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自動車アプリケーション向けメタル・コンポジット・パワー・インダクタの新製品 「MPXV」シリーズを発表【KEMET】

2020年3月19日

自動車アプリケーション向けメタル・コンポジット・パワー・インダクタの新製品 「MPXV」シリーズを発表
車載向け METCOMTMシリーズは、低レベルの漏れ磁束のための
クラス最高の EMI シールドを提供し、高信頼性と性能を実現

電子部品の大手サプライヤーであるKEMETCorporation KEMETCorporation(NYSE:KEM、以下:ケメット)は、自動車市場の厳しい要求に対応した、メタル・コンポジット・パワー・インダクタの新製品「MPXV」シリーズを発売しました。MPXVシリーズは、同社のMETCOMシリーズの拡張となり、自動車分野での使用に適合しているAECQ200に準拠しています。KEMETのMPXVシリーズは、発表と同時に販売開始しており、同社の販売代理店経由で入手可能です。同社のメタル・コンポジット・パワー・インダクタの詳細は、www.kemet.com/metcom ご参照ください。

今回発表した新パワーインダクタは、電磁妨害(EMI)を最小限に抑えながら効率的な電力変換を提供し、自動車システムに見られる電子制御ユニット(ECU)の数が増えているDC-DCスイッチング電源での使用に最適です。FortuneBusinessInsights (注)によると、2026年までに自動車ECU市場は129.2億米ドル、年平均成長率(CAGR)は7年間で11.9%に達すると予測されています。

MPXVシリーズは自動車市場での使用に最適化されており、電子システムの需要と採用の増加により、高効率、低自己発熱、低電力損失が必要です。MPXVシリーズインダクタのメタル・コンポジット・コアは、これらの要件を満たすために、クラス最高の高透磁率を備えています。MPXVインダクタの品質は、他の重要なシステムへの悪影響を避けるために、熱を考慮することが重要な設計での使用に最適です。

さまざまな業界標準のSMDフットプリントで利用可能なMPXVインダクタは、最高155°Cの温度で動作し、低電気ノイズを特長としており、ボンネットやパワートレインで見られる厳しい動作環境を含め、車両のあらゆる領域で使用できます。メタル・コンポジット材料は、インダクタ・コイル・コアの周囲に成形されているため、敏感なシステムで干渉を引き起こす可能性のある磁束から、隣接する電子機器を保護するように機能します。MPXVシリーズは、AutomotiveEngineeringCouncilのQ200(AEC-Q200)規格に適合しており、自動車アプリケーションの最も要求の厳しい分野にも適しています。

ケメットで、シニア・バイス・プレジデント兼最高技術責任者(CTO)を務めるフィリップ・レスナー(Dr.PhilipLessner)は、次のように述べています。「高透磁率のインダクタ材料の開発と製造に関する当社の経験と専門知識により、差別化された性能を備えたデバイスを導入して自動車などの分野の最新アプリケーションのニーズに応えることのできる他社にはまねのできない性能を備えた新製品の提供が可能となりました。堅牢な性能、高い信頼性、省エネ機能を備えたMPXVインダクタは、高信頼性と設計が容易なソリューションをご提供します。」

注:*Source:AutomotiveElectronicControlUnit(ECU)MarketSize,Share&IndustryAnalysis,ByApplication
(Powertrain,BrakingSystems,BodyElectronics,Adas,Infotainment),ByVehicle(Passenger,LCV,HCV,ElectricVehicle),
andRegionalForecasts2019-2025,FortuneBusinessInsights,November2019

KEMETについてKEMETは、多岐にわたる電気機械デバイス、電磁適合性ソリューション、スーパーコンデンサを揃え、お客様に業界で最も幅広いコンデンサ技術の選択肢を提供しています。KEMETのビジョンは、最高水準の品質、配送、サービスを要求する電子部品ソリューションの優先サプライヤーになることで、株式は「KEM」の下でニューヨーク証券市場(NYSE)に上場しています。KEMETの詳細はWebサイトをご参照ください(www.kemet.com )。

将来的見通しに関する記述本文書の記載内容には、連邦証券法に基づくKEMETCorporation(以下「KEMET社」)の財務状況、経営層の現在の期待、KEMET社の属する市場の動向予測、経営層の確信や仮定などに基づく、事業運営に関する将来的な見通しが含まれています。「期待される」、「思われる」、「考えられる」、「予測される」などの表現は、将来的な見通しを示すことを意図したものです。こうした記述は将来的な業績を保証するものではなく、一定のリスク、不確定性、仮定が含まれ、確実な予測ではありません。したがって実際の成果や結果は、将来的な見通しにおける表明、予測、または暗示された内容と著しく異なる場合があります。これら将来的な見通しは現時点での経営層の判断にすぎないため、過度に依拠することは控えるようお願いします。KEMET社は、新たな情報や将来の事象に基づいて、これら将来的な見通しを公式に更新する義務を負いません。

将来的な見通しで表明または暗示された内容と実際の結果が異なる原因となるリスクや不確定性については、米国証券取引委員会に提出されたKEMET社の報告書および各種書類に記述されています。








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