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新型「CLA」/「CLAシューティングブレーク」を発表【メルセデス・ベンツ日本】
2019年8月27日
スタイリッシュな4ドアクーペ/シューティングブレーク
新型「CLA」/「CLAシューティングブレーク」を発表
・流麗かつ力強さをシンプルな造形で表現した4ドアクーペ/シューティングブレーク
・スポーティなドライビング特性
・メルセデス・ベンツの対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載
・Sクラスと同等の最新の安全運転支援システムを採用
メルセデス・ベンツ日本株式会社(社長:上野金太郎、本社:東京都品川区)は、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載した「CLA」および「CLAシューティングブレーク」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて本日より予約注文の受付を開始します。なお、お客様への納車はCLA各モデルは本年10月頃、CLAシューティングブレーク各モデルは12月頃を予定しております。
新型CLAは「SensualPurity(官能的純粋)」というデザインの基本思想に基づき、ラインやエッジを大幅に削減した輪郭など、シンプルな造形でありながら、流麗、かつ、力強さも表現したエクステリアデザインと、高い質感と若々しさを感じさせるインテリアデザインを採用し、6年ぶり(シューティングブレークは4年ぶり)にフルモデルチェンジされました。また、対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス)」やフラッグシップモデルであるSクラスに搭載されている、最新の安全運転支援システムを採用するなど多くの機能を取り入れています。
ラインアップは、CLAとCLAシューティングブレークそれぞれに、2.0リッター直列4気筒ターボのクリーンディーゼルエンジンに8G-DCT(8速デュアルクラッチトランスミッション)を組み合わせたCLA200dと、2.0リッター直列4気筒ターボエンジンに7G-DCT(7速デュアルクラッチトランスミッション)を組み合わせたCLA2504MATICをご用意しました。
デザイン
新型CLAのエクステリアデザインは、「SensualPurity(官能的純粋)」というメルセデス・ベンツの基本思想に基づき、キャラクターラインやエッジをできるだけ廃し、曲面で表現されたボディは、シンプルでありながら陰影による豊かな表情が表現されています。前傾するフロントエンドはサメの尖った鼻先を想わせるデザインで、実際よりも長く見え、シャープさが強調されています。ヘッドライトは上下方向に細いデザインを採用し、ワイドな印象を与えるとともに、先代CLAのヘッドライトから引き継いだ、外側が膨らむ独特なデザインがCLAの継続性を表現しています。
サイドビューは、長く、低く構えたボンネット、高いウエストラインと、なだらかな流線形のルーフライン、そしてそれらにより創出される細いサイドウィンドウにより、エレガントかつスポーティなクーペスタイルを演出しています。また、メルセデス・ベンツのクーペモデルに共通するサッシュレスウィンドウを採用しています。流麗かつ大きく張り出し力強い印象を与えるリアのショルダー部は滑らかにリアに回り込み、ヘッドライトに呼応するデザインの上下方向に細く、外側が膨らむデザインのリアのコンビネーションランプが配され、ワイドさを強調するとともに、CLAのデザインの独自性を表現しています。
このワイド&ロー、かつスポーティなデザインは外観だけではなく、空力性能の改善にも貢献しており、Cd値は0.23*1を達成し、クラストップレベルの空力性能を実現しています。
*1:欧州仕様参考値
インテリアは新型Aクラスの基本的デザインを踏襲し、モダンでアバンギャルドにまとめられています。ダッシュボードはインストゥルメントクラスター上方のカウルを廃止しました。そして、ワイドスクリーンディスプレイが、そのダッシュボードの上部に置かれることで、より解放感があり、横方向のワイドさを強調するデザインとなっています。
5つの円形のエアアウトレットは、ジェットエンジンのタービンを想わせるスポーティなデザインを採用しています。エアアウトレットの奥の部分に色のアクセントを施すことで、アフターバーナーを想起させます。アンビエントライト*2は全64色と、先代モデルの5倍に拡大しました。また、64色を10種類の色彩の世界にまとめることで、鮮やかな色の変化を伴うライティングを実現します。
