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SUVにコンフォートという新たな価値を提案した C5 AIRCROSS SUVに ガソリンエンジンモデルを追加発売【Groupe PSA Japan】

2020年4月9日

Groupe PSA Japan株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:アンジェロ・シモーネ)は、4月9日(木)、CITROËNからコンフォート(快適性)を打ち出しSUVにあらたな価値を提供している「C5AIRCROSSSUV(C5エアクロスSUV)」にガソリンエンジン仕様を追加し、全国のシトロエン販売店にて発売いたします。

より静かに、より軽快によりお求めやすく“コンフォート”を追求したガソリンモデル
シトロエン100周年を迎えた2019年にデビューした「C5AIRCROSSSUV」は、SUVにおいてコンフォート性能という新たな価値をマーケットに提案し、シトロエンならではSUVの姿をマーケットに提示いたしました。卓越した乗り心地と快適性で高い評価を得ているこのC5AIRCROSSSUVに、ガソリンエンジンモデルが追加されました。このガソリンエンジンモデルは、より高い静粛性と120kg軽量な車体重量(ディーゼルエンジンモデル比)があいまって、C5AIRCROSSSUVのコンフォート性能という最大の美点をより静かでより軽快な方向に伸ばしたモデルとなります。

搭載されるエンジンは定評あるPureTech1.6ℓガソリンターボエンジンで、ツインスクロールターボによって低回転域からのハイレスポンスと高いパフォーマンス(180ps/5500rpm250Nm/1650rpm)を発揮いたします。ガソリンエンジンならではの静粛性とよりシャープなエンジンのフィーリングをお楽しみいただけます。その他仕様は、ディーゼルエンジンモデルと同一となっております。また、価格は同グレードディーゼルエンジンモデル比で22万9000円低い409万円とお求めやすい価格に設定いたしました。

また、純正装着タイヤがローンチ時の235/55ZR18のオールシーズンタイヤから225/55ZR18のサマータイヤへと変更(現行ディーゼル仕様含む)となっており、一般路での快適性、静粛性、燃費性能がさらに向上しております。

※以下は2019年5月28日発表のC5AIRCROSSSUVローンチ時リリースを抜粋、加筆修正したものとなります。

C5AIRCROSSSUVはエクステリアデザインからインテリア、乗り心地、安全性とすべての側面において、すべての乗員がより良く快適な移動を楽しめるよう、ヒューマン・オリエンテッドな視点をもって開発されました。C5AIRCROSSSUVはモダンでグローバルな快適性をシトロエンのテクノロジーで実現するCitroënAdvancedComfort®プログラムの一つの到達点であり、”新世代のハイドロ”ともいえる“魔法の絨毯のような乗り心地”を実現する画期的なサスペンションシステムProgressiveHydraulicCushions™やラウンジのソファのような座り心地のAvdancedConfortSeatに後席3座独立シート、2重ラミネートフロントサイドガラス、さらにPM2.5をシャットアウトするAirQualitySystemなどから成り立ちます。さらに、独自のレーンポジショニングアシストやパークアシストなど数々のADAS(先進運転支援機能)、定評の新世代高性能プラットフォームEMP2などをもって、C5AIRCROSSSUVはシトロエンだけが創りえるシトロエンならではの他に並ぶもののないSUVとなっています。

コンフォート:SUVで最も良い乗り心地を。それはマーケットで際立つ新しい価値
C5AIRCROSSSUVは、同セグメントのSUVのなかで、もっとも快適なSUVと言えるでしょう。それはシトロエンが進めるCitroënAdvancedComfort®プログラムのたまものです。このCitroënAdvancedComfort®プログラムはサスペンション、シート、ゆったりとした空間、素材、エアクオリティ、音響という6つの要素において、すべての乗員の快適性を追求する開発プログラムです。以下の装備はグレードを問わず標準装備です。

伝説の“ハイドロニューマチック”の現代的解釈:PHC(ProgressiveHydraulicCushions™)
5CV、トラクシオン・アヴァン、2CV、DS、SM、CX、BX、Xantia、C3、C4、C5、C6……戦前から現代にいたるまで、シトロエンは100年ものあいだコンフォートを実現すべくあらゆるイノベーティブな技術を用いてきました。伝説となったハイドロニューマチックはもちろんのこと、それ以前にもトラクシオン・アヴァンのモノコック構造+トーションバースプリングや2CVのマスダンパーなどがあったことからも自明なように、シトロエンのサスペンションシステムは、どれもが技術のための技術ではなく、あくまでシトロエンが求める快適性を実現するための手段でありました。今回、C5AIRCROSSSUVに搭載されたPHC(ProgressiveHydraulicCushions™=プログレッシブ・ハイドローリック・クッション)は、そのサスペンションテクノロジーにおける最新のイノベーション。”MagicCarpetRide”、魔法の絨毯のような乗り心地を実現しています。

