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リチウムイオン電池正極材用リン酸鉄リチウム(LFP)の生産設備の起工式を挙行【三井造船】
2012年5月24日
三井造船㈱(社長:加藤 泰彦)の子会社であるM&Tオリビン㈱(資本出資比率:三井造船㈱51%、戸田工業㈱49%、社長:大橋弘隆(三井造船)、本社:市原市)は、中大型リチウムイオン電池用正極材のリン酸鉄リチウム(LFP)の生産設備の起工式を5月17日に執り行ないました。
本生産設備は、千葉県市原市の三井造船㈱千葉事業所内に建設され、年間2,100トンのLFPを製造する能力を有し、平成25年1月末に竣工、試運転を行った後、年度内に製品出荷を始める予定です。
M&Tオリビン㈱では現在、本生産設備と同じプロセス構成の年産36トンのセミコマーシャル設備で製造したLFPのサンプル提供を行っており、国内外で受注活動を本格化しています。
注)LFP:安全性が高く、急速充放電が可能、レアメタルを使わない、電池寿命が長いなどの特長を持つ正極材。プラグインハイブリッド車(PHEV)や電気自動車(EV)、集合住宅やオフィス、学校などに向けての電源システム、業務用の電源装置、スマートグリッド及び電力平準化定置型蓄電池向けの正極材として需要拡大が見込まれている。
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