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万博記念公園内における次世代モビリティサービス等の実証実験の開始について【関西電力】

2020年2月13日

 関西電力株式会社(以下、関西電力)と株式会社ダイヘン(以下、ダイヘン)は、使用済ハイブリッド車の部品を再利用した電動カート※1、太陽光発電搭載ワイヤレス充電システム※2、TIS株式会社が提供するオンデマンド配車予約システム※3および「OTTADE!」※4を活用した次世代モビリティサービスの実証実験(以下、本実証実験)を、本日より開始しました。

 本実証実験では、大阪府、大阪市および大阪商工会議所が構成する「実証事業推進チーム大阪※5」のご支援のもと、万博記念公園にて、来園者等の利便性や満足度向上に繋がるかを検証します。

【本実証実験の概要】
①電動カートのオンデマンド配車予約サービスと充電のワイヤレス化
 来園者の園内移動(回遊)の利便性向上を目的とし、来園者がオンデマンドで電動カートを呼び出し、目的地までの移動手段として活用できるサービスを提供します。(電動カートは太陽光発電搭載ワイヤレス充電システムにより充電)

②電動の超小型モビリティによるカーシェア運用の可能性評価
 超小型モビリティとワイヤレス充電システムを活用することにより、園内管理者の業務の利便性向上を図ります。さらに、園内管理者と来園者による同一車両のシェア運用※6の可能性も検討します。

③「OTTADE!」を活用した見守りサービスと人流分析
 お手持ちのスマートフォンから子供や高齢者等の位置情報が把握でき、見守ることができます。さらに位置情報履歴を分析することにより、園内のサービス向上の基礎データとしても活用します。

 関西電力グループは、本実証実験を実施することにより、エネルギー分野に加え、将来の自動運転も見据えたモビリティサービスに関する新たな知見を獲得するとともに、防犯、データ利活用等の要素も組み合わせた、スマートシティの取組みに活かしていきたいと考えています。

 ダイヘンは、先進技術を駆使した充電ソリューション提案を通じて関西電力グループが目指すスマートシティの取組みに貢献するとともに、電気自動車の普及を後押しすることで、更なる利便性向上と社会的課題に資する製品の開発を進めてまいります。

※1:使用済ハイブリッド車から、モーターや電池などの基幹部品を取り出し、再利用した電動カート。
※2:ダイヘンが提供する非接触式の充電システム。本システムが設置された駐車場に駐車するだけで
   充電が開始される。充電システムへは、自然エネルギーである太陽光で発電した電気を蓄電して供給する。
※3:利用者がスマートフォンで車両を予約し、利用者が指定した場所に車両を配車するシステム。
※4:子供や高齢者の携帯する見守り端末が発信する電波を、園内に設置した基地局や歩行者のスマートフォン端末で
   検知。検知した情報はサーバーを介して、子供や高齢者の同行者のスマートフォン端末へ通知。四條畷市、
   交野市でサービス展開中。
※5:大阪府、大阪市、大阪商工会議所により構成。「未来社会の実験場」をコンセプトとする
   2025年大阪・関西万博を見据えて、実証フィールドの調整・提供をはじめとしたさまざまな実証支援に
   取り組んでいる。
※6:本実証実験では、電動の超小型モビリティへの乗車は園内管理者のみとなります。

添付資料1:万博記念公園内における次世代モビリティサービス等の実証実験の概要
添付資料2:万博記念公園内位置図

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