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モバイル路面凍結検知センサを新発売【ヴァイサラ】

2019年10月2日

モバイル路面凍結検知センサを新発売
— 冬季道路メンテナンス用として雪氷車向けに設計 —

 ヴァイサラ株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役:ヴェリ・ソレフマイネン、以下ヴァイサラ)は、冬季道路メンテナンス向けに、主要な道路気象項目が計測可能な小型複合モバイルセンサ、「MD30 モバイル路面凍結検知センサ」(以下、MD30)を本日より販売開始いたします。価格はオープン価格です。

 MD30は、厳しい環境下で活動する除雪車などの雪氷車向けに設計されており、冬季道路メンテナンス作業の、より正確な意思決定や薬剤散布量の最適化などを可能にすることを目的として、リアルタイムの路面状態を検知します。
 車両に設置することで、継続的な路面状態監視をし、道路気象データ(摩擦係数、路面状態、路面膜厚、路面温度、大気温度、露点温度、相対湿度)を計測します。このため、設置型の気象観測局間のデータ補完を目的として使用することも可能となります。

■ 堅牢な設計と容易なメンテナンス
 雪氷車向けに設計されているMD30は、激しい振動に耐え、水の侵入を防ぐためにモールド成型されています。また、レンズを汚れや跳ね返りから保護するために、空気の流れを制御する特別な二重通気構造のフード(ダブルフード構造:特許出願中)を採用しています。レンズは結露や霜の発生を防ぐために加温されます。清掃時には工具を使用することなく、手でフードを外すことができ、レンズ周りの汚れを拭き取ることが可能です。

■ 高い信頼性と使いやすさ
 MD30は改良され高速サンプリングが可能となった、既存の設置型路面センサである「DSC111 路面センサ」のレーザー技術を採用しています。これにより、迅速な応答性と高精度な路面状態に関するデータの提供を実現しています。
 本製品は車両始動時に自動的に計測、データ収集を開始します。取集されたデータはRS-232インターフェースを介して出力することも、Bluetoothを用いてスマートフォンに送信することも可能です。専用のAndroidアプリソフトを使用することで、動画の録画や静止画の撮影の設定ができます。また、モバイル回線やWi-Fiなどを介して事業所などのパソコンへのデータ送信が可能であり、専用のWebアプリで色分けされた路面状況データ、グラフデータ、動画/静止画データを同一画面で閲覧できます。

 MD30の詳細については以下を参照してください。 
  www.vaisala.com/ja/md30

 なお、2019年10月8日(火)から9日(水)まで東京ビッグサイト青海展示棟で開催される「ハイウェイテクノフェア2019」の弊社展示ブース(小間番号:A-19)にて、MD30の実機を展示します。

■ ヴァイサラについて
ヴァイサラ社は、環境/産業計測分野における世界的なリーディング企業です。当社は80年以上にわたる経験を活かし、より良い世界に向けた観測を提供します。ヴァイサラは世界各国のお客様にとって、革新的な観測・計測機器とサービスを総合的に提供できる信頼されるパートナーです。本社であるVaisala Oyjはフィンランドのヘルシンキにあり、世界各国に約1,850人の社員を有し、NASDAQ Helsinki に上場しています。当社に関する詳細は、www.vaisala.comおよびwww.twitter.com/VaisalaGroupをご覧ください。

● 本報道発表資料に記載されている内容は発表日現在の情報であり、予告なく変更される場合があります。

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