*2:全モデルでAMGラインかレザーエクスクルーシブパッケージ選択時に装着されます。
また、デザインを追求する一方で、ボディが拡大したことにより室内空間のゆとりも改善されています。先代モデルと比較して、前席の室内幅は1,457mm*3と35mm、後席の室内幅は1,454mm*3と44mm、前席のヘッドルームも1,023mm*3と17mm拡大され、クーペスタイルでありながら、快適な室内空間を実現しました。また、リアシートのバックレストは4:2:4分割可倒式を採用しており、様々な使い方に柔軟に対応することができます。
*3:欧州仕様参考値
高いアジリティ
新型CLAのトレッドは、先代モデルからフロントが63mm*4、リアが55mm*4拡大し、メルセデス・ベンツの前輪駆動プラットフォームを採用している全モデルの中で、最もスポーティなドライビング特性を獲得しています。スタビライザーはロールを抑制すべく直径が拡大されています。
*4:欧州仕様参考値
MBUX(メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス)とワイヤレスチャージング機能
新型CLAは、対話型インフォテインメントシステムMBUX(メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス)を搭載しています。その最大の特長の1つが、人工知能による学習機能で、特定のユーザーに適応する個別対応能力を備えています。そのため、クルマ、ドライバー、乗員の間に心の結びつきが育まれます。
その他のメリットとしては、高精細ワイドスクリーンコックピット(10.25インチワイドディスプレイでタッチスクリーン操作対応)や、自然対話式音声認識機能を備えたボイスコントロールなどがあります。ボイスコントロールは「Hi(ハイ),Mercedes(メルセデス)」をキーワードとして起動します。
新型自然対話式音声認識機能は多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な便利機能にも対応しています。
MBUXの音声認識機能は、自然言語認識機能の搭載により、インフォテインメントおよび車両操作関連の自然な言語を認識、理解できます。例えば、クライメートコントロールで温度を下げる場合、「温度24度」という明確な指示ではなくても、「暑い」と言えば理解します。
また、学習能力も備えています。クラウド上のソフトウェアモデルによって新しい流行語を覚えたり、時代による言葉の用法の変化を学習したりします。
ユーザーに合わせて適応することも可能で、例えば、定期的に決まった電話番号へ電話をするユーザーに対しては、その時刻になるとディスプレイに相手の電話番号を「おすすめ」として表示します。また、決まった時刻にラジオを放送局に切り替える方には、この切り替えを提案します。
MBUXの音声認識機能は、ユーザーによる発言を車載コンピューターとクラウドの両方でデータを評価し、それぞれ応答を送ります。システムはどちらの応答がより確からしいかを判断し、数秒以内に反応します。このようなハイブリッド方式とした結果、MBUXは、インターネットに接続しない状態でも応答できるシステムとなっています。
また、スマートフォンのコネクティビティ関連機能も拡張されました。Qi規格対応機種の携帯電話を無線充電する「ワイヤレスチャージング機能」を前席に全車標準装備しています。
インテリジェントドライブ
メルセデス・ベンツの自動運転開発の次のステップとなる技術は、一般道での安全運転支援はもちろんのこと、特に高速道路での、運転支援機能によりドライバーにかかる負担を大きく軽減するシステムです。
新型CLAにはSクラスと同等のシステムをオプションとして設定しています。歩行者や車両の飛び出しを検知した場合や先行車両や障害物を回避できない場合の自動緊急ブレーキによる被害軽減機能、車線維持機能、斜め後ろの死角の車両との衝突回避を支援する機能などが備わっています。また、先行車との車間距離のみならず周囲の交通状況(車両、車線、ガードレールなど平行な物体)を常に監視しています。今回CLAとしては新たにステアリングアシストを採用しました。また、システム起動時に高速道路上で自動停止した場合、30秒以内(一般道は3秒以内)であれば自動再発進が可能となり、渋滞時のドライバーの疲労を大幅に低減します。その他の革新技術、「アクティブレーンチェンジングアシスト」は、ドライバーがウインカーを点滅させた場合、行き先の車線に車両がいないことを確認して、自動で車線を変更します*5。さらに、走行中にドライバーが気を失うなど万が一の場合には、自動的に車線を維持しながら緩やかに減速・停止する「アクティブエマージェンシーストップアシスト」も搭載しました。