PHCは、通常のダンパーにセカンダリーダンパーが追加された構造の純メカニカルなシステムです。ダンパーシリンダー内に第二のダンパーシリンダーが配されており、サイドには複数のポートが開けられています(ポート径はストロークエンドに行くに従い径が小さくなっています)。セカンダリーシリンダーにはその内径にあったセカンダリーピストンが存在し、ストロークが進むとそのセカンダリーピストンがシリンダーに入り込みハイドロリックストップとして作用する、位置依存型(ポジション・センシティブ)ダンパーです。

これにより、サスペンションが小さく細かく動く状況(車高が通常の高さから大きく外れない状況)や、サスペンションのストロークスピードが低い状況では、減衰力が小さく非常にソフトな“ゆるフワ”な乗り心地を提供します。サスペンションが大きく動く状況では、前述のセカンダリーピストンとシリンダーが産み出す減衰力で衝撃をスムースに吸収し、大きな凹凸でも底付き感が極めて少ない快適なフィーリングとなっています。

※図版セカンダリーシリンダー内にあるスプリングは内蔵ピストンを定位置に
戻すためのもので、スプリングレートそのものには影響しません。

このテクノロジーは1994年のパリ=ダカールラリーで優勝したシトロエンZXラリーレイドで投入され、その後2000年代から2019年までのシトロエンのWRCカーに採用されている技術をベースにしています。ラリーカーの悪路を速く安全に走るためのポテンシャルをシトロエンならではのコンフォート性能、つまりロードカーとしての卓越した乗り心地を実現するために活用した技術といえます。

そのメリットとして以下のものが挙げられます。

・”魔法の絨毯のような”極めてソフトな乗り心地
・余計なサスペンショントラベルを減らし、快適性の向上
・純機械的なメカニズムのため高い信頼性

また、一般論として通常のダンパーの場合、圧側(縮側)で大きくストロークした場合、ゴムやウレタン製のバンプラバーがその衝撃の吸収を担いますが、ストローク時のエネルギーを減衰することができず反発力となってしまうために乗り心地や挙動の悪化を招くことがあります。PHCの場合セカンダリーダンパーが減衰力を発揮するためにこうした挙動が起こりにくくなります。

なお、C5AIRCROSSSUVのPHCの場合、フロントは圧側伸側の両方にセカンダリーダンパーのハイドローリックストップを、リアは圧側のみに備えています。

※PHCの技術資料は別紙「20200409_CITROEN_PHC.pdf」をご参照ください。

フランス車の伝統を受け継ぐたっぷりふっかりのシート:アドバンスドコンフォートシー

トシートもまた、CitroënAdvancedComfort®プログラムの大きな要素であり成果のひとつです。身体をソフトに優しく包み込みつつ、確実にサポートするシートを実現するために、シートクッション素材のポリウレタンフォームを徹底的に研究し、業界平均に対して非常に密度の高い独自の高密度フォームを採用するに至りました。また、シート表皮中央部にはさらに15mm分レイヤーを重ねることで、座った瞬間の当たりの柔らかさとなじみの良さを向上させています。

これらのメリットとして以下のものが挙げられます。

・座った瞬間に感じられるソフトで快適なフィーリング
・たっぷりとったクッション厚さによる運転時の快適
性・大きなシート座面および背面によるサポート性の向上、健全な姿勢の維持
・高い耐久性

これらによって、自動車に求められる動的な身体保持性能を向上させつつ、ラウンジのソファのような快適な乗り心地を実現いたしました。

SHINE(ハーフレザーシート/ライト&ダークグレー)

リアシートを独立した3座としている点もC5AIRCROSSSUVの個性のひとつです。それぞれの乗員が等しく同じ優れた快適性を享受できるようという考えで導入され、グランドC4スペースツアラーなどのMPVのモジュラーシートのノウハウを応用しています。それぞれのシートが前後に150mmのスライド幅を持ち、バックレストは19°から26.5°までの5段階に調整可能となっています。

