネツィア建築ビエンナーレ、メトロポリタン美術館、パークアベニューアーモリー、デンバー美術館とダラス美術館で行われたアメリカ初のディオール・レトロスペクティブ等の展示会をデザインしている。OMAの日本プロジェクトも統括しており、福岡の新しいビジネスセンター(2021年)、東京のOMAにとって初となる森ビルの多目的タワー(2023年)等が進行している。  ハーバード大学デザイン大学院のデザイン評論家でもあり、これまでにTED、Wired Japan及び世界中の大学で講演を実施している。

 

 

 








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