メルセデス・ベンツの安全運転支援システムは、ステアリング、ブレーキ、加速などの作動が自然なのが特徴で、機械的なぎこちなさが排除されています。
*5:高速道路を約80km/h~180km/hで走行中アクティブステアリングアシスト作動時に起動します。
パワートレイン
CLA200dに搭載される「OM654q」は、2.0リッター直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジンで、最高出力150PS(110kW)、最大トルク320N・mと、コンパクトなボディを力強く加速させる性能を有しながら、低振動で高い静粛性を両立させています。
シリンダーピッチを90mm、シリンダー間の厚みを8mmとして、全長をコンパクトにまとめたシリンダーブロックは軽量化のためにアルミニウム製となっている一方、ピストンはスチール製となります。この熱膨張率の異なる素材を採用することで40%以上摩擦を低減しています。また、シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングするNANOSLIDE®摩擦低減加工を施しています。
ターボチャージャーは可変タービンジオメトリーを採用しており、低回転域から高回転域まで全域でトルクフルな加速を可能にしています。
ピエゾインジェクターを使用した、コモンレールダイレクトインジェクションシステムは最大圧力2,050barまで高められています。また、冷却された高圧EGRと低圧EGRを組み合わせた「マルチウェイ排出ガス再循環(EGR)」を搭載しており、燃焼の最適化を図り、後処理を行う前の段階で窒素酸化物を低減することが可能になりました。
排出ガスの浄化システムはエンジンに近接し搭載されたことで、排出ガスの温度低下による浄化効率の低下を防ぐことを可能にしています。ターボチャージャーから出た排出ガスは、まず酸化触媒へ送られた後、AdBlue®が添加されます。下流のsDPF(DPFwithSCRCoating:選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルター)で粒子状物質の捕集と窒素酸化物の低減を行った後、SCR触媒でさらに窒素酸化物の処理を行います。その後、新しく追加されたSCR触媒でさらに窒素酸化物の低減を行うと同時に、余剰のアンモニアを処理するアンモニアスリップ触媒(ASC)を備えることで、運転状況が急激に変化した場合にもアンモニアが外気中に放出されることを防ぐことが可能となりました。その結果、常に十分な量のAdBlue®を噴霧することが可能となり、窒素酸化物の処理能力を高めることに成功しており、日本市場で販売される乗用車では他に類を見ない排出ガス処理システムとなっています。
また、組み合わされるトランスミッションは新開発の8速デュアルクラッチトランスミッション「8G-DCT」となり、様々な状況で最適なギアを選択することで、環境性能や動力性能に貢献します。
CLA2504MATICに搭載される2.0リッター直列4気筒ターボエンジン「M260」は、最高出力が224PS(165kW)、最大トルク350N・mを発生します。エンジンブロックはアルミニウムダイカスト製で鋳鉄製シリンダーライナーを備えており、エンジン内部の摩擦低減対策として、メルセデス・ベンツが特許を取得した、「CONICSHAPE®加工」を採用しています。これは、シリンダーウォールをフォームホーニング加工する際に、シリンダーウォールを底部に向けてやや広がる形とすることで、ピストンスカート部に発生する摩擦を低減する技術です。また、可変バルブタイミングを実現する「カムトロニック」も搭載されており、状況に応じた最適な吸気を実現しています。このエンジンに組み合わされる可変トルク配分型の四輪駆動システム「4MATIC」はあらゆる路面状況において常に最適なトラクションを発揮し、高い操縦性と走行安定性を実現します。通常はほぼ100%前輪駆動で走行し、状況に応じて効率的に後輪にトルクを配分します。オフロードや雪道などでは瞬時に適切なトルク配分を行い、高い操縦性と走行安定性を確保。オンロードでもコーナリング時に積極的に後輪にトルクを配分し、俊敏なハンドリングと高い安定性を実現します。
