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新500が登場:より良い未来のために行動する【FCAジャパン】
2020年3月6日
・FCA初の電気自動車、フィアット500がワールドプレミア
・第3世代のフィアット500は完全なニューモデル:より広いスペース、より高度なテクノロジー、
新しいスタイルを採用しながらも500(チンクエチェント)らしさを保持
・航続距離:WLTPサイクルで最大320km、85kWの急速充電器を標準装備(欧州仕様車の場合)
・レベル2の自動運転を実現する最初のシティカー、革新的な
UConnect 5インフォテインメントシステムを搭載する最初のFCA車
・新フィアット500が掲げるビジョンに、“All-In”ビデオキャンペーンにおいて、
レオナルド・ディカプリオも支持を表明
・ワンオフカーも登場:500 Giorgio Armani、ブルガリが手がけるB.500 “MAI TROPPO”(あふれる豊かさ)、
そして 500 Kartell:メイド・イン・イタリアの代表者たちが、サステナビリティのテーマで新500を解釈
・イタリアのアイコンと評されるフィアット500は、イタリアのラグジュアリーブランドが結集し、
世界に向けてその素晴らしさを発信するアルタガンマ財団の名誉会員に認定
・3月4日より、ローンチバージョンである“La Prima”のオンライン事前予約を開始。
各市場500台の限定予約、Easy Wallbox™も提供(日本市場は対象外)
・新フィアット500を購入されたお客様には、FCAグループの全車両をオンデマンドで予約することが可能な、
Leasysによるサブスクリプションベースのモビリティサービス、“My Dream Garage”へのアクセスを提供
(日本市場は対象外)
「より良い未来を作るために、今こそ行動するときです」。地球は、歴史的に例のない、大きな変革の時期を迎えています。より良い未来を作り出すために、すべての人々が行動を起こさなければなりません。フィアットは、ブランドを代表するクルマ、500(チンクエチェント)によってその困難に立ち向かいます。思い返せば、500は常に時代の流れに乗って歩んできました。社会のニーズが変われば、クルマへのニーズも変化します。
FCAにとって最初の電気自動車となる新500が、本日ミラノで 公開されました。これは、ゼロエミッション車の流れを変える革新的な製品です。500の未来を描くにあたって、フィアット・ブランドはこれまでの人気の秘密を探ることから始めました。1960年代にモビリティと自由を提供した、第1世代の500は大人気を博しました。500は大変革を具現化する存在であり、皆に愛されるブランドになりました。時代の波に乗り続けるフィアット500は、63年前の登場時から、アイコンの地位を確保し続けています。
2007年に登場した第2世代の500は、シティカーにクールでチャーミングな要素をもたらし、イタリアンファッションとスタイルのアイコンとなって世界を席巻しました。以来13年間にわたって常に進化を続けるフィアット500は、アーティストやミュージシャンたちに大きな刺激を与え、また30を超える本国限定車を生み出してきました。
新時代の到来を告げる2020年はフィアット500にとっても、これまでの人気を基盤として、変化の息吹を体現した新しいソリューションを提供する時となります。
モビリティがより持続可能なものとなり、コネクテッド機能や自動運転機能を備えてゆくことが予想され、同時に規制が厳しくなりゆく現在、第3世代の500は優れたデザインと運転の楽しさを携え、再び最先端のクルマとして登場します。それは革命ではなく精神の「reincarnation(再生)」であり、革新への原動力を与えてくれます。規則や法律だけでは真の革命を起こすことはできません。そこには象徴的で美しいものが求められます。それこそが新フィアット500です。
変化への道を、単独で歩むことはできません。私たちにはポジティブな視点を持ったパートナー、すなわち価値観や目標を共有でき、地球環境をより良くするための行動に関わりたいと思う人たちが必要でした。レオナルド・ディカプリオは、新フィアット500プロジェクトに対する支援を表明した1人です。世界に広く知られるこのスーパースターは、過去20年にわたり地球環境の保全に取り組んできました。そして今回、この新しいシティEVのビジョンに対して賛同のメッセージを送ってくれました。“All-In”ビデオキャンペーンにおいて、フィアットが500というクルマでその姿勢を明らかにしたように、ディカプリオは、誰もが自分で可能な貢献のことを考える時に来ている、と述べています。
