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コンタクトレス(非接触)決済の需要急増に伴い、 車内でセキュアに音声決済できる「Cerence Pay」を発表【Cerence Japan】
2020年8月4日
コンタクトレス(非接触)決済の需要急増に伴い、車内でセキュアに音声決済できる「Cerence Pay」を発表
~アウディと提携し、今後のアウディ・ブランド車に Cerence Pay の搭載を計画
Cerence Pay の拡大するパーキング分野のパートナーに、Arrive、Parkopedia が参加
Visa が中欧地域でのペイメントパートーナーとして参画~
自動車業界に向けてAI技術を提供するCerenceInc.(以下セレンス)は、音声対応型AIを活用した車内でのセキュアなコンタクトレス決済エクスペリエンスを提供する新製品「CerencePay」を発表しました。CerencePayは、ドライバーのニーズを予測し、声紋や顔の生体認証を通じて購入意向の確認から認証、そして支払い処理までのシームレスな決済トランザクションを提供するように設計されています。セレンスは現在アウディと提携し、CerencePayを今後のアウディ・ブランド車のヘッドユニットに搭載する共同プロジェクトを実施しています。
車載音声アシスタントの需要が急増するにつれて、駐車、給油、電気自動車の充電、レストランの予約、ファストフード店の検索など、移動中に発生する日常的なニーズを満たす音声によるコンタクトレス決済の必要性も高まっています。コンタクトレス決済は既に増加傾向にありましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、この決済方法への要求がさらに高まっています。実際に、Visa社の最近の発表によると、ヨーロッパでのすべてのVisaカードトランザクションの70%以上は、コンタクトレス決済が可能なクレジットカードまたはモバイルデバイスで行われています。
セレンスのアプリケーションズビジネス部門バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるニルス・レンケ(NilsLenke)は、次のように述べています。「コンタクトレス決済は、食料品店、コーヒーショップ、その他の小売店の人々にとって日常的な出来事になっていますが、弊社は安全性と利便性が最も重要とされる車での移動中に、店舗と同じような素晴らしい決済エクスペリエンスを提供したいと考えています。ドライバーと乗客へのメリットのほかに、OEMはCerencePayを採用することで、声紋や顔の生体認証、そして車のヘッドユニットとコンパニオンアプリとのシームレスな統合を通じて安全でセキュアなトランザクションを実現し、優れた直感的な決済エクスペリエンスを提供することが可能になります」
アウディのコネクテッドカー&インフォテインメント開発部門のエグゼクティブディレクターであるアンドレア・ライヒ(AndreaReich)は、次のように述べています。「弊社は、運転中のドライバーのあらゆるニーズを満たすインテリジェントなコンパニオンを中心とした自然で直感的な車内エクスペリエンスの構築に着手しました。CerencePayは、これに関連したモジュールであり、セキュアな音声認識決済を通じて、よりシンプルで安全なドライブエクスペリエンスを実現する、今日の世界に不可欠な機能です」
世界的なCerencePayパートナーエコシステムの構築
車内決済のニーズに応えるために、セレンスはパートナーエコシステムを長期的に拡大していきます。CerencePayは、自動車メーカーが採用している決済サービスパートナーやコンパニオンアプリと容易に統合できます。これにより、自動車メーカーは、より柔軟なプラットフォーム上にドライバーの特定のニーズにあった独自のエクスペリエンスを構築することが可能となり、より便利でセキュアな決済オプションを、必要とされる場面でパーソナライズされたコンテンツとともに提供することができます。
また自動車メーカーとコンテンツプロバイダーに新しいトランザクションベースの収益源を提供し、今日のデジタル経済で競争力を維持します。
CerencePayの初期参加パートナーは、以下の通りです。
•Arrive社:AIを活用して目的地に最適な駐車場を予測し提案する、単一のシームレスな
モビリティエクスペリエンスを提供しています。
•Parkopedia社:何百万人ものドライバーや組織が駐車場の検索と決済に活用している世界有数の
駐車サービスプロバイダーで、89カ国15,000の都市にある7,000万以上の駐車スペースで、
ドライバーとコネクテッドカーに新しい高度な駐車エクスペリエンスを提供しています。
•VISA:デジタルペイメントの世界的なリーダーです。Visaの先進的なグローバル処理ネットワークであるVisaNetは、
世界中で安全で信頼性の高い決済を提供し、1秒間に65,000件以上のトランザクションメッセージを
処理することができます。Visaの中欧市場には、ドイツ、オーストリア、スイス、オランダが含まれます。