また、組み合わされるトランスミッションは、実績のある7速デュアルクラッチトランスミッション「7G-DCT」となり、効率向上に効果的な、ダイレクトな変速を実現しながら、振動も抑える優れたセッティングが施されています。
テレマティクスサービス「Mercedesmeconnect」
自動車が通信することによりお客様の利便性を向上する先進的なテレマティクスサービス「Mercedesmeconnect」は、「24時間緊急通報サービス」などを最長10年間無償でご提供する「安心安全サービス」、「Send2Car」などを3年間無償でご提供する「快適サービス」の2つのサービスカテゴリーから構成されます。
「安心安全サービス」
-24時間緊急通報サービス:事故検知時(エアバッグ、シートベルトテンショナー展開時)
または車内にあるSOSボタン押下時に、コールセンターが消防に連絡します。
-24時間故障通報サービス:ツーリングサポートが必要な際に、meボタンを押すと
ツーリングサポートセンターにつながります。
「快適サービス」
-リモートドアロック&アンロック:スマートフォンの操作で車両ドアのロック、アンロックができます。
-リモート(車両)ステータス確認:車両の走行距離、燃料計、平均燃費等の状態をアプリ等で確認できます。
-駐車位置検索:駐車した車両の位置をアプリの地図上に表示します。
-Send2Car:スマートフォンから、ナビゲ―ションの目的地を遠隔設定できます。
また、オプション設定のナビゲーションパッケージを装着すると、Mercedesmeconnectのナビゲーションサービス(天気やガソリン価格情報を地図上に表示)や、USBオンデマンド地図更新をご利用頂けます。
新型CLAの「新しい買い方」と「充実の保証制度」
新型CLA各モデルには、新車購入から3年間にわたって、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品・補充油脂)/24時間ツーリングサポート/地図データ更新がすべて無料で提供される総合保証プログラム「メルセデス・ケア」が走行距離無制限で適用されます。
そして、3年間のメルセデス・ケア期間中、新車購入販売店が保有する様々なシェアカーの中から、ご希望のモデルをご利用いただける週末貸出サービス「シェアカー・プラス」を、3回無料でご利用頂くことが可能です。
また昨年7月から導入し、すでに約14,000名のお客様にご利用いただいている、初回来店予約・試乗・検討・商談への総合サポートプログラム「プレオーダーメルセデス」の特典*7を組み合わせることにより、「新型CLA」、「3台のシェアカー」と「メルセデス・ケアの安心」を最大限に活用する、『3年お乗り換えベストプラン』を魅力的な固定月額でご購入いただけます。
http://mercedes-benz.jp/campaign/preorder/
さらに、メルセデス・ケア終了後、有償の保証延長プログラムとして、一般保証および24時間ツーリングサポートを2年間延長する「保証プラス」と、4、5年目のメンテナンスサービスにおいて、初回車検時および4年目の点検や定期交換部品、消耗品の交換をパッケージでご提供する「メンテナンスプラス*8」をご用意しています。
*7:年内ご購入の新型CLAの場合には、「特別金利1.90%」「オプションご購入50%サポート」
「ご購入プレゼント:メルセデス・ベンツオリジナルアルミスーツケース」がプレオーダー特典となります。
*8:新車登録日から59ヶ月後の応当日の前日、または総走行距離75,000km到達時のいずれか早い時点で
終了となります。
新型CLAに搭載される安全運転支援システムの詳細説明
「インテリジェントドライブ」
飛躍的に進化した「レーダーセーフティパッケージ」
高度化されたステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーの働きにより周囲の交通状況をより的確に把握することができるようになり、機能が大きく強化されました。
・アクティブディスタンスアシスト
・ディストロニック(自動再発進機能付*9)・アクティブステアリングアシスト
