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「CLA 180」/「メルセデス AMG CLA 35 4MATIC」を発表【メルセデス・ベンツ日本】
2020年2月27日
スタイリッシュな 4ドアクーペ/シューティングブレーク
「CLA 180」/「メルセデス AMG CLA 35 4MATIC」を発表
流麗かつ力強さをシンプルな造形で表現した4ドアクーペ/シューティングブレークにお買い求め易いエントリーモデルとハイパフォーマンスモデルを追加
メルセデス・ベンツ日本株式会社(社長:上野金太郎、本社:東京都品川区)は、「CLA」および「CLAシューティングブレーク」に、エントリーモデルの「CLA180」と、公道での気持ちの良いドライビングに焦点を当てたハイパフォーマンスモデル「メルセデスAMGCLA354MATIC(以下CLA35)」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて本日より予約注文の受付を開始します。なお、お客様への納車はCLAクーペ各モデルは本年3月、CLAシューティングブレーク各モデルは本年5月頃を予定しております。
新型CLAは「SensualPurity(官能的純粋)」というデザインの基本思想に基づき、ラインやエッジを大幅に削減した輪郭など、シンプルな造形でありながら、流麗、かつ、力強さも表現したエクステリアデザインと、高い質感と若々しさを感じさせるインテリアデザインを採用し、昨年、6年ぶり(シューティングブレークは4年ぶり)にフルモデルチェンジされました。また、対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス)」やフラッグシップモデルであるSクラスに搭載されている、最新の安全運転支援システムを採用するなど多くの機能を取り入れています。
CLA180
CLA180には、先代モデルから14PS向上した、最高出力136PS(100kW)、最大トルク200N・mを発生する、排気量1.33リッターの「M282」エンジンを搭載しています。このエンジンに採用される、「デルタ形シリンダーヘッド」は、その名のとおり、シリンダーヘッドが三角柱を横に寝かした形状となっています。通常のシリンダーヘッドに比べると、装着時の高さがある一方、幅や重さが小さくなり、軽量化、省スペース性能が向上しています。また、組み合わされるトランスミッションは実績のある7速デュアルクラッチトランスミッション「7G-DCT」となり、効率向上に効果的なダイレクトな変速を実現しながら、振動も抑える優れたセッティングが施されています。これらの結果として、CLAのボディを俊敏に加速させるために十分な動力性能を有しています。
メルセデスAMGCLA354MATIC
メルセデスAMG35シリーズは、Aクラスなどの前輪駆動アーキテクチャーモデルに高出力なエンジン、十分なトラクションを確保する四輪駆動システム、高い剛性とアジリティのためのシャシーの補強やサスペンションのセッティングなど高次元のドライビングパフォーマンスを実現しつつ、快適性も損なうことがないように開発されています。クルマの挙動と対話しながら、気持ち良くドライビングすることに焦点を当てた、新しいモデルシリーズです。また、従来の「メルセデスAMG45シリーズ」より戦略的な価格設定となっており、メルセデスAMGのドライビングパフォーマンスの世界を、より多くのお客様に体感していただくことを目指しています。
(技術詳細については、別紙をご参照ください。)
メーカー希望小売価格(消費税込み)は以下の通りです。
なお、CLA180およびCLA35には、新車購入から3年間、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポート/地図データ更新が無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用されます。
また、メルセデス・ケア期間中には、ご希望のモデルを3回無料でご利用いただける週末貸出サービス「シェアカー・プラス」もご利用頂くことが可能です。
さらに、メルセデス・ケア終了後、有償の保証延長プログラムとして、一般保証および24時間ツーリングサポートを2年間延長する「保証プラス」と、4、5年目のメンテナンスサービスにおいて、初回車検時および4年目の点検や定期交換部品、消耗品の交換をパッケージでご提供する「メンテナンスプラス*2」をご用意しています。
*2:新車登録日から59ヶ月後の応当日の前日、または総走行距離75,000km到達時のいずれか早い時点で終了となります。
左:メルセデス・ベンツ CLA 250 4MATIC (AMGライン装着車)
右:メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク
メルセデスAMGCLA354MATICの詳細説明
シャシーとサスペンション