そのビジョンは、ジョルジオ・アルマーニ、ブルガリ、カルテルという「メイド・イン・イタリア」の世界におけるアイコン企業も共有しています。彼らはフィアット・ブランドと協力し、ノウハウ、創造性、革新における卓越性を、持続可能性と緊密に組み合わせた戦略を練り、そこに生命を吹き込みました。新フィアット500をベースにした、ユニークで豪華な3つの例が、「ワンオフカー」として結実しています。
アルマーニ、ブルガリ、カルテルの3社とクルマを作り上げるにあたり、アイコンとなっている500が持つ優れた価値がスタート地点となりました。500は世界でもっともよく知られたフィアットのシティカーであり、その成功の上に第3世代が誕生することになるからです。それらを、3社それぞれの価値と組み合わせることで、スタイルと創造力、そしてクラフトマンシップに溢れた新500のユニークなモデルが生まれました。
イタリア企業ならではの才能によって芸術作品の域に達した3台のワンオフカーは、持続可能な素材、天然の素材、リサイクル素材を活用するという意思と取り組みによって誕生したものです。 地球環境改善に貢献しようというこの戦略には、チャリティーオークションも含まれます。3台のユニークなモデル、すなわち500 Giorgio Armani、ブルガリが手がけるB.500 “MAI TROPPO”、そして 500 Kartellの全収益は、地球環境と生物の多様性を守るべくレオナルド・ディカプリオが設立したNPOであるEarth Allianceに寄付されます。
数多くの特徴:航続距離、充電、ドライビングで最高を目指す新500をデザインするにあたり、フィアットのデザイナーは、あらゆる側面の詳細に注意を払って最高のソリューションを採用できるよう、白紙の状態から始めることを心がけました。
電気自動車のお客様にとって、航続距離と充電時間は2つの重要な問題です。42kWhの容量を持つリチウムイオンバッテリーにより、第3世代のフィアット500は、WLTPサイクルにおいて最大320kmの航続距離を実現しています。(欧州仕様車の場合)
充電を最適化するために85kWの急速充電システムを搭載しており、きわめて短時間で充電が可能です。例えば、日常の足としては十分な50kmを走行するために必要な電力は、わずか5分間で充電することが可能です。急速充電器を使えば35分でバッテリー容量の80%まで充電できます。急速充電器への接続は、車体の右側後部パネルに設置されたコンボ2ソケットを使用し、AC(交流)およびDC(直流)のどちらにも対応しています。 (欧州仕様車の場合)
家庭における充電ソリューションも用意しました。新500のローンチエディションには、家庭用電源に接続できる家庭用固定チャージングシステムのEasy Wallbox™が含まれています。ENGIE EPSがFCAのために開発したこのシステムは、500の発売に合わせ、ヨーロッパでMOPAR(FCAのパーツ・アクセサリー部門)が販売を行います。これはBluetooth経由で管理できる、シンプルでアクセスが簡単な “プラグ&チャージ” ソリューションであり、最大3kWで充電することにより家庭のエネルギー負荷を安定させ、電気技術者による設定も必要ありません。さらに、Easy Wallbox™は7.4kWまでアップグレードが可能で、その場合はわずか約6時間でフル充電が可能になります。新500には、公共充電ステーションを利用するためのMode 3ケーブルも付属しています。(日本市場対象外)
新500は3つのドライビングモードを備えており、ドライバーの好みに合わせて“Normal”(ノーマル)、“Range”(レンジ)、“Sherpa”(シェルパ)から選択することができます。 “Sherpa”は、目的地に確実に到達できるよう、電力消費量を最適化するモードです。このモードは複数の車両コンポーネントを制御して電力消費量を最小限に抑え、ナビゲーションシステムで設定した目的地または最も近い充電ステーションへ確実に到達できるようにします。ヒマラヤのガイド役「シェルパ」が、責任を持って登山隊を頂上へと案内するように、このドライビングモードは最高速度を80km/hに抑え、アクセルレスポンスを調整し、空調コントロールシステムやシートヒーターなどもオフにして(いつでもオンに戻すことができます)エネルギー消費量を抑制します。
