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H-IIAロケット42号機のコア機体を出荷 名古屋航空宇宙システム製作所 飛島工場から【三菱重工業】

2020年6月8日

◆ 2020年7月15日(水) 5時51分27秒(日本標準時)種子島宇宙センター大型ロケット発射場より打上げ予定
◆ アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府宇宙機関であるMBRSC(The Mohammed Bin Rashid Space Centre)
 が開発したUAE火星探査機「HOPE」を打上げ
◆ 高い品質でH-IIAロケットの打上げ成功率は世界トップクラスの97.6%を誇る

三菱重工業株式会社は6日、H-IIAロケット42号機のコア機体を、名古屋航空宇宙システム製作所飛島工場(愛知県飛島村)から、鹿児島県種子島の種子島宇宙センターに向けて出荷しました。
飛島工場はH-IIAロケットの世界トップクラスの成功率を、試験機1号機の出荷以来、高い品質で支え続けています。
三菱重工は今後も、宇宙分野における高い技術力・品質の維持と更なる生産性の向上に努め、H-IIAロケット打上げ輸送サービスやH3ロケットの開発に邁進していきます。

■Emirates Mars Mission(注) Project Director Omran Sharaf氏のコメント
“With the shipping of H-IIA, we are excited to cross another milestone in the preparation of this unique mission and the countdown to the launch. We are delighted to be working again with our partners at MHI. As we embark on this exciting mission to Mars, it’s important to highlight the significance of collaboration that has played a vital role in the realisation of this Emirati Project. Throughout the development of this mission, global partners, worked together with us to meet our launch target in 2020, despite the different challenges.”
(注)EMM is a joint project between MBRSC and the UAE Space Agency.

「この特殊なミッションの準備と打上げまでのカウントダウンに対応する中で、今回のH-IIAロケットの出荷という次の一歩を踏み出せることを大変嬉しく思います。また、我々はパートナーである三菱重工と再び仕事ができることを喜ばしく思っています。火星へのエキサイティングなミッションの船出に際して、この国家的なプロジェクトの実現に重要な役割を果たした協業は非常に重要なことです。このミッションの開発期間から現在に至るまで、様々な課題を乗り越えてきたグローバル・パートナーと共に、2020年の打上げを達成すべく取り組んで参ります」。
(注)EMMプロジェクトは、MBRSCとUAE宇宙庁の共同プロジェクトです。

■三菱重工業株式会社 H-IIA/H-IIBロケット打上執行責任者 田村 篤俊のコメント
「今回はアラブ首長国連邦の火星探査機を打上げます。建国50周年の2021年に火星到着を目指すミッションです。これから機体を種子島に輸送し射場作業が始まりますが、私たちは特別なことをするわけではありません。今迄のロケットと同様、ひとつひとつの作業を確実丁寧に行い、不適合の兆候を見逃さず、準備を進めていきます。そして、記念ミッションへのお客様の強いご期待に対し、成功という結果で必ず応えていきたいと考えます」。

担当窓口:防衛・宇宙セグメント 宇宙事業部








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