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島根県美郷町と日産自動車、電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結

2020年6月19日

島根県美郷町(島根県邑智郡美郷町、町長:嘉戸 隆)と日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)、ならびに、島根日産自動車株式会社(本社:松江市馬潟町、社長:櫻井 誠己)、株式会社日産サティオ島根(本社:松江市西津田、社長:櫻井 誠己)の4者は、19日、電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結しました。

本協定の内容は、美郷町が、『電気自動車(EV)の普及を通じて、地域課題解決や環境負荷の低減に取り組むと共に、地震災害等による大規模停電が発生した際に、町が指定する避難所等において、日産の販売会社である島根日産自動車、日産サティオ島根より貸与される電気自動車(EV)「日産リーフ」を電力源として活用することで、避難所の円滑な運営を行い、町民の安全確保に努める』というものです。

美郷町は、「水と緑 いきいき輝く 夢あふれる協働のまち」を基本理念に、「活気あふれる明るい町」、「町外と活発な交流のある町」を目指しています。また、独自に策定した「美郷町地域防災計画」に基づいた防災対策に積極的に取り組んでおり、地震などの災害に強い町土づくりを推進しています。

一方、日産自動車は、日本が抱える環境負荷低減や災害対策等の課題を解決するため、2018年5月に日本電動化アクション『ブルー・スイッチ』を発表し、その活動を牽引するリーダーとして、全国の自治体や企業と協力して、電気自動車(EV)普及を通じた社会の変革に積極的に取り組んでいます。

この日産自動車が推進する『ブルー・スイッチ活動』、そして、美郷町が推進する防災対策、双方の取り組みにお互いが賛同し、今回本協定の締結を行う運びとなりました。

電気自動車を活用した「災害連携協定」の概要は、以下の通りです。

【協定の概要】
美郷町で災害を起因とする停電が発生した際、町が指定する避難所に、島根日産自動車、日産サティオ島根の店舗に配備している電気自動車(EV)「日産リーフ」を無償で貸与する。

美郷町、日産自動車、島根日産自動車、日産サティオ島根の協力により電気自動車(EV)からの給電を行うことで、災害時においても継続して電力が供給できる体制を整え、避難所の円滑な運営を図り、町民の生命及び身体の安全を守る。

美郷町および日産自動車、島根日産自動車、日産サティオ島根は、平常時も電気自動車(EV)の普及促進を行うほか、町のイベントで使用する電力を電気自動車(EV)から供給することで、『電気自動車は「走る蓄電池」』としての活用を町民へ積極的にアピールし、環境意識向上を目指す。

災害発生時の「日産リーフ」からの電力供給イメージ図

美郷町では、今年度、公用車として電気自動車(EV)「日産リーフ」の導入や公共施設への急速充電器の設置の検討を進めています。また、今後も更なるEVの普及・促進に向けた取り組みを推進し、防災力向上に努めていきます。

日産自動車は、人々の生活を豊かに、というビジョンのもと、「ニッサン インテリジェント モビリティ」を推進し、独自性にあふれ、革新的なクルマやサービスをお届けすると共に、「ゼロ・エミッション(排出ガスゼロ)」「ゼロ・フェイタリティ(交通事故による死亡・重傷者数ゼロ)」に取り組んでいます。そして、『ブルー・スイッチ』の推進に加え、電気自動車(EV)というクルマの販売にとどまらず、EVがもたらす豊かな生活の実現、そしてEVが成し得る社会変革のために、EVの生み出す新たな価値を世界に発信し続け、よりよい社会づくりへの貢献を目指しています。

今回の「災害連携協定」も、日産のブルー・スイッチの活動に基づくものであり、日産自動車が締結した自治体・企業との災害連携協定としては、今回の締結が全国で39件目となります。また、日産自動車にとって、山陰初の災害連携協定締結となります。

美郷町と日産自動車は、今後もこの協定締結を機に、防災対策を強化し、電気自動車(EV)を活用した災害に強いまちづくりを推進していきます。そして、電気自動車(EV)の普及を通じた地域課題の解決に向けて、更に連携を強化してまいります。

日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」ウェブサイト:https://ev.nissan.co.jp/BLUESWITCH/








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