“Normal”モードは内燃エンジン搭載車にできる限り近づけた設定です。
“Range”モードではワンペダルドライブが可能です。このモードでは、ほぼアクセルペダルの操作だけで新500を走らせることができます。実際のところ、アクセルペダルを足から離すだけで、通常の内燃エンジンが生み出すエンジンブレーキよりもはるかに強力な制動力が発生します。その減速度は、ブレーキペダルを踏んだ時に近い感覚です。クルマを完全に停止させるためにはブレーキペダルの使用が必要ですが、日常生活のほとんどの場面において、少し経験を積めばアクセルペダルだけで走行することができるようになるでしょう。
モーターの出力は87kW、最高時速は150km/h(電子リミッター作動)、0~100km/h 加速は9.0秒で、0~50km/h加速は3.1秒です。
レベル2の自動運転とコネクティビティ
未来のクルマである500は、都市用の電気自動車というだけではなく、さらに一歩踏み込んだ仕様となっています。新500は、セグメントで初めて、レベル2の自動運転を実現したクルマであり、都市モビリティのあらゆるメリットを享受することが可能です。
フロントフェイシング・カメラ・モニタリング・テクノロジーが、車両の全周を監視します。インテリジェント・アダプティブクルーズコントロール(iACC)は、検出されたクルマ、自転車、歩行者などに対応して、アクセルやブレーキを操作します。レーンセンタリングは、道路の車線を検出できる場合、クルマの位置をレーンの中央に維持します。
インテリジェント・スピードアシストは速度制限を検出して、それに従うことをドライバーに推奨します。アーバン・ブラインドスポットは、超音波センサーを活用して死角を監視、障害物を検出した場合はウイングミラーに設置された三角形の警告灯を点灯します。アテンションアシストは、長時間走行時にディスプレイに警告を表示し、休憩を取るようにドライバーに推奨します。360°センサーは、車庫入れ時あるいは複数の切り返しが必要な場面において、バードビューを提供し、障害物を避けることができます。
新500は、未来のためにデザインされた接続プラットフォームであるUConnect 5インフォテインメントシステムを搭載します。まったく新しいユーザー体験を実現するために開発されたこのシステムは、使いやすく簡単で直感的で、幅広いカスタマイゼーションを実現するAndroid Automotiveオペレーティングシステムを採用しています。
例えば、車両機能やアプリの表示方法はウィジェット経由で調整できます。Apple CarPlayは、ワイヤレスで提供可能であり、Android Auto向けにも同様の機能を提供する準備が整っています。
新500は、ユーザーのスマートフォンとシームレスに連携し、クルマのダッシュボードが描くラインに違和感なくマッチする、10.25インチ高解像度タッチスクリーンに表示します。
UConnect 5は、テレマティック ボックスモジュールと必須のエマージェンシーコール機能を組み合わせて、お客様に数多くの革新的な接続サービスを提供します。
-My Assistant:故障の際にアシスタントに連絡して支援を要請し、問題解決をサポートするシステムです。また、お客様はEメールでレポートを受け取ります。このレポートでは、クルマの現状も確認できます。
-My Remote:スマートフォンを経由して以下のことが可能になります。バッテリー充電レベル確認、もっとも低コストで充電できる時間帯の設定、クルマの正確な場所の把握、ドアのロックやロック解除、照明のオンオフ切り替え、エアコンディショナーシステムのプログラム。
-My Car:タイヤ空気圧から定期点検スケジュールまで、さまざまなパラメーターを確認して、車両のコンディションをチェックできます。
-My Navigation:モバイルアプリ経由で、クルマのナビゲーションシステムに目的地情報を送り、ルートを探し、渋滞の状態や目的地の天候を確認することができます。また、現在のバッテリー充電レベルに基づいて到達可能なポイントを地図上で検索することにより、近くにある充電ステーションを表示することもできます。地図は、常にワイヤレスで更新されます。