同乗者は繭に包まれたかのうような体験を:卓越した静粛性
静粛性もまた、乗員のコンフォート(快適性)に大きく影響する要素です。C5AIRCROSSSUVでは、遮音性ラミネートをサンドイッチしたフロントサイドウィンドウを採用し、さらにバルクヘッドなどに入念な防音材を設置し、ロードノイズ、ウインドノイズを軽減。静粛性を高め、乗り心地と相まって繭に包まれたかのような快適さを乗員に提供しています。

アウトドアアクティビティにも対応、最大1630ℓのラゲッジスペース:フレキシブルな積載能力
通常のリアシートポジションにおけるトノカバー下のラゲッジスペースは580ℓ。これでも十分大きな容量ですが、リアシートをスライドさせるとさらに拡大し670ℓに。リアシートバックを3座すべて折りたためば、1630ℓという広大なスペースが出現します。

荷物の出し入れもまた、コンフォートに:ハンズフリー電動テールゲート
たとえ両手が荷物でふさがっていても安心してください。スマートキーを携帯していれば、リアバンパーの下で足を動かすだけで自動的にテールゲートが開きます。また、スマートキーおよびダッシュボードのボタン操作でもゲートの開閉が可能です。

触れるたびに心地いい。デザインと素材感のコンフォート:最新シトロエン流のインテリア
最新のシトロエンのデザインコードを表現したインテリアが心地よい居住空間を産み出しています。SUVらしいタフさと守られ感と人の気持ちに寄り添った優しげな造形とディテール、素材感が魅力です。水平基調のダッシュボードはスムースな素材とフィニッシュが取り込まれ、シートトリムと合わせたカラーで統一感を持たせています。ダッシュボードやドアハンドル、コンソールなどにはステッチのアクセントが備わり、ピアノブラックと落ち着きある光沢のクロームがアクセントに。視覚的にも広々として開放的、かつ車輌感覚の掴みやすさを兼ね備えています。

整然とレイアウトされた12.3インチデジタルインストルメントパネルのフルデジタルメーター、ダッシュボード中央には8インチタッチスクリーンが配され、エアコン操作、メディア再生、ナビゲーション(オプション)など多彩な情報を指先で直感的にコントロールできます。

空気までも気持ちよく、健康的に:AQC(AirQualitySystem=エアクオリティシステム)
乗員の快適性と健康的な環境は議論の余地もないほど当たり前のことでしょう。C5AIRCROSSSUVは新たにAQC(エアクオリティシステム)を採用しています。これはダイナミックエアフィルターシステムで、車内の空気を安全、かつ清浄ににおいのない状態に自動的に保つシステムです。COやNOxなども含め、外気の汚れ一定レベルを超えたとセンサーが検知すると自動的に内規循環に切り替えます。また、アクティブカーボンフィルターによって、花粉や埃、PM2.5などの微細な粒子を取り除き、室内を清浄な空気で満たします。

先進の安全性:ドライバーアシスト機能が安心と快適性を提案
C5AIRCROSSSUVは、ADAS(先進運転支援システム)でもSUVをリードします。なぜなら、シトロエンは、その100年の歴史において高度な安心こそが真の快適性を産み出すということを知っているからです。C5AIRCROSSSUVには100年の歴史でもっとも進んだあらゆるドライバーアシストが備わっています。

PSA独自。自分がちょうどいいと感じる車線左右位置をキープ:ハイウエイドライブアシスト
ハイウエイドライブアシストは、渋滞での完全停止と3秒以内の再発進が可能なトラフィックジャムアシストと前走車との車間距離を保つアクティブクルーズコントロール、さらに車線内の左右任意の位置を保持しながら走行するレーンポジショニングアシストを統合したシステムです。

とくにレーンポジショニングアシストは、車線の左右の白線内の任意の位置を指定して走行が可能。これはシトロエンが属するグループPSAだけのシステムで、ドライバーの好みに応じて車線のやや左側をキープしたり、高速道路の流れが遅い状態で車線左側をオートバイが通過しがちな場合にやや右側にC5AIRCROSSSUVを寄せて走行させたりということが可能です。強制的に車線中央のみを走行して運転者の好みと異なり、違和感を感じるというようなことがありません。あくまで人の感覚に寄り添った快適なハイウエイドライブアシストです。

さらに前方の車輌や障害物を検知し、ドライバーが回避操作を行わない場合に自動的にブレーキを作動させるアクティブセーフティブレーキ(被害軽減ブレーキ)、約5km/h以上の走行時にフロントレーダーにより前走車との距離を検知し、ドライバーに注意を促すディスタンスアラート、斜め後方のブラインドスポットに存在する後続車輌を検知して危険な車線変更を抑制するアクティブブラインドスポットモニター、対向車や前方車輌を検知してハイビームとロービームを自動で切り替え夜間走行の安全性を高めるインテリジェントハイビームなどを搭載しています。

