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ジゴワッツと共同開発のスマホがクルマの鍵になる「バーチャルキー」九州電力の新たなEVカーシェアリングサービスに採用【イード】
2020年5月18日
「iid 5G Mobility」でモビリティ革命への貢献を目指す株式会社イード(本社:東京都新宿区、代表取締役:宮川 洋、以下 イード)と、デバイス開発と認証技術に強みを持つ株式会社ジゴワッツ(本社:東京都中央区、代表取締役:柴田 知輝、以下 ジゴワッツ)が共同開発したスマートフォンをクルマの鍵として使える「バーチャルキー」が、九州電力株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長執行役員:池辺 和弘、以下 九州電力)が2020年12月より開始するマンション向けEVカーシェアリングサービス(サービス名称:weev)に提供されることになりました。
「バーチャルキー」は、株式会社スマートバリュー(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:渋谷 順、以下 スマートバリュー)が提供するモビリティシェアリングプラットフォーム「Kuruma Base(クルマベース)」に搭載されており、クルマの予約から決済、利用時のクルマの解錠・施錠もすべてひとつのアプリで完結できるソリューションとなっています。今回この「Kuruma Base」が九州電力の新たなマンション向けEVカーシェアリングサービス「weev」に活用されました。
「weev」は九州電力が首都圏及び九州で12月より展開を予定しているマンション入居者(we)のみが利用できる電気自動車(ev)のカーシェアリングサービスです。新築・既築マンション問わず導入でき、スマートフォンに専用アプリをダウンロードすれば、会員登録完了後、いつでも電気自動車の予約・利用が可能になります。
イードとジゴワッツは、今後もクルマの「所有から利用へ」の変化に対応する、文字通りキーデバイスとして「バーチャルキー」の利用事例を増やしていきたいと考えております。
なお、本件による当社の連結業績に与える影響は軽微です。
■「Kuruma Base」について
「Kuruma Base」は、カーシェアリング事業者など、クルマのサービス化の事業を行っている事業者向けのプラットフォームサービスです。 クルマに接続する専用端末、クラウド上の管理コンソール、利用者向けスマートフォンアプリ、運用サポートサービスで構成されます。
「Kuruma Base」では、クルマのサービス化を実現するための重要なポイントとなる鍵の受け渡しにおいて「バーチャルキー」を採用し、車両のシェアリングを実現します。「バーチャルキー」を実装することにより、「任意の許可された相手だけに、許可された時間のみ」車両の鍵の権限を与えることができます。 クルマのサービス化の事業を検討されている事業者は、クルマとステーションをご用意いただければスピーディーに事業を開始することができます。(※一部許認可等は事業者様にて必要となります。)
■「バーチャルキー」(https://virtualkey.jp/
)について
「バーチャルキー」(特許第6501330号)は、クルマのスマートキーの機能をスマートフォンに置き換える、つまり「スマホがクルマの鍵になる」スマートロックシステムです。ジゴワッツの「key.bo/t」認証テクノロジーを利用した認証サーバ(③)とスマートフォンアプリ(②)、バーチャルキー車載器(①)によって構成されます。
バーチャルキー車載器は、対象車種のセキュリティに対する改造工事をすることなく、よって安価に車両をカーシェアに対応させることができます。また、スマートフォンアプリをつかった鍵のため、カード発行などの時間とコストを圧縮した運用を可能にしています。
■株式会社ジゴワッツについて
電気自動車用普通充電器の開発、IoT製品群向け非同期認証システムなどの認証および課金システムの開発を手掛けています。ほかにキャッシュレスカフェ「ROBOTS.COFFEE」の運営も行っています。
■「iid 5G Mobility」について
「iid 5G Mobility」は、2017年夏より、モビリティ革命を支援するアクセラレーターとして、この領域で新たに立ち上がるベンチャー企業や、この領域で新たな取り組みを行う企業に対し、情報支援、事業開発支援、マーケティング支援、商品・サービス開発支援、資金調達支援などを行うことを目的とした取り組みを行っています。
これまで、ジゴワッツとの業務提携による「バーチャルキー」開発のほか、レイ・フロンティア株式会社との位置情報ソリューション「モビリティ・フロンティア」の共同開発、ナイル株式会社との業務提携による個人向け車両サブスクリプション「定額カルモくん」の展開、キャンピングカー株式会社の「キャンピングカーレンタル事業」、ロボットスタート株式会社との「車両向けAI音声コンパニオン調査」など、進化する自動車ビジネスが「サービスとしての移動」である「MaaS」に推移し拡大する流れを捉えてパートナーとの関係を深めています。
また、MaaS関連企業を幅広く紹介するためのセミナーの定期開催や、国内外の20以上のイベントからCASE/MaaSの最新情報を中心としたレポート講演の販売、モビリティ関連の海外視察企画などの関連事業も推進してまいりました。
「iid 5G Mobility」では、今後も新しいモビリティ・スマートサービスを発掘・支援、更に資本業務提携などを実施することで、新たな事業機会を捉え、非連続的な成長を目指してまいります。
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