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ソフトバンクイノベンチャー発「ユビ電」が、コンセントで使った充電量を記録できる「WeCharge」プレサービスを開始。テスラなどの電気自動車と連携し、マンションでも充電清算が可能。【ユビ電】
2020年8月19日
ソフトバンクイノベンチャー発「ユビ電」が、
コンセントで使った充電量を記録できる「WeCharge」プレサービスを開始。
テスラなどの電気自動車と連携し、マンションでも充電清算が可能。
WeChargeはテスラ 、ジャガー、ランドローバーの電気自動車、プラグインハイブリッド車に対応。
車両情報とスマートフォンが連携し、コンセントで充電に使った電気代を簡単に記録、清算できます。
▶ 「WeCharge」は、電気を使いたい人と、電気を使わせてあげる人を、つなぐIoT充電サービス
▶ 新たな充電設備は必要なく、既に設置してあるコンセントや充電器を有効活用
▶ 電気自動車普及の妨げとなっているマンション駐車場での充電課題を解決
▶ 2025年末までに日本全国のマンション24,000ヶ所、ホテル旅館27,000ヶ所へ充電スポットを広げる計画
▶ テスラ 、ジャガー、ランドローバーの車両情報(車種、充電時間など)とスマートフォンが連携し、
充電に使った電気代を簡単に記録、清算する
ユビ電株式会社(以下、「ユビ電」)は、2020年8月19日に電気自動車(以下、「EV」)とプラグインハイブリッド車(以下、「PHEV」または「PHV」)向け充電サービス「WeCharge」(ウィーチャージ)のプレサービスを開始します。
ユビ電は、今までEV充電が難しいとされてきた集合住宅、マンションの駐車場を起点に、いつでもどこでも「じぶんの電気」を使える電力環境づくりを目指しています。もっともっと充電場所が増えれば、ますますEVは便利で使い易くなります。マンション駐車場での充電課題を解決し、EVシフトのさらなる加速に貢献します。
ユビ電は2025年末までに、日本全国のマンション24,000ヶ所、ホテル旅館27,000箇所へWeCharge充電スポットを広げる計画です。また、マンション、ホテル旅館の他に、ゴルフ場、飲食店、商業施設、駐車場運営施設などにも、充電スポットを拡充していきます。
EVコンセントをWeChargeに登録する
WeChargeは、電気を使いたい人と、電気を使わせてあげる人を、つなぐIoT充電サービスです。建物や駐車場に既に設置されている充電器はもちろん、新たな充電設備を設置する必要なく既存の「コンセント*¹」がそのまま利用できる場合があります。
マンションなどでEV充電設備が無い場合でも、駐車場・車室・車庫にある既設コンセントから充電が可能で、電気を使いたい人(利用者)が支払い、電気を使わせてあげる人(管理組合)が充電量に応じて電気代費用の戻しを受け取ります。WeCharge充電スポットでは、コンセントや充電器に貼ってあるQRコードを、WeChargeアプリでスキャンするだけで使用可能です。また、アプリで自宅マンションを「お気に入り」の充電スポットに登録すれば、QRコードのスキャンは初回のみで、2回目からの充電は自動で記録されます。WeChargeアプリは、2020年9月にiOS/Androidアプリストアにて公開予定です。
今回のプレサービスではテスラ 、ジャガーのEV、ランドローバーのPHEVコネクティッドカー(通信機能を備え付けた車)と連携し、WeChargeサービスの体験版(早期アクセス版)を提供します。詳しくはWeChargeサービスサイトをご覧ください。
【WeChargeサービスサイト】 https://www.wecharge.com/
電気を使いたい人:まずは自宅マンションなどご希望の「充電場所をリクエスト」して下さい。WeChargeアプリは、2020年9月にiOS/Androidアプリストアにて公開予定です。
電気を使わせてあげる人:「コンセント充電器を登録する」で、コンセントや充電器を登録してください。充電場所の登録が完了すると、WeChargeからQRコードを郵送します。またウェブ管理画面で、充電利用履歴や電気代費用の戻し額を確認できます。
WeCharge充電スポットで充電中
【WeChargeが対応するコネクティッドカー】
WeChargeが2020年8月19日時点で対応するEV、PHEVは下表のとおりです。
2020年内に三菱自動車工業のアウトランダーPHEVに対応を予定しています。日本国内で販売されている主なEV、PHV、PHEVへ、国産車、輸入車問わず順次、対応を目指しています。
【背景】
日本の全住宅に占める戸建と集合住宅の割合は4対6である一方、EV購入者の9割が戸建てに住んでいます。(経済産業省調べ)
集合住宅でEV購入の妨げとなっているのは、共有部駐車場にEV充電設備が無いことが主な理由です。また、新たに設置しようとする場合、設置費用や誰が設置すべきか合意形成が難しく、また簡単に充電代を清算する仕組みが無い事が挙げられます。
WeChargeは、EV普及の妨げとなっているこの課題を解決します。WeChargeに既設のコンセントや充電器を登録する場合、新たな設備費用や電気工事費用がかかりません。また、EV充電に使われた電気代費用の戻しを受け取れます。
WeChargeに登録された充電器
ユビ電は、ソフトバンクグループ社内起業制度「ソフトバンクイノベンチャー(SoftBank InnoVenture)」初回2011年の優勝案件です。ユビ電事業はソフトバンク株式会社から2019年4月にカーブアウトされ、ユビ電株式会社が誕生しました。
WeCharge運営会社
*¹ 電気自動車への充電には、分電盤に専用の分岐回路を設置し接続されたEV用コンセントをお使いください。また定格負荷電流が100V、6A以下のプラグインハイブリッド車では、軽負荷電動車両充電用コンセントに準拠するものをお使いください。
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