-My Wi-Fi:自宅にいる時のように、最大8台のデバイスをインターネットに接続することができます。My Wi-Fiは、業界リーダーであるAmazon Alexaの音声アシスタンス技術を活用し、クルマとのやりとりも可能にしてくれます。
-My Theft Assistance:自動車が盗難された場合、お客様にただちに通知されます。警察が盗難を確認した場合、カスタマーセーフティアシスタンスが、車を回収するためのサポートを提供します。
新500の優れたコネクティビティにより、ユーザーは車内や車外でクルマと対話し、あらかじめナビゲーションのルートを設定し、クルマで外出する前に空調設定を整えておくことが可能です。ドアが開くと、スマートフォンはわずか5秒でクルマと接続されます。充電にケーブルは必要ありません。新500のローンチエディションには、高度な音声認識機能を備えたナチュラルラン ゲージ・インターフェイスシステムも搭載されており、パラメーターの調整、空調コントロールの設定、音楽の選定などは、クルマに話しかけるだけで操作することができます。
スタイルとデザイン
スタイル面に目を転じると、新500は未来のモビリティをイタリア的な解釈で表現し、先行する2世代が残したレガシーを巧みに融合させています。新500は、先代と同様のスタイルプロポーションとクリーンなデザインを備えたアイコンシティカーであり、時代を象徴しているのです。このクルマは、クラシックでありながら、クールでもあり、63年の歴史を感じさせます。フィアットのスタイルセンターは第3世代のスタイルを定義する作業において、クリーンなラインと先代から一貫するデザイン言語を追求しました。すなわち、シャープで、最先端を感じさせ、コンパクト、しなやかでエレガントな形状と、シャシーに対して均整の取れたアプローチを採用しています。これにより、安定性と存在感を兼ね備えた、魅力的なスタイルが誕生しました。
もう1つの要件として、フィアットロゴに替わってフロントのセンターに設置する、新しい500ロゴの作成がありました。リヤに設置する500ロゴは過去とリンクするものですが、電動化に際して調整を施され、ライトブルーの縁飾り、遊び心のあるデザインとカラーを使用することで、最後の「0」を「E」にも見えるようにしています。新500は、先代モデルのスタイル要素をすべて踏襲していますが、より控えめ、クリーンで、シャープにまとめられています。フロントエンドは、1957年バージョンにも似て垂直に切り落とされており、流れるようなシルエットではなく、路面を掴むような安定感を演出し、全体でダイナミックな印象が強調されています。第1世代の500では、ボンネットと丸形ヘッドライトが離れていましたが、第3世代ではデザインを再定義し、モジュラー設計を採用することで、楕円形ヘッドライトはボンネット部分に「まつ毛」として備えられています。やや楕円度を増した、アイコンともいえる丸型ヘッドライトは、高度なテクノロジーを結集したモダンなコンポーネントで、より魅力的なルックスを作り出し、ドアハンドルは完全にフラットになり、電気的にロックを解除する機構を備えています。この第3世代でも、笑顔のように見え、「屈託のなさ」を表現するフロントエンドが踏襲されています。
全体の形状も、クリエイティブな精神を表現しています。新しいプラットフォームは、第3世代の500に信じられないほどの存在感をもたらしました。全長と全幅が6cm拡大され、ホイールベースも2cm延長されています。ホイールはより大径になって、より間隔があけられ、全長は4m未満にも関わらず、より力強い個性と優れた快適性が実現しました。
電気自動車になったフィアット500の車内は完全に一新され、エレガントさを増す一方、第1世代からのデザイン要素も随所にちりばめられています。フィアットのスタイルセンターはインテリアをデザインするにあたり、室内の各要素を効率的に配置して、端正なシンプルさ、各要素の美しさ、視覚的な明快さを実現しました。幅広くスレンダーなダッシュボード、かつてシフトレバーがあった左右のフロントシート中央には、モジュラー式の収納スペースが設置され、快適性がさらに高まっています。ショルダールームやレッグスペースは拡大され、フラットなボトムを持つ車体は、リチウムイオンバッテリーを搭載してもラゲッジコンパートメント容量に影響はなく、先代モデルと同じ容量を維持しています。その結果として誕生したのは、考え抜かれ、クリーンさを増した室内環境で、ボタンの数はより少なくなり、シャープで調和の取れたラインが、このクルマの持続可能性を暗示しています。ハイブリッド版のフィアット500と同じく、 電気自動車の500にもいくつかのトリムで“Seaqual”ヤーンを張り地に使ったシートが採用されています。これは海洋から回収したプラスチック素材をリサイクルして作った繊維で、その他には、本革ではなくエコレザーを使用したトリムもあります。
