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使用温度200℃対応 GTカット水晶発振器『GTXO-04』を開発【リバーエレテック】
2020年6月5日
リバーエレテックは、広い温度範囲で良好な周波数温度特性を確保できるGTカット水晶の特性を利用し、200℃までの周波数精度を要求する分野で活躍が期待できる水晶発振器の開発・商品化を進めてまいりました。『GTXO-04』(3.2×2.5×0.85mmMax)は、従来よりも高温域での安定動作を実現しており、また3種の出力仕様やVCXO機能の選択が可能な多機能プログラマブル水晶発振器です。
すでに生産を開始し、サンプル出荷に対応しております。主にエアロスペースや自動車のエンジンルーム周辺、通信基地局など過酷な温度環境に求められる、周波数誤差が許されない機器への供給を目指しております。
近年IoT市場の広がりにより様々な分野で無線通信技術の組み込み等、機能の電子制御化が進んでいます。そのなかで高精度部品への需要は増加傾向にあります。また、幅広い環境下での使用ニーズが高まり、電子部品に要求される温度範囲が高温側に年々拡大する傾向にあります。このように高い精度を高温域で要求される場合は、一般的なATカット水晶発振器では対応が難しくなっています。そこでリバーエレテックは、蓄積したノウハウによるフォトリソグラフィ技術を応用して、極めて良好な温度特性(±20ppm/-40〜+125℃,±50ppm/-40〜+200℃:図1)を誇るGTカット水晶片の量産に成功し、高性能ICを組み込んだプログラム可能な水晶発振器を開発しました。本製品は、様々な分野で課題解決に貢献し、お客様が求める幅広い環境下での使用、性能アップのご要望にお応えしてまいります。
製品の特⻑
〇-40℃〜200℃の広い温度範囲で高い周波数精度を実現
〇7.9MHz〜1124MHzの広い出力周波数に対応
〇多様な出力に対応(CMOS出力/LVDS出力/LVPECL出力)
〇VCXOモード(電圧制御発振器)の選択が可能
図1:周波数温度特性
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