フロントセクションのねじれ剛性を強化するためアルミニウムのプレートをエンジンルーム下部に設けています。また、アンダーボディ前部に追加した2本のブレースも、ねじれ剛性を高めます。フロントにはマクファーソンストラット式サスペンションが採用されています。
リアのマルチリンクサスペンションは、サブフレームを介してボディにリジッドマウントされています。各リアホイールには、横方向のアーム3本とトレーリングアーム1本、それに実績がある先代メルセデスAMGA454MATICのホイールキャリアとベアリングが採用されており、走行安定性とアジリティを最大限に高めています。
オプション装備*3となる、「AMGRIDECONTROLサスペンション」は、サスペンションを制御する3つのモードをドライバーが選択することができます。快適志向からスポーツ性を強調したものまで、それぞれ異なるセッティングとなります。システムは走行状況や路面の状態に応じて各ホイールに対する減衰力を100%自動で調整しますが、この調整は連続可変式となっており、減衰特性を広い範囲にわたって変化させます。その結果、走行快適性とアジリティを等しく高めることが可能になります。
*3:AMGパフォーマンスパッケージ装着時
ブレーキシステム
強化ブレーキシステムは耐フェード性に優れるとともに、制動距離も短縮されています。サイズは、実績ある先代A454MATICのものと同一で、フロントには新型モノブロック対向4ピストンキャリパーと350mmディスク、リアには1ピストンフローティングキャリパーと330mmディスクを搭載しています。ディスクはドリルドベンチレーテッドタイプとなっており、熱の発散を高めることで過酷な使用条件のもとでもフェード現象を予防します。なお、シルバーペイント仕上げブレーキキャリパーにはブラックのAMGロゴが入っています。
パワートレイン
CLA35には最高出力306PS(225kW)、最大出力400N・mを発生する、2.0リッター直列4気筒ターボエンジン「M260」が搭載されます。低回転域での力強く、自然なレスポンスと、中高回転域での伸びやかな加速感を両立させるため、ツインスクロールターボチャージャーや可変バルブリフトシステム「CAMTRONICカムトロニック」を採用しています。組み合わされるAMGスピードシフトDCT7速デュアルクラッチトランスミッションは、全速度域でのきわめて自然な加速性能に加え、素早いシフトとシフトアップ時の最適なギアのつながりが得られるようにセッティングされ、俊敏、かつダイナミックで気持ちの良い加減速を実現しています。エグゾーストシステムには自動制御のフラップを装備しており、選択したドライブモードに応じて、バランスの取れた音色から、ドライバーの感性を刺激するモータースポーツ譲りのエグゾーストサウンドまで切り替えを行うことができます。
四輪駆動システム4MATIC
パフォーマンス志向のトルク可変配分四輪駆動AMG4MATICは、最大限のトラクションと大きな走りの楽しさ同時に実現します。トルクの前後配分は、状況に応じて連続可変制御されます。このトルク配分比は、前後100:0から50:50までの範囲で変化します。
トルクの前後可変配分を行うのは、リアアクスルの伝達装置に内蔵された多板クラッチです。これは電気機械制御式であり、トルク配分比に対する影響要因としては、車速、横方向および前後方向加速度、舵角に加え、各ホイール間の回転速度差、選択されているギア、アクセルポジションなどが挙げられます。
電気機械式制御が電気油圧システムに対して持つ主なメリットとしては、トルク配分可変範囲全体にわたってディスクのレスポンスが速く、しかも動作が速度に依存しないことなどから、よりシャープなドライビングダイナミクスが得られることが挙げられます。
ESP®がONの場合は、4MATICシステムは「コンフォート」モードに固定されていますが、ボタンを押して「ESP®SPORTHandling」または「ESP®OFF」を選択すると、すぐに4MATICが「スポーツ」モードに切り替わります。これによりアジリティが高まります。
5つのドライブモードとAMGDYNAMICS
CLA35には5つのドライブモードが用意されており、センターコンソールのAMGDYNAMICSELECTで様々な状況に最適な制御を選択することができます。
各ドライブモードでは、エンジン、トランスミッション、サスペンション、エグゾースト、ステアリングの制御が変更可能な他、各モードに自動選択される「ベーシック」、「アドバンスト」の2つの「AMGDYNAMICS」のモードがあり、ESP®の制御を変化させます。
・コンフォート:快適かつ低燃費の走りに適したもので、シフトアップが早めに行われるほか、サスペンション*4とステアリングが快適性重視の設定となり、ECOスタートストップ機能が作動します。AMGDYNAMICSはベーシックが割り当てられ、安定したハンドリング特性となります。