信じられないほどのエキサイトメント
フィアット500は、常に「エキサイトメント」なクルマでした。そして、第3世代もその例に漏れず、始動ボタンを押す前から驚きが押し寄せてきます。新500はコンバーチブル・バージョンとしてデビューしますが、これはゼロエミッションのオープンエア4シーターとして世界初のクルマです。すべてがオープン、すべてが電気、すべてが静粛です。フェリーニの「甘い生活」で有名な初代500ですが、その形とサウンドの魅力が現代に蘇りました。サウンドに関しては、このシティカーに後日採用されるユニークな機能があります。それはアコースティック・ビークルアラートシステム(AVAS)という名称が与えられ、20km/h以下の速度において歩行者保護のために搭載が必須となっている警告システムです。新500が採用するサウンドはただの音声信号ではなく、ニーノ・ロータが映画「フェリーニのアマルコルド」のために作った曲です。まさに甘い生活のスタイル、イタリアの創造性を語る格好の例です。
ローンチエディション“La Prima”の事前予約開始(日本市場は対象外)
夢が現実になりつつあります。500のローンチ仕様である“La Prima”(ラ・プリマ)は、このクルマの誕生を記念して作られるリミテッドエディションで、特別なスタイル、備、テクノロジー、コネクティビティを備えています。 このリミテッドエディションは、3月4日から、www.fiat.com*ウェブサイトのオンライン事前予約システムで注文することができます。希望者は、わずか3回クリックするだけの簡単な手順で予約することが可能です。
スタイル
スタイルは、500の血統を明確に感じさせ、ディテールへのこだわりを体現しています。電動化されたことでよりサステイナブルになり、外装色のラインアップも自然からヒントを得ています。“La Prima”には、以下の3色が用意されています。
– ミネラルグレイ(メタリックコート)、大地を連想させます。
– オーシャングリーン(パールコート)、海を表現しています。
– セレスティアルブルー(3層コート)、空へのオマージュです。
500のローンチ仕様“La Prima”はまた、フルLEDヘッドライト、エコレザーシート、17インチのダイアモンドカット・ホイール、ウィンドウとサイドパネルに設置されるクローム仕上げインサートなども特徴としています。
エクスクルーシブ
500“La Prima”は、あらゆるディテールが高品質です。ソフトトップにはモノグラム柄が採用され、主要国で販売される車両の場合は、国の名前とシリアルナンバーを併記したバッジが付けられます。
テクノロジー
“La Prima”は、最先端のADASシステムを搭載しています。
・歩行者やサイクリストを検出する自動緊急ブレーキ、インテリジェント・スピードアシスタント
・レーンコントロール
・ダイナミックガイドラインを備えた高解像度リヤビューカメラ
・インテリジェント・アダプティブクルーズコントロール(iACC)およびレーン
センタリング
・オートヘッドライト機能および自動ハイ/ロービーム切り替え機構
・エマージェンシーコール
・エレクトリック・パーキングブレーキ
さらにシティカーとしては初めて、レベル2の自動運転機能を備えています。
コネクティビティ
新しいUConnect 5インフォテインメントシステム:7インチTFTディスプレイ、ラジオ、10.25インチのタッチスクリーンを備えたナビゲーション、デジタルオーディオ放送、ワイヤレス CarPlay/Android Auto、Telematics Boxモジュールなどを採用しています。“La Prima”フルオプション・コンバーチブルは、世界唯一の4シーター・コンバーチブルEVです。85kWの急速充電器、エコレザー張りダッシュボードおよびシートなど、数々の新しいコンテンツが標準装備されています。
