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三菱ケミカルホールディングスのコーポレート・ベンチャー活動について【三菱ケミカルホールディングス】

2020年7月20日

三菱ケミカルホールディングスのコーポレート・ベンチャー活動について
~半導体材料開発スタートアップ・仏aveni®に出資~

 株式会社三菱ケミカルホールディングス(本社:東京都千代田区、社長:越智 仁、以下「当社」)は、米国シリコンバレーに設立したCVC子会社であるDiamond Edge Ventures, Inc.(所在地:米国カリフォルニア州、社長:Patrick Suel、以下「DEV」)を通じて、半導体材料開発スタートアップであるaveni S.A.(所在地:フランス・マシー市、CEO:Bruno Morel、以下「aveni」)に出資したことをお知らせします。同時に、当社の事業会社である三菱ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:和賀 昌之、以下「MCC」)が、aveniと共同開発契約を締結しております。

 aveniは3Dメモリ製造工程で用いられる薄膜形成用材料およびプロセスの開発を手掛けております。AIやIoT技術の進展、5G通信技術の導入に伴い、半導体メモリの高容量化が求められる中、aveniは競争力のある次世代技術を有しており、今後の成長が期待されます。

 当社は、中期経営計画「APTSIS20」において「IT・エレクトロニクス・ディスプレイ」をフォーカスマーケットの一つと定め、関連する投資や研究開発、事業展開を推進しております。本年4月にはMCCが半導体関連事業を集約した組織「MC Chemical Solutions for Semiconductor(以下「MCSS」)」を立ち上げ、既存の組織・会社の枠にとらわれないスピーディな事業運営に取り組んでおります※1。今回のaveniへの出資及び共同開発によりその取り組みを加速させていきます。

aveni CEO Bruno Morel氏のコメント:
「今回の出資受け入れと共同開発契約により、aveniは3Dメモリ市場を牽引するために必要なリソースを得ることができました。この新たな戦略的パートナーシップは、aveniがこの成長市場で躍進するために不可欠です。」

DEV社長Patrick Suelのコメント:
「aveniのように開発段階が進んだ半導体材料開発スタートアップと協業する機会を得ることは稀なことです。MCHCグループとaveniは現在、市場の厳しい要求に対応し、最先端の材料を提供するのに十分なポジションにあります。」

MCC情電・ディスプレイ部門長 瀧本 丈平のコメント:
「MCSSは化学の総合力で半導体業界にソリューションを提供することを掲げており、今回のパートナーシップは、その成長戦略の一環です。 aveniの高度な開発能力とMCCの高品質な製造技術を組み合わせ、半導体業界に貢献してまいります。」

 当社は、今後もDEVを通じて、当社グループの新たな成長機会をもたらすスタートアップ企業との連携を進めていきます。

※1 2020年3月8日付MCCリリース参照

【aveniの概要】
設 立: 2001年
所在地: フランス・マシ―市 
代表者: Bruno Morel (CEO)
事業内容:半導体材料およびプロセスの開発・提供
http://www.aveni.com








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