Visa中央ヨーロッパMS&A部門代表であるユルゲン・シューベル(JürgenSchübel)は、次のように述べています。「Visaは、世界中の消費者によりシームレスなコマース体験を提供することを目指しており、IoT(モノのインターネット)の一つである車内決済を、非常に大きな機会としてとらえています。そのため、中欧市場を対象にセレンスと仕事ができることを楽しみにしています。消費者にとって、車内での支払いは、店頭でデビットカードやクレジットカードを使うのと同じようにシンプルなものになりますが、Visaのトークナイゼーション(暗号化)技術のおかげで同じくらいに安全な決済方法です。これにより、便利な移動手段のまったく新しい世界が開かれ、次世代の車内決済への道が開かれることになります」
Arrive社の上級副社長であるエド・ルイス(EdLewis)は、次のように述べています。「Arriveは、2017年に音声対応の駐車サービスを開発し、AIへの投資によって、ユーザーエクスペリエンスを一変させました。Arriveのリコメンデーションエンジン搭載の車載アシスタントは、駐車サービスを直感的かつ簡単にして、ユーザーが運転に集中できるようにします。セレンスは音声AIの市場リーダーであり、世界の主要自動車メーカーの信頼されるパートナーです。CerencePayは、何億人ものユーザーに利益をもたらし、駐車関連サービスは最も利用されるサービスの一つになると予測しています」
Parkopedia社のCOO(最高執行責任者)であるハンス・プフォゲル(HansPuvogel)は、今回の発表について次のようにコメントしています。「Parkopediaは、マルチベンダーの駐車料金決済ソリューションを、世界中の自動車メーカーや地図制作会社に提供しているリーディングプロバイダーです。弊社はセレンスのクラウドサービスとの統合において長年にわたる取引関係があり、その延長として、セレンスに駐車料金決済のプラットフォームを提供しています。世界中のドライバーに音声アシスタントを利用したシームレスな決済エクスペリエンスを提供できることを光栄に思います」
魅力的なユーザーエクスペリエンス、より安全で楽しい旅を実現
CerencePayは、車内決済だけではなくコンテキストを意識した商取引を提供し、関連性があり対話しやすいトランザクションを可能にします。最新のAIベースのテクノロジーにより、パーソナライズされた決済エクスペリエンスでは、クレジットカードを探したりヘッドユニットに難しい情報を入力したりする必要がなくなり、ユーザーは欲しいものを手に入れ運転に集中することができます。さらに、CerencePayは音声と顔の生体認証を活用して、安全な認証と決済を行います。以下はその利用シーンの一例です。
•給油:通勤途中で給油する必要があるドライバーは、音声アシスタントに最寄りのガソリンスタンドへの案内を尋ねます。ガソリンスタンドに到着すると、ドライバーはポンプを選択し、車から直接料金を支払うことができます。またドライバーは、コンビニエンスストアのコーヒーや簡単な洗車を追加することも可能です。
•食事とドライブスルー:仕事の後、ドライバーは夕食をどうするか考えています。音声アシスタントは関連する
選択肢を提案し、必要に応じてレストランの予約を取ります。またドライバーは、料理を事前に注文して支払い、
受け取って家に持ち帰ることもできます。
•駐車:ドライバーが夕食のために繁華街に出かけた際、音声アシスタントは事前に路上駐車場がないことを知らせ、
目的地から徒歩圏内に利用可能な立体駐車場を探します。空きを見つけたら、音声アシスタントは駐車区画の
番号をドライバーに示し、支払処理を開始します。
•通行料金:夕食から家に帰る途中で、ドライバーは有料道路を使うルートを通り、システムを利用して
支払いを許可します。
CerencePayの詳細については、www.cerence.com/solutions/cerence-payをご覧ください。 セレンスの詳細については、www.cerence.comをご覧ください。当社の最新情報については公式LinkedIn およびTwitter からもご覧いただけます。
セレンスについて
セレンス(CerenceInc.)は、自動車業界向けに独自のソリューションを提供し、ユーザーの心を動かすような体験を創出するグローバル・リーダーです。当社は世界の大手自動車メーカーと提携し、自動車がドライバーを認知し、反応し、そして学習する方法の変革を支援しています。その実績は、20年にわたる自動車業界への知見と約3億台もの自動車への採用によって裏付けられています。コネクテッドカー、自動運転、電気自動車の将来において、セレンスは明確なビジョンを持っています。詳細については、www.cerence.comをご覧ください。
<お問い合わせ先>
アリソン・アンド・パートナーズ株式会社
セレンス広報担当
TEL:(03)6809-1300
FAX:(03)6809-1301
E-mail:Cerence_pr_japan@allisonpr.com
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