限定生産される“La Prima”を予約するためには、まずwww.fiat.comにアクセスし、3回クリックして予約金500ユーロを支払うと、未来のモビリティを予約できます。ステップはとてもシンプルで、時間もかかりません。カラーを選び、登録して、ディーラーを指定し、500ユーロを支払います(キャンセルの場合は返金可能)。このユニークなシステムは、お客様の住所の郵便番号から環境補助金の適用の可否を検索し、国および地方から給付される可能性のある補助金と最終金額を表示します。最初にお支払い頂く500ユーロは頭金ではなく、限定生産の“La Prima”購入への意思表示とお考えください。各国には一定数のみが割り当てられます。フィアット500“La Prima”コンバーチブルの価格は、Easy Wallbox™込みで37,900ユーロです(環境補助金の適用は含まれていません)。
レオナルド・ディカプリオが新500のプロジェクトを支援
時代の変化に刺激を受け、地球の未来をよりよくするため、フィアット・ブランドは新生500の開発にあたって、20年の長きにわたって気候変動防止に取り組み、生物多様性の保全に力を注いでいる映画スター、レオナルド・ディカプリオとコラボレートしました。米国の俳優であり、環境保護活動家である彼は、第3世代500の掲げる哲学に心を動かされ、フィアットの使命を支持したいと考えました。
彼は、500のローンチ仕様“La Prima”の立ち上げに際し、YouTube にアップロードされた“All-In”ビデオキャンペーンにおいて、サステナビリティを目ざして気候変動と闘うという重要な取り組みに視聴者を招待しています。「私たち全員が、全力で取り組む必要があります」と彼は話しています。フィアットもこの難題を受け入れてミッションとして掲げ、主力モデルである500を電動化することにしました。500を電動化することで、私たちの家である地球の環境保全に貢献することができます。アイデアやプロジェクトを共有するという戦略は、ワンオフカーの製作パートナーに対しても採用されました。これらはユニークで特別な3台のモデルで、オークションのみで販売され、その収益はすべて、レオナルド・ディカプリオが設立に関わった環境NPOであるEarth Allianceに寄付されます。
ワンオフカー
本日ミラノで発表された3台のワンオフカーは、持続可能性の証であり、地球の改善に真剣に取り組みたいという強い願望の現れです。ジョルジオ・アルマーニ、ブルガリ、カルテルといった、世界中でイタリアの優秀さを伝え続けるリーディング・ブランドが、変化に新しい息吹を吹き込みたいという共通の願いを持って、新生500のデザインに参加しました。完成したモデルは、第3世代500にとって初のプロジェクトであり、FCAにとって初の電気自動車登場を祝うユニークなクルマとなっています。
500は、「フィアットの小さいクルマ」として、イタリアのアイコンと認識されてきました。海外においても、FCAのベストセラーカーとなり、ニューヨーク近代美術館(MoMA)にも展示されています。デザインされたオブジェ、着る宝石とも言えるオートクチュールと同様の方法で、フィアットは第3世代500プロジェクトのパートナーを選定しました。すなわちアルマーニ、ブルガリそしてカルテルです。3種類の特別なワンオフカーは、この3つのブランドが持つ価値によって生命を吹き込まれ、天然素材やリサイクル素材、再生素材の積極的活用を基盤として、際だったスタイル、創造力、クラフトマンシップを具現化しています。
500 Giorgio Armani
スタイルの解釈という仕事なら、イタリアン・エレガンスの帝王、ジョルジオ・アルマーニが適任です。彼の主宰するオートクチュールハウスは、EVへと変貌する500に独自の解釈を与え、時代を超越した仕立てとサステナビリティを表現する、500 Giorgio Armaniを生み出しました。アルマーニは、レーザー技術を駆使し、服飾生地の3次元にできるだけ近づけることを目指して、車体のスチールパネルに専用のマイクロシェブロン(杉綾)模様仕上げ(エッチング)を施しました。その結果、オリジナルカラーであるアルマーニ・グレイグリーンが、“シルキー効果”によって引き立てられています。さらに、エクステリアには、革新的な不透明塗料である“トップコート エアライト”が使われています。この塗料には酸化チタンが含まれ、その効果で公害物質や臭いが
吸収され、空気が浄化されます。この新500に使用された塗料の空気清浄能力は、10立方メートルの植物の葉に相当し、およそ1本の樹木分の空気が浄化されます。一言でいうなら、500 Giorgio Armaniは”四輪のついた樹木“なのです。
