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BMWグループと次世代電動化技術開発で協力【ジャガー・ランドローバー】

2019年6月11日

■ジャガー・ランドローバーは、BMWグループと次世代の電気駆動システム
 (EDU:Electric Drive Unit)を共同開発することを発表
■ACES(自動化「Autonomous」、コネクテッド「Connected」、電動化「Electric」、
 シェアリング「Shared」)を見据え、先進電動化技術分野で協力
■研究開発(R&D)、エンジニアリング、調達において共同投資し、
 スケールメリット(規模の経済性)をいかして、お客様の電気自動車(EV)に
 対する需要の高まりに対応

2019年6月5日: 英国最大の自動車メーカーであるジャガー・ランドローバーは、次世代の電気駆動システム(EDU:Electric Drive Unit)を、BMWグループと共同開発することを発表しました。これは、ACES(自動化「Autonomous」、コネクテッド「Connected」、電動化「Electric」、シェアリング「Shared」)という自動車産業を取り巻く変革のなか、その中核となる電動化技術の発展に大きく寄与するものです。

この戦略的な協業は、両社がこれまで培ってきた電動化技術に関する膨大な専門知識やノウハウ、経験が基盤となります。ジャガー・ランドローバーは、「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー2019」に選出されたジャガー初のフルバッテリー電気自動車(BEV)である「I-PACE」やプラグイン・ハイブリッド車両(PHEV)を市場投入しており、BMWグループも2013年から「i3」を発売しておりEDUの開発および製造に関する幅広い経験を有しています。

ジャガー・ランドローバーのエンジニアリング・ディレクターであるニック・ロジャースは次のようにコメントしています。
「100年に1度の自動車業界の大変革を代表するものとして、ACESへの移行があります。この変革のスピードとお客様のEVへの関心の高まりは勢いを増しており、私たちにとって、このエキサイティングな未来に向けて、横断的に技術開発し、発展させていくことが重要かつ不可欠なのです。

私たちは、世界屈指のEVをつくることができるということを証明しました。しかし、それにとどまることなく、次世代のジャガー・ランドローバーの製品開発のためにはさらなる技術革新をしていかねばなりません。両社にとって、この大きな変革を見据えた次世代EDUの開発に求めることは、主要な部分で共通しており、双方にとってメリットのある協業になるでしょう。」

今回の合意により、両社で研究開発、製造計画を共有し、サプライチェーンにおける共同調達を行うことになり、スケールメリットや効率性を活用することができます。

ジャガー・ランドローバーおよびBMWグループの専門家によるチームが、次世代EDUのエンジニアリングを行いますが、引き続き各ブランドが持つプロダクトの特性や魅力は守っていきます。

EDUは両社の工場でそれぞれ製造されます。ジャガー・ランドローバーは、今年1月より全世界向けのEDU製造拠点となった英国ウルバーハンプトンにあるエンジン・マニュファクチャリング・センター(EMC)で製造します。1,600名の従業員を有するEMCでは、クリーンなINGENIUMガソリンおよびディーゼル・エンジン、電動ユニットを製造しており、駆動システムの本拠地となっています。そして、今年バーミンガム近郊のハムズホールに新設したバッテリー・アッセンブリー・センターがEMCを補完し、完成した電動パワートレイン・システムをジャガー・ランドローバーの世界中の工場に供給します。

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2019年6月5日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。

エディターズ・ノート

ジャガー・ランドローバーについて
ジャガー・ランドローバーは英国最大の自動車メーカーで、ジャガーとランドローバーという、2つのアイコニックな英国車ブランドを有しています。ジャガーは世界有数のラグジュアリーなスポーツ・サルーンおよびスポーツカーのブランドで、ランドローバーは、世界を牽引するプレミアムかつ本格的な全輪駆動モデルのブランドです。

ジャガー・ランドローバーには、クラスをリードするモデルを開発、製造し、お客様が望むような素晴らしいエクスペリエンスを提供するという目標を掲げ、世界中のニーズに応えています。2018年は、世界128か国において592,708台を販売しました。

販売ネットワークやサプライヤー、ローカル・ビジネスなどを含め約26万人のスタッフがジャガー・ランドローバーを支えています。また、ジャガー・ランドローバーは英国を主軸とする企業であり、英国に2つの主要なデザインおよびエンジニアリング拠点、3つの車両製造工場、さらにエンジン・マニュファクチャリング・センターを有しています。そのほか中国、ブラジル、インド、オーストリア、スロバキアにも工場を有しています。

2020年以降に投入するジャガー・ランドローバーの新型モデルにはすべて電動モデルを設定し、これまで以上に幅広い選択肢をお客様に提供します。BEV(フルバッテリー電気自動車)、PHEV(プラグイン・ハイブリッド車)、MHEV(マイルド・ハイブリッド車)といった電動モデルを導入し、さらに最新のディーゼル・エンジンおよびガソリン・エンジンも引き続き展開していきます。

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