「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)」は、ステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーにより、高速道路などの走行時に先行車を認識して、速度に応じて車間距離を調節します。減速が必要な場合、アクセルおよびブレーキを自動調整してスムーズに減速し、先行車が停止した場合は自車も停止します。また、新たに停止している先行車の検知も可能となりました。先行車および停止中の車両との距離が突然縮まった場合には、警告灯と警告音でドライバーに知らせます。
自動再発進機能*9も備わり、高速道路での渋滞時に自動停止した際、30秒以内に先行車が発進した場合は、ドライバーがアクセルを踏まなくても自動で再発進します(一般道では3秒以内)。30秒以上停止していた場合は、アクセルを軽く踏む、またはステアリング上のスイッチを使用して再発進が可能です。
「アクティブステアリングアシスト」は、車線のカーブと先行車を、車線が不明瞭な道ではガードレールなどを認識し、車間を維持しながらステアリング操作をアシスト*11します。
*9:レーターセーフティパッケージとナビゲーションパッケージ装着の場合のみ
*10:アクティブディスタンス・ディストロニック(自動再発進機能付)
作動速度範囲:0~約210km/h設定可能速度範囲:約20~210km/h
*11:車線が不明瞭な場合のアクティブステアリングアシスト作動範囲:0~約130km/h
・渋滞時緊急ブレーキ機能
ステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーで、先行車およびその左右の車線を監視します。突然渋滞の最後尾が現れた場合などに、前走車との衝突の危険を検知します。その左右などに回避スペースが無いと判断すると、即座に自動ブレーキが作動し、衝突回避または被害軽減を図ります。回避スペースがある場合は、ドライバーの回避操作を優先します。ただし、ドライバーが反応しない、または回避操作が遅れて衝突が回避できないと判断した場合には、即座に自動ブレーキが作動します。さらに、渋滞末尾で回避操作を行う空間的余裕がない危険な状況を検知して、通常よりはるかに早い段階でブレーキを自動で作動させる機能も搭載しました。
・アクティブレーンチェンジングアシスト
高速道路を走行時にアクティブステアリングアシストが起動している際に、ドライバーがウインカーを点滅させると3秒後に車両周囲を監視しているセンサーが他の車両などとの衝突の危険が無いことを確認し、安全が確認された場合に自動で車線を変更します。また、ドライバーがウインカーを作動させたときに周囲の状況により車線変更ができない場合でも、10秒以内であれば、システムが車線変更できるかどうか確認し続け、自動で車線変更を行います。その際、作動状況をマルチファンクションディスプレイに表示します。
*12:レーターセーフティパッケージとナビゲーションパッケージ装着の場合のみ*13:作動速度範囲:約80km/h~180km/h(一般道での利用不可)
・アクティブエマージェンシーストップアシスト
アクティブステアリングアシストが起動している際に、ドライバーが一定時間ステアリング操作を行わない場合、警告灯と警告音によってステアリングを握るよう促し、それでもドライバーがステアリング、アクセル/ブレーキ、タッチコントロールボタンの操作の反応が無い場合は、さらに警告音を鳴らしながら、緩やかに減速して停止します。また、車両停止後は自動的にパーキングブレーキがかかることで、後方からの衝突による二次災害を防止します。
*14:レーターセーフティパッケージとナビゲーションパッケージ装着の場合のみ
・アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し検知機能付)
先行車、前を横切る車両や合流してくる車両、歩行者、路上の物体などとの衝突の危険性を感知すると、ディスプレイ表示や音でドライバーに警告します。必要な場合はシステムが衝突を回避するために強力な制動力を発揮できるようブレーキ圧を高めます。同時に、前席のシートベルトの巻き上げや助手席のシートポジション修正など、衝突時に乗員の最適な姿勢を可能な限り確保するPRE-SAFE®機能も作動します。ドライバーが反応しない場合、システムが衝突を避けられないと判断して、最大のブレーキ力で自動緊急ブレーキが作動します。衝突の回避もしくは被害軽減を効果的にサポートします。なお、交差点での車両飛び出しにも対応します。
*15:作動速度範囲:約7~250km/h