その一方で、ホイール・デザインにおける“GA”ロゴが力強いエレメントとなり、ソフトトップに使うファブリックもロゴでカスタマイズされています。アンバー色のウィンドウは環境との調和感と洗練度を表現しています。
外装のニュートラルでエレガントなニュアンスは、インテリアにも反映されています。
シート地はポルトローナ・フラウにより供給されたフルグレインの認証済み天然皮革(訳注:革の表面で一番外側の部分、体毛を取り除いただけの天然皮革。自然なまま、傷などを隠さず、鑢をかけたり、磨いたり、スムースにしたりしないもの)でカラーは“greyge(訳注:グレージュ、グレイのニュアンスのあるベージュ)”、装飾要素としては最高品質の皮革製品に施される手作業からヒントを得て、マイクロシェブロン模様のウールバンドと組み合わせました。 素材の自然さと高級感は、なめらかで彫刻的な美をもつダッシュボードインサートによっても強調されます。それは木目を活かした再生材で薄いアルミニウム製インレイで縁取られ、Armani/Casaラインのエレガンスと現代性によってインスパイアされたデザインです。
B.500 “MAI TROPPO”
ブルガリが担当したワンオフカー B.500 “MAI TROPPO”は、職人技と美しさへの
オマージュです。初代500は「甘い生活」でも大きな役割を果たしましたが、この映画は美と芸術への愛から生まれたイタリアのアイコンです。イタリアの洗練性の象徴であるブルガリは、この価値を再解釈しました。ブルガリは、ジュエリーのルールを書き替え、現代デザインのアイコンになった新しいトレンドを立ち上げることで、長年にわたって革新的ブランドとして世界をリードしてきました。そのブルガリが担当した500は、真の宝石と呼ぶにふさわしい仕上がりを誇っています。最高品質の素材を使ったインテリア、細部にまで行き届いた気遣い、ブルガリ誕生の地ローマを想起させるカラーとモチーフのユニークな組み合わせなどを特徴としています。
このクルマに付けられた名前が“MAI TROPPO”(あふれる豊かさ)であるのも、納得できることでしょう。このワンオフカーはサフランカラーのパール塗装をまとっていますが、これは色彩豊かなローマの落日に刺激された色調で、ブルガリがアイコンとして多用するものです。その効果は、高度な職人技が生み出す塗料のニュアンスによってさらに高められます。この塗装は、ジュエリー製作において生まれた端材を粉砕して作った金粉を混ぜて作られることで、「宝石」としてクルマのキャラクターを強調しています。その結果、環境にやさしく、独自の輝きを放つクルマが誕生しました。サイドシルとフロントモールディングにはガラス加工技術が適用されています。ホイールは伝統的にブルガリのシンボルとされてきた星形デザインに、ブラックのラッカーとゴールドのトリムを組み合わせています。サイドには光沢のあるゴールドにダイヤを埋め込んだB.500ロゴを組み合わせる“jewel(宝石)”バッジが装着されます。
資源再利用の哲学はインテリアにも反映され、ダッシュボードパネルは、過去に販売されたブルガリのシルクスカーフを使った張り地を採用して、さらにエレガントになっています。シートは青緑色の鴨の羽色の本革に“Diva”パターンのエンブロイダリー刺繍を施し、ゴールドのロゴ刺繍とスカーフ生地のインサート施されています。
しかし、インテリアにおける真のハイライトは、ブルガリが擁する金細工職人がアメジスト、トパーズ、シトリンという3種類の半貴石を組み合わせて製作し、ステアリングホイール中央に設置された取り外し可能なブローチでしょう。
500 Kartell
創造性と革新こそ、500 Kartell ワンオフカーのインスピレーションです。イタリアが誇る工業デザイン界のアイコンブランドであるカルテルは、プラスチック素材を活用して実験と研究を重ね、新しい美と機能を追求してきました。近年、同社は持続可能なプラスチックの開発にも熱心に取り組んでいます。500 Kartell は、現代的デザインのオブジェといえる製品に生命を吹き込む素材の理想的な組み合わせを体現しています。
エクステリアは“モノブロックカラー”コンセプトに基づき、金属、ガラス、ラバー、プラスチック、ファブリックといった異素材を使い、全体のカラーをカルテルブルーに統一しています。このカラーは有名なイヴ・クライン・ブルーに源を持つもので、カルテルのアイコンともいえるカラーです。ボディパネルの表面は、環境に優しいクロム塗料を採用した、ミラーエフェクト・カルテルブルーで塗装されています。フィアットとカルテルのロゴはボディから浮き出して見えますが、これは素材感と深みを生み出すためにサンドブラスト加工を施したポリカーボネイト素材ならではの効果です。
