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インフィニティとメルセデス・ベンツ用エンジン新工場の建設に着工【日産自動車】

2012年5月9日

テネシー州デカードに新しいエンジン組立工場を建設

日産自動車㈱の地域統括会社である北米日産会社は9日、テネシー州デカードにおいて、同州政府代表者出席の下、新工場の鍬入れ式を行いました。日産の既存のパワートレイン組立工場の敷地内に建設される新工場では、インフィニティとメルセデス・ベンツ用の4気筒エンジンを生産します。ルノー・日産アライアンスとダイムラーはこれまでの提携関係をさらに進展させることになります。

鍬入れ式には、地元関係者の他、北米日産の研究&開発担当SVPのカーラ ベイロと、生産技術・コンポーネントファシリティ担当VPのマーク スウェンソンが出席しました。

VPのスウェンソンは、「本日の鍬入れ式は、ルノー・日産アライアンスとダイムラーの提携関係の新たな一歩となります。私たちは今後も米国での投資を行っていきます。現地生産を促進し、グローバル市場における競争力を向上させていきます」と語りました。

新しいエンジンの生産は2014年より開始し、年間生産能力は25万基の規模となります。新工場は、最大稼働時に400名の雇用を創出する予定であり、北米自由貿易協定 (NAFTA) 地域では初めてのメルセデス・ベンツブランドのエンジン生産拠点になります。テネシー州の工場という戦略的な立地にあるデカード工場で生産される新しいエンジンは、アラバマ州タスカルーサのダイムラーの車両工場で組み立てられている、メルセデス・ベンツ「Cクラス」に搭載されることになります。(2014年時点)

ルノー・日産アライアンスとダイムラーは、2010年4月に戦略的な協力関係を結び、両社の成長戦略の一環として米国に提携プロジェクトの範囲を拡大しています。また、両社はインフィニティとメルセデス間でのプラットフォームの共有や、ゼロ・エミッション車の開発にも取り組んでいます。米国でのエンジンの共同生産は、両社が欧州以外で行う最大規模の共同プロジェクトとなります。


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