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切削プレート 材質需要カバー率を約7割に拡大 製造業における加工部品調達のデジタル革命「meviy」【ミスミグループ本社】

2020年6月25日

切削プレート 材質需要カバー率を約7割に拡大
製造業における加工部品調達のデジタル革命「meviy」

~樹脂材質の需要カバー率は従来比倍増、医療機器、食品業界の装置部品などに用途を拡大~

株式会社ミスミグループ本社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:大野龍隆)は、設計データのみで機械加工品が調達できるオンデマンドサービス「meviy(メヴィー)」のFA切削プレート加工材質種を2020年6月26日から5種拡大します。
今回の拡大により合計7種の樹脂材加工に対応することで、製造装置向け切削プレートに使用する樹脂材質需要の約7割をカバー、従来比で倍増します*。新たに追加する5種は耐熱性・耐摩耗性などに優れており、医療機器や食品業界など、確実短納期への需要が高まる業界の顧客のご要望にお応えします。 *当社調べ

左上から時計回りに、紙ベークライト(自然色)、ABS(自然色)、超高分子量ポリエチレン(乳白色)、
ふっ素・PTFE(白)、PEEK(灰褐色)

meviyは設計データをアップロードするだけでAIが価格と納期を即時回答、加工から出荷まで最短即日を実現する、製造業における部品調達の革新的なサービスです。国内の利用者数は40,000ユーザを突破、リピート率は8割を超え、オンデマンド製造サービスにおいて国内シェアNo.1を獲得しています。

■樹脂材の調達を取り巻く環境
樹脂材は、軽量性、柔軟性、防錆性、難燃性に優れており、自動車、電子・電気、食品、医療機器など幅広い業界の製造装置部品に使用され、高い需要があります。
一方で、製造装置部品に使う材質は主に金属材と樹脂材があり、各々で部品加工業者が異なるため別々に発注せざるを得ないことに加え、繁忙期には納期が不安定になるなどの非効率が課題となっています。

■meviy切削プレート加工で対応可能な材質バリエーションを拡大、樹脂材質需要の7割に対応
meviy切削プレートは金属材加工からスタート、樹脂材は最も需要が高い2種(POM、MCナイロン)の扱いを19年11月に開始しました。このたび、顧客の材質バリエーション拡充への強いご要望に応え、生産体制を強化することで、新たに5種類の材質加工に対応します。
合計7種の樹脂材に対応することで、当社顧客が求める切削プレート樹脂材質需要の約7割をカバー。追加5種は耐熱性・耐摩耗性に優れ、医療機器や食品業界の装置部品に対応しmeviyの用途を一気に広げます。
切削プレートで多種類の材質に対応しつつ、様々な形状やミクロン精度の加工をWebで指定できるのは、meviyならでは特長です。加えて、「確実短納期」の優位性、金属材と樹脂材の一括発注などの利便性により、顧客の非効率解消に貢献してまいります。

■追加5素材詳細

耐熱性、耐摩耗性、耐薬品性の素材に対応。これまで以上に多様なシーンでのmeviyの活用が可能に。

【紙ベークライト 自然色】
・特徴: 電気を通しにくく、耐熱に優れる
・利用シーン: 電気機器、プリント配線基板、絶縁用途各種部品等

【ABS 自然色】
・特徴: 変形しづらく、加工性、耐衝撃性に優れ、接着が可能な材質
・利用シーン: 試作品、各種外装・筐体・機構部品類等

【超高分子量ポリエチレン 乳白色】
・特徴: 軽量で耐摩耗性に優れ、滑りやすい材質。商品衛生安全樹脂として広く活用
・利用シーン: 食品産業機械、搬送装置のこすれ合う部品等

【ふっ素(PTFE) 白】
・特徴:耐薬品性、耐熱性、耐摩耗性に優れる
・利用シーン: 医療機器部品、食品関連部品、半導体、液晶関連部品、実験器具等

【PEEK 灰褐色】
・特徴: 耐熱性が非常に優れ、耐薬品性、耐摩耗性、機械的強度等でバランスの取れた材質
・利用シーン: 電気電子部品、自動車部品、各種精密機器部品、半導体、液晶製造装置部品等

※サイズ領域 : 縦 10mm~600mm 横 10mm~400mm 高さ 5mm~60mm
納期: 6日目出荷

詳細:https://jp.meviy.misumi-ec.com/info/ja/archives/14942/

【meviyとは】
・TOP・サービス紹介動画 : https://meviy.misumi-ec.com/#p2
・お客さまの声  : https://meviy.misumi-ec.com/ja-jp/blog/archives/category/example/

meviyの特徴

■受賞等一覧 (2020年6月現在)
2015年度 : GOOD DESIGN賞、受賞
2019年度 : 国内BtoBオンデマンド製造サービスのシェアNo.1、獲得 (株式会社テクノ・システム・リサーチ調べ)
2019年6月 : 経済産業省・厚生労働省・文部科学省発行の「2019年版ものづくり白書」掲載
『顧客の新たなニーズに対応したサービス提供型のビジネスモデルを確立している代表事例』
2019年10月 : 「CEATEC AWARD 2019」スマートX部門グランプリ、受賞
2019年10月 : 「情報化促進貢献個人等表彰」経済産業大臣賞、受賞
2020年1月 : 「第62回十大新製品賞」本賞、受賞
2020年3月 : 「第49回日本産業技術大賞」文部科学大臣賞、受賞
2020年3月 : 「Impress DX Awards 2019」アプリケーション部門グランプリ、受賞

【ミスミとは】
「ものづくりの、明日を支える。」
ものづくり現場で必要とされる機械部品や工具・消耗品などをグローバル30万社以上に販売。
製造機能を持つメーカーと他社ブランド品を販売する商社としての顔を併せ持つ。
ユニークな事業モデルとそれを支える事業基盤により「確実短納期」を実現し、製造業のお客さまの利便性向上に貢献しています。








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