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関西電力等が万博記念公園内で実施の次世代モビリティサービスなどの実証実験を支援【TIS】
2020年2月14日
関西電力等が万博記念公園内で実施の次世代モビリティサービスなどの実証実験を支援
電動カートのオンデマンド配車予約システムを提供
TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下:TIS)は、関西電力株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:岩根 茂樹、以下:関西電力)と株式会社ダイヘン(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:田尻 哲也、以下:ダイヘン)が、2020年2月13日より万博記念公園内(大阪府吹田市)で開始した使用済ハイブリッド車の部品を再利用した電動カート※1、太陽光発電搭載ワイヤレス充電システム※2、オンデマンド配車予約システム※3 などを活用した次世代モビリティサービスの実証実験(以下、本実証実験)を支援したことを発表します。
本実証実験では、大阪府、大阪市および大阪商工会議所が構成する「実証事業推進チーム大阪※4」の支援のもと、万博記念公園で来園者等の利便性や満足度向上に繋がるかを検証します。
TISは、過疎地域の次世代交通・エネルギー問題の解決を目指し2019年8月に北海道厚沢部町で行った実証実験「ISOU PROJECT」で使用した仕組みを、本実証実験で活用されるオンデマンド配車システムに提供し、入園者が園内を負担なく回遊できるモビリティサービスの提供を支援しました。
「ISOU PROJECT」では、全国の自治体・団体への導入に向けた地域ごとに発生する多様なニーズの洗い出しと各種機能のブラッシュアップなどを目的に、本実証実験を支援します。
今回の実証実験でのオンデマンド配車予約システムでは、入園者が自身の所持するスマートフォンに専用アプリをダウンロードし、アプリから現在地・目的地を指定することで、園内を回遊する専用の車両を呼び出すことができます。
<本実証実験の実現イメージ>
※1:使用済みハイブリッド車から、モーターや電池などの基幹部品を取り出し、再利用した電動カート。
※2:ダイヘンが提供する非接触式の充電システム。本システムが設置された駐車場に
駐車するだけで充電が開始される。
充電システムへは、自然エネルギーである太陽光で発電した電気を蓄電して供給する。
※3:利用者がスマートフォンで車両を呼び出し、指定した場所に配車するシステム。
※4:大阪府、大阪市、大阪商工会議所により構成。「未来社会の実験場」をコンセプトとする
2025年大阪・関西万博を見据えて、実証フィールドの調整・提供をはじめとしたさまざまな
実証支援に取り組んでいる。
■本実証実験の概要
実施コンセプト
来園者の利便性や満足度の向上を目的に、電動モビリティ、ワイヤレス充電、オンデマンド配車予約システム、位置情報把握、データ利活用(人流分析)などの技術を組合せ、次世代モビリティサービスとしての実装モデルを検証する
実施時期
2020年2月13日(木)~2月18日(火)※16日(日)は除く
実施場所
万博記念公園内(吹田市千里万博公園1-11)
本実証実験では、以下の点を検証します。
電動カートのオンデマンド配車予約サービスと充電のワイヤレス化
来園者の園内移動(回遊)の利便性向上を目的とし、来園者がオンデマンドで電動カートを呼び出し、目的地までの移動手段として活用できるサービスを提供します。(電動カートは太陽光発電搭載ワイヤレス充電システムにより充電)
電動の超小型モビリティによるカーシェア運用の可能性評価
超小型モビリティとワイヤレス充電システムを活用することにより、園内管理者の業務の利便性向上を図ります。さらに、園内管理者と来園者による同一車両のシェア運用※5の可能性を検討します。
「OTTADE!※6」を活用した見守りサービスと人流分析
スマートフォンから子供や高齢者等の位置情報が把握でき、見守ることができます。また、来園者の位置情報履歴を分析することで、同公園のサービス向上の基礎データとしても活用します。
※5:本実証実験では、電動の超小型モビリティへの乗車は園内管理者のみとなります。
※6:子供や高齢者の携帯する見守り端末が発信する電波を、園内に設置した基地局や歩行者のスマートフォン端末)
へ通知。四條畷市、交野市でサービス展開中。
■「ISOU PROJECT」について
「ISOU PROJECT」は、最新技術で地方創生(特に過疎地域を中心)に貢献すべく、超高齢社会における地域交通、地域の商業を始めとする活性化、そしてエネルギーの在り方の課題に着目しました。本プロジェクトは、自治体が地域住民とともに持続可能な社会実現のために、自立・自走できる交通インフラ、地域電力(新電力)、エコ社会の構築を支援することを目的として、電気自動車(EV)・再生エネルギー・ブロックチェーン等の最新技術・プラットフォームを提供します。
町が持つ再生可能エネルギーで電気自動車を走らせ(実験では仮想的に証明)、家族の送迎や毎日の通勤・通学、公共施設やスーパーへの買い物など、住民の方が生活の足として利用する取り組みです。このサービスを通して、地域の活性化とエネルギーの地産地消を促進します。
「ISOU PROJECT」の詳細については以下URLをご参照下さい。
https://www.tis.jp/special/ISOUPROJECT/
北海道厚沢部町で実証実験については以下URLをご参照下さい。
https://www.tis.co.jp/news/2019/tis_info/20191024_1.html
<「ISOU PROJECT」のサービスイメージ>
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TISインテックグループについて
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