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現代自動車のトラックへの水素貯蔵システム供給契約を獲得【フォルシア・ジャパン】

2020年2月27日

現代自動車のトラックへの水素貯蔵システム供給契約を獲得
*当リリースは、2月6日にフォルシアがフランスで発表した英文リリースの抄訳です

横浜市に技術開発拠点を開設
~日本の自動車メーカーとの共同開発を加速~


 自動車関連技術の世界的なリーディングカンパニーであるフォルシアは先ごろ、現代自動車から燃料電池電気自動車水素貯蔵システムの大型契約を受注しました。

 フォルシアは、1万基の水素タンクを含む水素貯蔵システム全体を供給します。システムはフランスのバヴァンにある水素貯蔵システム専門のグローバルCoE(Center of Expertise)で生産し、2021年に納入開始予定です。

 フォルシアは4年間で現代の大型トラック約1,600台に貯蔵システムを供給し、これらのトラックはその後、現代自動車が欧州市場で水素モビリティのリーダーシップをとるためにH2 Energyとスイスに設立した合弁会社Hyundai Hydrogen Mobilityに納入されます。

フォルシアのCEOパトリック・コラー(Patrick Koller)のコメント
「燃料電池電気自動車技術は、今後10~15年以内に、とくに商用車のパワートレインミックスで重要になっていきます。フォルシアはパワートレインミックスの展開を加速させるため、この技術がもつ可能性の最適化、クラス最高のエコシステムの構築に莫大なリソースを投じています。比類ない航続距離の水素燃料電池システムを提供することを目的にミシュランと合弁会社を設立したことに続き、このたびの受注は、燃料電池システムのリーダーになるという当社の目標達成に大きく前進するものです。」

燃料電池電気自動車は、バッテリー式電気自動車を補完する魅力的な代替技術です。燃料電池トラックは完全に排気ガスゼロであると同時に、航続距離と燃料補充時間はディーゼル車に匹敵するレベルに達します。2030年までに、35万台の商用車を含む200万台の新車が燃料電池技術を搭載すると見込まれます。

フォルシアについて
フォルシアは1997年に誕生し、自動車産業におけるグローバルなメジャープレーヤーとなるまでに成長しました。現在では、世界37ヵ国で35ヵ所のR&D拠点を含む約300の事業所、12万2千人の従業員を有し、自動車用シーティング、インテリア、クラリオン エレクトロニクス、クリーンモビリティの4事業をもって世界をリードしています。フォルシアはコックピット・オブ・ザ・フューチャーとサステイナブル・モビリティという成長戦略をもとに技術の開発に注力しています。2018年のグループ全体の売り上げは175億ユーロ(約2.2兆円)でした。フォルシアはパリ証券取引所に上場しCAC Next 20 indexの構成銘柄として選定されています。詳しい情報は、www.faurecia.comをご覧ください。








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