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コーナン西宮今津店におけるEV向け超急速充電器の効率的な運用方法等にかかる実証実験の開始について【関西電力】
2020年3月24日
関西電力株式会社(以下、関西電力)およびコーナン商事株式会社(以下、コーナン)は、コーナン西宮今津店においてEV(電気自動車)向けの超急速充電器※1を導入する際の効率的な運用方法等にかかる実証実験を本日から開始しました。
近年、EVに搭載されるバッテリーは大容量化される傾向にあり、それに伴い、大きな出力を持つEV向けの急速充電器も開発されています。一方、出力が大きいため、使用方法によっては、当該機器を設置いただいているお客さまの契約電力※2が大きくなり運用面での課題などがあると認識しています。
本実証実験では、コーナン西宮今津店にEV向けの超急速充電器を1台設置し、充電サービス※3として一般のEVユーザーに活用いただきます。そのうえで、当該機器の充電データ※4を基に実際の稼動状況を確認・分析することにより、効率的な充電器の運用方法や、さらには機器導入時における店舗も含んだ最適な電力設備の構築形態の検討に繋げます。なお、今回、日本で初めて、商業施設に本超急速充電器を設置することとなり、旧一般電気事業者として超急速充電器を用いた効率的な運用方法等にかかる実証実験を行うことも初めてとなります。
本実証実験を通じて、急速充電器の活用にかかる知見を得るとともに、EVを核とした新しい社会の実現に貢献してまいります。
※1:一般的に、従来の急速充電器(最大出力50kW)よりも大容量のものを指し、
今回使用する新電元工業株式会社製の急速充電器の最大出力は90kW。
※2:契約電力は、お客さまの過去1年間(その月と前11か月)の最大需要電力(デマンド)により決定される。
なお、刻々と変化する需要電力を計量器が計量し、30分単位で平均値(平均電力)を算出しており、
そのうち月間で最も大きい値がその月の最大需要電力となる。
※3:ジャパンチャージネットワーク株式会社が行う充電器の管理運用サービス(有料)。
※4:充電開始時刻、充電時間、充電エネルギー量などの技術情報。
別紙:コーナン西宮今津店における実証実験の概要 [PDF 196.81KB]
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