駐車のプレッシャーからの解放:パークアシスト&バックカメラ
日々の生活を共にする際に、やはりスムースかつ安全な駐車に対するプレッシャーは否定できないもの。そこで、C5AIRCROSSSUVには、パークアシストとバックカメラを搭載いたしました。パークアシストは車庫入れや縦列駐車の際に、駐車可能なスペースを検知し、ステアリング操作を自動で行います。ドライバーはシフトチェンジとアクセルおよびブレーキ操作だけで駐車できるため運転操作の負担が軽減されます。バックカメラは後進の際に車輌後方の状況をタッチスクリーンに自動で写し出します。距離や角度が認識できるガイドラインと俯瞰映像により周囲の状況が手に取るように把握できます。

また、トップリアビジョンは後退時、障害物に接近すると自動的にカメラのメイン画像を俯瞰映像のズームに切り替えます。距離感を分かりやすくドライバーに伝えることで運転時の安全確認をサポートします。ヒルスタートアシスタンスは、約3%以上の勾配の坂道ではブレーキペダルを足から離した後も約2秒間制動力を維持し、坂道発進をアシストします。

欧州最先端のダウンサイジングガソリンエンジン:より高い静粛性を
ガソリンエンジン仕様のドライブトレインPureTech1.6ℓガソリンターボエンジンに電子制御8速オートマチックEAT8の定評のコンビネーションです。最新の欧州環境基準に適合しています。

より静かで快適なライドフィール:1.6ℓPureTech+EAT8
先進のPureTech1.6ℓガソリンターボエンジンは、ツインスクロールターボチャージャーに党内直接噴射、可変バルブタイミングの組み合わせで、最高出力133kw(180ps)/5500rmp、最大トルク250Nm/1650rmpというハイパフォーマンス。市街地から高速道路までスムースかつダイナミックな走りを実現しながら、燃料消費率13.8km/ℓ(WLTCモード)の優れた燃費性能を実現。

電子制御8速オートマチックEAT8は、日本のアイシン・エィ・ダブリュと共同開発のもので、3つのドライブモードを選択可能。とくにエコモード時は新しく搭載されたフリーホイール機能で、走行条件が合えば、アクセルオフ時にクラッチを切り燃費改善を果たします。

エコモード:  エアコンの最適化、フリーホイール機能により燃費走行に貢献
通常モード:  シフトタイミング、ドライバビリティ、コンフォートの最適化
スポーツモード:シフトアップポイントの高速化、アクセルレスポンスの向上、ステアリング
        フィールの変更

FFにしてSUVのオフロード性能:グリップコントロール&ヒルディセントコントロール
C5AIRCROSSSUVはFFながらSUVとしての本格的なオフロード性能を備えています。グリップコントロールはシトロエンのラリーフィールドでのノウハウを活用した車輌制御システムで、センターコンソールのダイヤルで路面状況に応じたモードを選択できます。マッド(泥)、スノー(雪)、サンド(砂)、そして通常のESCオフが選択可能。FFならではのフリクションロスの少なさによる燃費の良さと優れた走行性能を両立しています。また、ヒルディセントコントロールは勾配が5%以上の急な下り坂でドライバーのブレーキ操作なしに自動的に車速を低速に保ちます。センターコンソールのスイッチでオンオフを選択します。

シトロエンについて
1919年の創業以来、インターナショナルなフルライン自動車ブランドとして、堂々と、そしてクリエイティブなアプローチでつねにマーケットに臨んできたのがシトロエンです。個性溢れる特徴的なデザインとコンフォート性と先進技術によって自動車のある幸せなライフスタイルの提案をするシトロエンの各車を通じて自動車産業に新たな風を吹かせています。クルマに乗る人々とそのライフスタイルを真の意味で反映させたプロダクトを提供することを使命としており、ブランドのタグライン“InspiredbyYou”には、このフィロソフィーが込められています。シトロエンの製品は80近い国々で販売されており、2018年にはおよそ105万台の販売数を記録いたしました。また、日本国内市場は5年連続で純増を続け、2018年度で前年比+15%と好調に推移。ブランド創立100周年を迎えた2019年度は、国内販売4000台を記録いたしました。

報道関係以外のお問い合わせ シトロエン コール TEL:0120-55-4106




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