・スポーツ、スポーツプラス:スポーティなエンジン/トランスミッション設定により、アジリティとファントゥドライブを強調したモードで、エグゾーストもスポーティなサウンドを響かせるようになります。また、これらのモードではECOスタートストップ機能は作動しません。「スポーツプラス」はさらに、シフトダウン時のブリッピング機能により、エモーショナルな走りを演出します。AMGDYNAMICSはアドバンストが割り当てられ、ヨー抑制が緩和されるほか、ステアリングを切る角度が小さくて済むようになり、アジリティが強化されることで、ワインディングロードなどでのダイナミックなドライビングをサポートします。
・スリッパリー:滑りやすい路面を安全に走れるよう、パワーを落とし、トルクカーブをフラットに保つものです。具体的には、円滑なギアチャンジ、早めのシフトアップ、ECOスタートストップ機能により、安定性重視の走りをサポートします。AMGDYNAMICSはベーシックが割り当てられ、安定したハンドリング特性となります。
・インディビジュアル:個々の項目の設定を任意に選択して組み合わせ、保存できるモードです。これに加え、エンジンの設定を「Reduced」と「Moderate」にした場合、セーリング機能が有効となります。
*4:AMGパフォーマンスパッケージ装着時
デザイン
エクステリアデザインはメルセデス・ベンツモデルのAMGラインをベースに、メルセデスAMGモデルならではの、高いパフォーマンスを感じさせる要素を取り入れています。フロントには、メルセデスAMG特有のツインブレードを備えたフロントグリルを採用し、シンプルなスポーティさを演出しています。専用のシルバークロームのフロントスプリッターや左右エアインテーク部にはシルバークロームの水平フィンが2本ずつあしらわれ、その外側にフリックが採用されています。
リアは、CLA354MATICにはトランクリッドスポイラー、CLA354MATICシューティングブレークにはルーフスポイラーが装着され、専用デザインの大型リアディフューザーとクローム仕上げで円形のデュアルエグゾーストエンドにより、スポーティでハイパフォーマンスを体現するダイナミックなデザインが採用されています。
インテリアにも高いパフォーマンスを感じさせる要素を取り入れています。コックピットディスプレイは「スーパースポーツ」を含む3つのAMG専用の表示スタイルから選択可能で、走りの期待感を高めます。オプションの「AMGパフォーマンスパッケージ」を選択することによりフラットボトム型となるナッパレザー/DINAMICAの「AMGパフォーマンスステアリング」が装着されます。グリップ部にDINAMICAを採用し、レッドコントラストステッチとブラックのステアリングマークが施されたスポーティなデザインです。このステアリングホイールには、手を離さずに走行モードを変更することができる「AMGドライブコントロールスイッチ」が装備されます。右側のスポークの根元に位置するボタンはAMGDYNAMICSELECTの走行モードなどを選択することができ、左側は事前の設定により、例えばサスペンション、マニュアルモード、ESP®などの調整を行うことができます。
標準のフロントシートは、ヘッドレストとバックレストが一体化したセミバケットタイプのスポーティなデザインとなっており、さらにAMGパフォーマンスパッケージを選択することでサイドサポートが高く、メルセデスAMGのトップモデルに採用される「AMGパフォーマンスシート」が装備されます。
ユーティリティ
コンパクトでありながら、前後のオーバーハングを切り詰め、ホイールベースを長く取ることで、室内長を確保しており大人4人が快適に過ごすことができる広い室内空間を実現しました。トランクスペースは420リットル*5を確保しつつ、4:2:4分割可倒式を採用しており、様々な使い方に柔軟に対応することができます。
*5:VDA方式
AMGトラックペース
CLA35にはAMGトラックペースも装備されています。サーキット走行時に80件以上の車両データ(車速、加速度など)を常時記録することが可能です。これに加えて、ラップタイムと区間タイムの表示や、それぞれの基準タイムからの差を表示する機能も備えています。特定の項目は緑または赤で表示されるため、数字を読まなくても、最高タイムより速いか遅いかがひと目で分かります。
サーキットで何周か走り込んだ後は、そのデータをもとに運転スキルを分析し、必要に応じて改善に役立てることができます。さらに、加減速の値(0~100km/h、1/4マイル、100~0km/hなど)の測定と保存も可能です。また、車両の位置を可能なかぎり正確に判断する新開発アルゴリズムの搭載により、サーキットから離れた状況や、コースが短縮された場合も認識できます。これには、GPSデータに加え、各種車載センサー(加速度、ジャイロスコープ、舵角、車輪速)を使用しています。各種データは、ワイドスクリーンディスプレイ、コックピットディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ*7に表示することができます。
*7:AMGアドバンストパッケージ装着時
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