カラーエフェクトと並ぶエクステリアの象徴的な要素としては、パラボリックプロジェクターから回収されたポリカーボネイト素材を使用した、フロントグリル、ホイール、ミラーキャップなどが挙げられます。これらのコンポーネントはカルテルの“カブキランプ”にヒントを得たもので、この新世代自動車のアイデンティティを表現するモチーフとして、フェルーチョ・ラヴィアーニがデザインと開発を担当しました。それらのディテールはカブキランプの質感を連想させ、クルマにとって特別な装飾要素となっています。カブキランプが採用する透明なレースのような質感は車内にも適用され、ダッシュボードのインサートのポリカーボネイト製カバー、シートのデザインなどに活用されています。
エクステリアのカルテルブルーとインテリアの明るさが作り出すコントラストは非常に印象的で、暖かい色調と冷たい色調を組み合わせ、クリアで軽快な環境を創出しています。インテリアに採用される触感のよいテキスタイルのプラスチック素材は、最新のカルテル製の椅子と同様に100%リサイクル・ポリプロピレンです。ファブリックはナチュラルで暖かい雰囲気を醸し出しますが、これもリサイクル・ポリエステル100%の素材です。
イタリアのアイコンであるフィアット500が、アルタガンマ財団の「名誉会員」に ミラノで開催された第3世代500のワールドプレミアは、「イタリアのアイコン」とみなされるこのクルマが、アルタガンマ財団の「名誉会員」になったことを発表する場にもなりました。1992年に設立されたこの財団は、イタリアのハイカルチャーおよびクリエイティブ産業界のトップ企業を束ねる団体で、世界に対してイタリア製品の卓越性とライフスタイルを発信し続けています。会員は、ファッション、デザイン、ジュエリー、食品、ホスピタリティ、ウェルネスといった幅広い分野にまたがる107のブランドから構成されています。会員企業の営業年数を単純合計すると9,000年以上になり、1社当たりの歴史は平均85年にも及びます。メイド・イン・イタリアのシンボルの1つで、イタリアン・ライフスタイルのアンバサダーとしても活躍するフィアット500は本日、この財団の「名誉会員」として迎えられました。第3世代へと進化を遂げたこのシティカーは1954年以来、時代の先頭に立ち続けています。63年にわたる歴史において、このモデルは全世界で独自のポジションを築き、過去、現在、そして未来のアーバンモビリティを表現するシンボルとなりました。
フィアット500の新しいステータスは、FCAとアルタガンマ財団の長年にわたる連携の延長線上にあるもので、グループが擁する他のブランドも財団のメンバーとなっています。
FCAの専用ガレージ“My Dream Garage”(日本市場は対象外)
新500を購入すると、極めてエクスクルーシブな“House of Brands”と呼ばれるクラブへ入会することが許可されます。新500を購入されたお客様は、主な移動手段として電気自動車を選択したことになりますが、利用する場面に応じて、最適なクルマを選択することもできるようになります。例えば、500Xや500Lといった兄弟車、アルファ ロメオGiulia(ジュリア)やStelvio(ステルヴィオ)といったイタリアン・スポーツカー、Jeep Wrangler(ジープラングラー)、Compass(コンパス)、Renegade(レネゲード)といったアメリカンSUVもその対象となります。これはすべて、FCAとリースおよびモビリティ企業のLeasysが、新フィアット500を購入したお客様専用に開発された新しいモビリティサービス、“My Dream Garage”によって可能になりました。
このサービスは、FCAグループのすべての車両を「オンデマンド」で予約可能な新しいサブスクリプションサービスです。
*一部の市場でのみ利用可能なサービス。
英文オリジナルプレスリリース:
http://www.media.fcaemea.com/em-en/fiat/press/the-new-500-is-coming-it-s-time-to-take-action-to-create-a-better-future
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