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独自開発のエッジAIアルゴリズム「DBT」において、自動車や家電への搭載を可能にする超軽量化技術の特許を取得【エイシング】
2020年7月28日
エイシング、独自開発のエッジAIアルゴリズム「DBT」において、自動車や家電への搭載を可能にする超軽量化技術の特許を取得
〜少ない計算リソースの環境に、高い精度のエッジAIを導入可能に〜
エッジAIスタートアップの株式会社エイシング(本社:東京都港区、代表取締役 CEO:出澤純一)は、クラウドを介することなく導入機器単体がリアルタイムに自律学習・予測可能な当社独自のエッジAIアルゴリズム「ディープ・バイナリー・ツリー(以下、DBT)」において、高い精度を保ちながら、自動車や家電への搭載を可能にするアルゴリズムの超軽量化技術に関する特許を取得したことをお知らせします。
この技術により、少ない計算リソースの環境に高い精度のエッジAIを導入することが可能となります。
AIの活用において、これまでクラウド上で実行されることが一般的であったAIの情報処理をエッジ(※1)側で実行する「エッジAI」の実装への具体的な取り組みが近年増加しています。特に、即時性や高いセキュリティが求められる環境、「自動運転」や「工場の自動化(Factory Automation:FA)」といった注目を集めている分野において、その需要が高まっており、新型コロナウイルスの影響で推奨される人的リソースの削減、自動化の推進にも寄与できるため、よりエッジAI導入の必要性が増しています。
この度の特許技術は、当社で開発・提供している独自のエッジAIアルゴリズム「DBT」において、不要な学習済みモジュール(ネットワーク)の木構造の枝を切ることで、情報処理に使用する学習データのメモリ量を削減しながら、従来の精度を保つことに成功したものです。これまで、アルゴリズムのメモリ量が要因でエッジ側の処理だけでなくクラウドサーバーなどのコンピュータを活用せざるを得なかった環境において、エッジAIの導入を推進します。 この超軽量化技術により、自動運転のための自動車や、日常に普及する生活家電といった少ない計算リソースの環境に、高い精度のエッジAIアルゴリズムの搭載を可能にします。
特許番号:P6715420
当社では、社内のエッジAIアルゴリズム専門開発チーム「Algorithm Development Group(ADG)」により、クラウドを介することなく、導入機器単体がリアルタイムに自律学習・予測可能な独自のエッジAIアルゴリズム「AiiR(AI in Real-time)」シリーズ(※2)を研究・開発しています。今後も、“ものづくり”の国である日本の産業競争力の一翼を担うべく、製造業の品質と生産性の両立を実現することにより、国内外問わず、エッジAIによる第4次産業革命をより一層推進してまいります。
株式会社エイシング
長年にわたる機械制御とAIに関する研究成果を基に2016年12月設立。 2018年8月「大学発ベンチャー表彰2018~Award for Academic Startups~」における、経済産業大臣賞を受賞。2018年3月「起業家万博」にて総務大臣賞、 2017年2月株式会社日本総合研究所主催 「未来2017」最終選考会にて日本総研賞など、数多くのベンチャーアワードを受賞。
代表取締役CEO:出澤 純一
所在地:東京都港区赤坂6丁目19番45号赤坂メルクビル1F
設立:2016年12月8日
資本金:899百万円(資本準備金を含む)
コーポレートサイト: https://aising.jp/
※1:産業用ロボット(FA:Factory Automation)や、スマートフォン、コンピュータが内蔵された
自動車など、利用者の近くにある“機器”を指す。
※2:「AiiR(AI in Real-time)」は、エイシングが独自開発する、導入機器側でリアルタイムな
自律学習・予測が可能なAIアルゴリズムのシリーズ。代表的なアルゴリズムである
「ディープ・バイナリー・ツリー(DBT)」は、高精度、軽量かつ自動追加学習
(オンライン学習)が可能。
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