ポータブル長時間ハイスピードカメラ『PhotoCam Speeder LX-4000』新発売【フォトロン】

2012年6月18日

ポータブル長時間ハイスピードカメラ
（毎秒1,000コマの撮影速度で連続50 分録画が可能）
『PhotoCam Speeder LX-4000』新発売

㈱フォトロン（本社：東京都千代田区、代表取締役社長布施信夫）は、毎秒1,000コマの高速撮影で連続50分間の録画が可能なポータブル長時間ハイスピードカメラ『PhotoCam Speeder LX-4000』を発売します。

製品化の背景

ハイスピードカメラは、人の目や一般的なビデオカメラでは見ることができない一瞬の動きや短時間の高速現象を連続して撮影し、スローモーション映像として再生・解析を行います。近年、工場等の製造ラインは技術の発展に伴い複雑化し、更には自動化が推進されてきました。国際競争力を高めるため生産性の向上を目指す製造業の現場にとって、発生している現象を手間無く簡単に確認できるニーズが年々高まって来ています。従来、いつ発生するかわからない不具合の瞬間を記録時間の短いハイスピードカメラを用いて撮影することは非常に手間がかかる作業で時間と労力が必要な仕事でした。
当社では、こうしたニーズの高まりに応えるため、新たに『PhotoCam Speeder』ブランドを立ち上げ、『高速撮影で長時間、かつ簡単に』というコンセプトの製品をリリースいたしました。
当社は、『PhotoCam Speeder LX-4000』を市場投入しラインナップの拡充を図ることで、製造業の生産性改善に携わる方々のお役に立てるものと確信しております。

『PhotoCam Speeder LX-4000』の主な特長

『PhotoCam Speeder LX-4000』は、毎秒1,000コマの高速撮影で50分間の録画が可能なハイスピードカメラです。本製品は、カメラ本体・レンズ・照明・液晶モニター・リモートコントローラー・記録メディア等の撮影に必要なもの全てが含まれたオールインワン型の製品となっており、工場内で煩雑な結線作業を行うことや、特別な照明を準備するという必要がなくなりました。電源もAC 電源の他、バッテリーが標準搭載されていますので、撮影現場の環境に左右されることなくハイスピード撮影が可能です。

1．毎秒1,000コマで連続50分間の長時間録画
高速撮影でよく使用される毎秒 1,000コマ（毎秒125～4,000コマの設定可）で連続50分間の高速撮影が可能です。いつ発生するか分からない製造ラインの不具合も長時間の高速撮影をすることで、逃さず可視化できます。また、エンドトリガ設定も対応していますので、不具合発生後に録画停止すればその場に作業者が張り付かなくとも、最大50分間遡ってラインの挙動を観察することができます。さらに、録画中にリモートコントローラーのマーキングボタンを押しておくと、再生時にそのポイントにスキップすることが出来るので、不具合箇所の確認がしやすいという便利な機能も持ち合わせています。

2．大容量SSD（256GB）にリアルタイム録画
撮影している画像は、カメラにワンタッチで入替可能な大容量SSD（256GB）へリアルタイムに直接録画されます。撮影終了後は、従来の高速度カメラの様な『内蔵メモリからPCへの画像転送』を行う必要は無く、その場ですぐに再生や次の撮影に入ることができるので撮影現場での待ち時間を大幅に削減できます。非圧縮での高画質高速録画を可能にしながら、データの転送時間を必要としない画期的な製品となっています。

3．専用ケース1つの高い可搬性
当社従来比（長時間ハイスピード録画タイプ）で75%の軽量化を達成した従来に無いポータブルな製品です。また、観察に必要な全ての本体回りの機材を専用ケース1つにまとめて可搬できるので、工場内の様々な場所へいつでも簡単に持ち運びすることが可能です。また、他工場への発送もコンパクトな荷姿で送ることができます。

4．スピードセッティング約2分
撮影に必要な周辺機器（レンズ、照明、液晶モニター、リモートコントローラー、記録メディア等）が一体型のオールインワン設計になっているので、専用ケースから取り出して、わずか2分程度のセッティングで撮影に入ることがきます。

5．リモートコントローラー1つの簡単操作
カメラに搭載されている液晶モニターを見ながら、リモートコントロ－ラーで操作することができるので、PCレスでの操作を行う事が可能です。また、感覚的に操作できるようにボタン配置が設計されているので初めて撮影される方でも簡単にご利用いただくことが可能です。