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新たなパートナーシップでHot Form Quench技術を北米のお客様にも【Impression Technologies】
2019年9月11日
新たなパートナーシップでHot Form Quench技術を北米のお客様にも
Impression TechnologiesとTelos Global社は、協力して自動車OEMメーカーのニーズに応えます
Impression Technologies Ltd(以下ITL)は、Telos Global社との重要な戦略的パートナーシップを結んだことをご報告します。ITLは、高強度アルミ合金構造の最新軽量化ソリューションであるHot Form Quench(HFQ®)技術の開発企業です。一方、Telos Global社は自動車分野に向けて金型や部品を製造・供給するリーディング企業です。
このパートナーシップ締結は、北米市場におけるHFQ®技術の利用を可能にするものです。この提携から、Telos Global社は高強度アルミ合金によるホワイトボディやシャシー部品を生産して、SUVやピックアップ・トラック、電気自動車など急速に展開する自動車市場でのOEM仕様に対応できるようになります。
Telos社は、テネシー州カリービルの自社工場でHFQ®による部品の生産を始めます。まずは、北米の自動車OEMメーカーに部品を供給し、続いてアジアや欧州への拡大を図る予定です。これはITLにとっても、2020年代中ごろを目途にHFQ®サプライチェーンの確立を図るうえで新しい重要な段階となります。先日ご報告した欧州のfischer group社とITLのパートナーシップに続き、パートナー企業による世界的ネットワークを構築し、共通する生産・設計・シミュレーションの標準化に取り組むという戦略の一部を構成するものです。
この発表に合わせてITLのCEOであるJonathan Watkinsは次のように述べています。「Telos Global社とこのような戦略的パートナーシップ締結に至ったことに大変満足しています。Telos Global社では、HFQ®技術を用いて、より高強度で軽量かつ費用効果の高い構造部品を保証された基準のもとで量産し、自動車OEMメーカーに安定供給できる基盤が整います。当社も、Telos社と協力して、北米を始め世界規模のHFQ®サプライチェーン体制を拡大させていくことに期待を寄せています」。
また、Telos Global社のCEOで創立者のRick Teague氏は次のように話しています。「ITLとのパートナーシップによって、当社Telosには、北米はもとより世界中の自動車産業のお客様に向けて、新しい高強度アルミ合金から製造した複雑な部品を供給できるという、期待度の高い可能性が拡がりました。Telosのスケーラブルな生産システムを利用すれば、HFQ®技術によって、競争力のある価格のもとで軽量かつ自由度の高い設計を実現することも十分に可能になるものと考えています」。
Telos Global社は、Rick Teague氏により2016年に設立されました。同氏は以前、Cosma International社(Magna International社のグループ企業)の熱間プレス成形と金型開発部門のグローバル・ディレクターを務めていました。Telos Global社では最新の熱間プレス技術を用いて、世界最大規模の自動車OEMメーカー各社にシャシーやホワイトボディ部品を提供しています。
HFQ®の詳しい情報につきましては、http://hfqtechnology.com/ をご覧ください。
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