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車載用DAB/DAB+/DMB-Aチューナ「TDGW9シリーズ」を開発、量産を開始【アルプス電気】
2012年6月6日
業界最小、ヨーロッパを中心に広がるデジタルラジオ規格に対応
車載用DAB/DAB+/DMB-Aチューナ「TDGW9シリーズ」を開発、量産を開始
当社は、車載用DAB※1/DAB+※2/DMB-A※3チューナ「TDGW9シリーズ」を開発、量産を開始いたしました。
ドライブをより楽しく快適にする、ラジオ。昨今、テレビ同様にデジタル化が進み、音声をデジタルで送信するデジタルラジオが世界各国で普及しつつあります。
このデジタルラジオの規格は国ごとにさまざまで、例えば日本ではISDB-Tsb、アメリカではHDラジオ、そして、ヨーロッパではDABなどが利用されています。なかでも、ヨーロッパではデジタルラジオへの関心が高く、サービス向上を目指した複数規格の利用や、デジタルラジオ受信機能の搭載法制化が進みつつあります。
当社は、ヨーロッパ市場の動向にいち早く対応すべく、車載用DAB/DAB+/DMB-Aチューナ「TDGW9シリーズ」を開発、量産を開始しました。本製品は、45.0mm×30.0mm ×9.0mmの業界最小となる小型化を実現しながら、DAB、DAB+、DMB-Aの3つの放送規格に対応。加えて、各種顧客要求事項に対応可能なファームウェアを搭載したAll in One Type Moduleとしていることで、セットメーカー側におけるソフトウェア開発期間の削減にも貢献します。
本製品は、当社がこれまで培った高周波回路技術や設計ノウハウを生かし、回路設計を最適化。小型化に伴う、回路間の干渉などを削減し、低ノイズかつ高感度を実現しています。加えて、搭載ファームウェアの各種チューニングサポートを行うことで、さまざまな受信環境へ対応を可能としました。
また、2011年7月に古川工場(宮城県大崎市)にEMC評価センターを新設し、実際の使用環境を想定した高周波特性の評価システムを整えるなど、設計・開発体制を強化しています。
※1 DAB(Digital Audio Broadcast)
デジタルラジオの規格。EUREKA(欧州最先端技術共同体構想)がEUのために開発。ヨーロッパを中心に採用されている
※2 DAB+
DABに文字情報など、受信情報の拡張や音質の良化を図った規格
※3 DMB-A(Digital Multimedia Broadcasting-Audio)
韓国で2005年に放送開始した、携帯機器用デジタル放送規格
主な特長
● 業界最小、ヨーロッパを中心に広がるデジタルラジオ規格に対応
1. 45.0mm×30.0mm×9.0mmの業界最小サイズ
2. DAB/DAB+/DMB-Aデコーダー内蔵
3. OEM対応ファームウェア搭載
4. デコーダーを追加することで、複数プロファイルに対応可能
主な用途
カーナビゲーション、カーオーディオなどの車載機器
販売計画
主な仕様
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