*16:歩行者検知機能作動減速範囲:約7~70km/h
*17:作動速度範囲は、気象条件や道路状況等により変動することがあります。
・緊急回避補助システム
車両前方にいる車道横断中の歩行者などとの衝突の危険を検知すると、システムが正確なステアリングトルクを計算して、ドライバーのステアリング操作をアシストします。また、回避後の車線復帰も同様にサポートします。
*18:作動速度範囲:約20~70km/h
・トラフィックサインアシスト
一般道や高速道路を走行中、カメラが制限速度などの標識を読み取り、ディスプレイに表示し、制限速度を超えた際には警告音を出してドライバーに注意を促す機能も搭載します。
・アクティブレーンキーピングアシスト
フロントウインドウのステレオマルチパーパスカメラが車線を検出し、フロントホイールが走行車線を越えたと判断するとステアリングを断続的に微振動させてドライバーに警告します。ドライバーが反応しない場合は自動補正ブレーキによって車両を車線内に戻そうとします。なお、破線の車線走行時には隣車線の車両もしくは対向車と衝突の危険がある場合にのみ作動します。
*19:作動速度範囲:約60km/h~200km/h
・アクティブブラインドスポットアシスト(降車時警告機能付)
リアバンパー左右のレーダーセンサーにより、車両の斜め後ろのミラーで見えない死角エリアに車両や自転車がいることを警告します。さらに、30km/h以上で走行時に側面衝突の危険がある時にはブレーキを自動制御して、危険回避をサポートします。追い越し車線に移ろうとして斜め後ろにいる車両に気づかなかった時など、ドライバーの不注意によるミスを予防し、安全な走行を支援します。また、エンジン停止から3分間、障害物が後方から近づくと、サイドミラー外側の警告灯が点灯し、さらにドアを開けようとすると、警告音を発することで、死角から近づく障害物と、開けたドアが接触することを防止する「降車時警告機能」を追加しました。
*20:作動速度範囲:約12~200km/h
*21:自動コース修正作動減速範囲:約30~200km/h
・PRE-SAFE®プラス(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)
リアバンパーに設置されたレーダーセンサーが後方のクルマを監視して車間距離と接近速度から衝突の危険があると判断すると、ハザードランプを素早く点滅させて後続車のドライバーに警告するとともに、インジケーターによりドライバーに警告します。自車が停止中で後続車が十分に減速しない場合は、後方からの衝突に備えてブレーキ圧を高めます。これにより玉突き衝突の回避など二次被害の軽減をサポートします。さらにシートベルトテンショナーも作動させ、衝撃の影響の低減を図ります。
・PRE-SAFE®サウンド
システムが不可避の衝突を検知すると、車両のスピーカーから鼓膜の振動を抑制する音を発生させ、鼓膜の振動を内耳に伝えるあぶみ骨筋の反射収縮反応を引き起こします。この収縮によって衝撃音の内耳への伝達を軽減します。
ドライバーを支援するその他のシステム
・ドライブアウェイアシスト
車両前方もしくは後方1m以内に障害物があり、その方向に進むギアを選択した場合、アクセルを強く踏んでも時速2km/h以上の速度が出ず、警告音によりドライバーに誤操作の可能性があることを警告します。
*22:停止した際に、一旦Pにシフトした後、DかRに入れる必要があります。通常走行中に停止し、
Pにシフトせずに再発進をする場合は、本機能は作動しません。
*23:時速2km/hで走行し、警告にも関わらずドライバーがブレーキを踏まない場合は障害物に衝突します。
*24:停止した際に障害物から1m以上離れている場合、本機能は作動しません。
・アクティブパーキングアシスト
約35km/h以下で走行中、超音波センサーが左右の最適な駐車スペースを自動で検出し、縦列駐車、並列駐車スペースへの出入りの際にドライバーをサポートします。自動操舵・ブレーキ・シフトチェンジ・速度コントロール機能により、自動で駐車します。複数の駐車スペースを選択することもできます。アクティブブラインドスポットアシストとの組み合わせで働く「リアクロストラフィックアラート」は、並列駐車スペースからバックで出る際に、後ろを横切るクルマを検知してドライバーに注意を促すとともに、必要に応じて自動でブレーキを作動させます。
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